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2015年5月18日~22日(5月第4週目)

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カリフォルニア州やワシントン州を含む9州において生のマグロが原因とみられるサルモネラ菌に53人が感染したことが22日(木)、明らかになった。最も被害が大きかったのはカリフォルニア州の31人。53人のうち10人が病院に収容されたが、命に別条はない。食中毒患者のほとんどが、症状が出る前にマグロが使われたスシを食べていたことが分かっているが、今のところ感染源やマグロを取扱った業者の特定はされていない。サルモネラ菌に感染すると下痢、けいれん性の腹痛、発熱などの症状が現れる。King5の関連記事はこちら

ワシントン州初となる恐竜の化石発見が明らかに

5/21/2015 ・King5

バーク博物館の古生物学者は20日(水)、サンファン諸島にあるスシア島州立公園で、絶滅した海洋生物の化石収集目的で3年前に収集した石から推定約8000万年前の恐竜の骨を発見していたことを明らかにした。重さ15パウンド、長さ16.7インチの骨は左大腿骨部分で、恐竜は二足歩行、大腿骨は約3フィートと推定される。骨は不完全な状態のため、研究者は恐竜の種類を特定するのは難しいとしているが、平均的なティラノサウルスのサイズよりも小さい。ワシントン州での恐竜の化石発見は初めてで、アメリカで恐竜の化石が発見された37番目の州となった。恐竜が生きていた時代、ワシントン州の大部分は水面下で、これまで州内で発掘された動物の化石は比較的新しいものばかり。バーク博物館では21日(木)より恐竜の化石展示を始める。King5の関連記事はこちら

自動車3380万台対象、タカタ製エアバッグが全米でリコール

5/20/2015 ・King5

アメリカ運輸省道路交通安全局(NHTSA)は19日(火)、日本の自動車部品メーカー、タカタが製造したエアバッグの不具合問題で、同社が製品の欠陥を認め、アメリカ国内でのリコール実施に同意したと発表した。タカタが行うリコールは全米で実施され、対象台数はこれまでの2倍近くに及ぶ3380万台に拡大し、アメリカでの史上最大のリコールとなる。タカタ製エアバッグは、エアバックを膨らませるガス発生装置「インフレーター」の内圧が異常に上昇する不具合があり、作動した場合には装置の金属片が飛散して乗車している人が負傷する恐れがあるとして、NHTSAは昨年より同社にリコール実施を求めていた。しかしタカタは原因不明を理由に欠陥を認めず、自動車メーカーがリコールの対応にあたっていた。タカタ製エアバッグ不具合が原因とみられる死亡事故は、アメリカではこれまで5件発生している。King5の関連記事はこちら

マウントレニア国立公園の入園料、22日より値上げ

5/19/2015 ・Seattle Times

メモリアル・デーがある今週末の金曜、22日からマウントレニア国立公園入園料やキャンプ場使用料金が値上げされる。具体的には、車両による入園は、1台につき15ドルから20ドルへ引き上げられ、来年5月には25ドルまで再び値上げされる。また、年間パスは30ドルから40ドルへ、6人まで収容可能なキャンプ・サイト使用料は一晩15ドル以下から20ドルへ値上げ。資金不足により、公園整備、資源保護、訪問者へのサービスなどへの経費削減問題に直面していたが、今回の値上げでこれらが解消される。マウントレニアの他、オリンピック国立公園、グランド・キャニオン、ヨセミテなど、他の国立公園でも2006年以来となる入園料などの値上げ実施を予定している。各料金の詳細についてはオリジナル記事に記載。Seattle Timesの関連記事はこちら

掘削船係留のシアトル港でシェル油井掘削計画への抗議運動

5/18/2015 ・King5

18日(月)朝、シアトル港のターミナル5付近で、14日(木)に同港に入港したロイヤル・ダッチ・シェルの巨大掘削船に対する抗議運動が行われた。アラスカ沖で計画されている同社の油井掘削は、気候や環境に影響を及ぼすとして、環境保護団体などがこれに反対。約200人が参加したデモ行進はSpokane Street Bridgeを通り、午前8時頃にはターミナル5に到着して入り口を封鎖。警備のため同ターミナルには既に警察官が配備されていたが、抗議活動は平和的に行われている。デモ行進に伴い、付近では交通渋滞も発生。シアトル港の広報担当によると、ターミナルでは最低限の作業のみが行われており、抗議運動の影響は少ないと話している。King5の関連記事はこちら