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引っ越しマニュアル(2)- 日本へ帰国

アメリカで新生活を始めたり、逆にアメリカ生活を終えて日本に帰国したりと、多くの人が区切りを迎える季節がやって来ました。その季節に合わせて今回お贈りするのは、皆さんの新生活を応援する「引っ越し」特集。Part 1では新居を買う、借りるなどアメリカで新スタートを切る人向けの情報を、Part 2では日本に帰国を予定している人に役立つ情報をお届けします。 (情報は2005年3月時点のもの)

※料金を含む掲載情報は2005年3月時点のものです。情報は変更されている場合があります。

引っ越しマニュアル(アメリカでの住居) |ページ1 »

日本に帰国する

任期や留学生活を終えて日本に帰ることになったら、引っ越し作業より、アメリカでの思い出作りに時間を割きたい!ここでは、そんなあなたにぴったりの引っ越し業者をお教えします。


引っ越し会社

日本語で対応してもらえる心強い引っ越し会社の担当者から、単身〜家族単位の引っ越しに役立つサービスを紹介してもらった。

米国日本通運 – 家族の規模で選べ、お得料金も設定

<シアトル支店 篠原範子さん>

一家揃っての帰国に際してオススメしているのが、シアトルまたはポートランドからのDoor-to-Doorサービス「ハートライナー」です。荷造りから大型家具の配置まで、引っ越しのプロセスすべてを当社が請け負い、お客様は手間入らず。また、「季節外の衣服は船便」「帰国後すぐ必要になるものは航空便」など、荷物の種類によって輸送方法もプロの目で振り分けて生活に支障が出ない配慮も。もちろん日本での荷物搬入時には、家具の梱包解きから組み立て、配置までを行います。引っ越し専用の保険「ハートライナー保険」も付くので、もしもの場合も安心です。

一方、単身者や大型家具のない方には「シングル人パック」が最適。こちらは当社がお届けする梱包材料を使ってご自分でパッキングしていただくものですが、こちらも引き取り後は日本のご自宅までDoor-to-Doorサービス。1パック$980(持ち込みの場合$880)で、大中小の箱の組み合わせで15箱分の荷物を運べます。これには保険も含まれています(保証額$3,000)。さらに、2パック目からは$600(持ち込みの場合$500)とお得な料金設定です。豊かな経験と実績で皆さんの引っ越しをバックアップします。(情報は2005年時点のもの)

■問い合わせ:米国日本通運
シアトル営業所 206-892-8103   
ポートランド営業所 503-281-6400
ウェブサイト: https://www.nittsu.com/hikkoshi/

ヤマト運輸 – カスタムメイドの安心サービスを提供

<シアトル営業所 金田明夫さん>

当社社員が米国と日本のご自宅間で荷物をお届けする一貫サービスを提供中ですが、その中で好評なのが「別送品エアー&シーメール」「エコノミーパック」と「ラクラクパック」です。「別送品エアー&シーメール」は、身の回り品の少ない方向けで、お預かりは1箱~。規定は箱の縦+横+高さが160センチ以内、重さ25キロ以内で、船便は1箱$77。航空便は5キロ単位で$80~$170です(キング郡の場合)。日本人スタッフが引き取りに行きますので、応対は日本語で安心。自分で重い物を運ぶ必要がない上、もちろんDoor-to-Doorサービスです。

「エコノミーパック」はお手頃価格が特徴。梱包をご自分でしていただくこのプランは容積単位で、1立方メートル(押入の1/4の大きさ程度)$850~。一方、「ラクラクパック」は梱包から配達まで一括して行うお任せプランです(料金は内容により異なる)。引っ越しの不安をなくし、お客様のご要望にお応えするのが私共の務めなので、例えば「発送を2回に分けたい」というリクエストにお応えしたり、引っ越し先が未定の方のお荷物を一時預りしたりと、それぞれのお客様にカスタマイズした内容で対応しています。(情報は2005年時点のもの)

■問い合わせ:米国ヤマト運輸
シアトル営業所206-292-9696 
ポートランド営業所503-255-1885 
ウェブサイト:www.yamatoamerica.com/cs/

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ペット&愛車と日本へ帰国

ペットや愛車もアメリカ生活を共にした仲間(?)。日本に一緒に帰りたい。そんな人はこちらをチェック!

ペットの場合

昨年11月6日に狂犬病予防として日本の動物検疫制度が改正された。今年6月6日までは生後10カ月以上の犬や猫は旧制度(※)の利用が可能だが、新制度ではマイクロチップの装填と2回目の狂犬病予防注射が追加された。大まかな流れは次の通り。

①獣医などでマイクロチップを装着後、1回目の狂犬病予防注射→②注射後30日以降で1回目のワクチンの有効期間に2回目の接種→③日本の農林水産省が指定した検査機関にペットの血液サンプルを送り、狂犬病の抗体価を検査→④日本到着の40日以上前に到着空港の検疫所に届出書を送り、受理番号を入手→⑤動物検疫所のホームページから輸入検査申請書を入手。獣医に書類記入をしてもらったのち、USDA(アメリカ農務省)に裏書きをしてもらう→⑥日本到着の4~1日前までに受理番号、到着便名、到着予定時刻、輸入検査申請書を到着空港の管轄する動物検疫所に連絡→⑦到着空港で動物検疫に輸入検査申請書と抗体検査結果通知書のオリジナルを提出。(詳細・最新情報に関しては農林水産省の動物検疫のウェブサイトまたは到着空港の動物検疫所に確認を)

また、航空会社の規制については各会社によって異なるので、利用する航空会社に問い合わせよう。
※日本の旧動物検疫制度:日本の空港到着40日前までに到着空港に届出書を提出するほか、健康証明書などの各種書類が必要。詳しくはhttp://www.maff.go.jp/aqs/animal/index.htmlを参照。(*情報は2005年時点のもの)
ペットとの帰国の最新情報はこちら » 

USDAワシントン州事務所  360-753-9430/オレゴン州事務所  503-399-5871

農林水産省の動物検疫(届出書類のダウンロード可) 
ウェブサイトhttp://www.maff.go.jp/

 

車の場合

愛車を日本へ持ち帰りたい人はその前によく検討すべき。先出の米国ヤマト運輸の金田さんによれば、ローン購入した車は支払いが終了していなければ日本へ輸出できない上、車検がらみの制約も多いそう。例えば日本の排ガス規制はアメリカより厳しくなり、またアメリカでは多く見られる赤色のウインカーだが、日本では原則としてオレンジ色でなくてはダメ、などのルールがある。さらに、日本の車検にパスするための改造費用や税金などで数十万~数百万円掛かることも。無駄な時間と準備を省くため、事前に専門業者や引っ越し関連業者に相談した方が良いだろう。

主な専門業者:
Apex Auto Service 206-767-0717
Ballard Collision & Auto Service Center 206-579-3241
Linz Works 206-999-4752
Pireps Auto Shipping 206-763-7160

 

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*情報は2005年3月時点のものです。情報は変更されている場合があります。

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