シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2015年12月14日~18日(12月3週目)

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シアトル市議会は16日(水)、話題となっている高速道路のI-5上を覆っての公園造成案について、市交通委員長で提案を支持するトム・ラスムセン市会議員主導の下、初めてプレゼンテーションと話し合いが行われた。提案では、現在計画中のワシントン州コンベンション・センター拡張エリアに隣接したI-5上に広さ7エーカーの公園を造り、高速道路で分断されたダウンタウンとキャピトル・ヒルのエリアを地続きに接続させるもの。景観の他、騒音などの抑制も期待される。工事費用は1エーカーにつき、2,500万ドルが見積もられている。King5の関連記事はこちら

ライド・ザ・ダック事故調査で442件の安全規則違反が明らかに

12/16/2015 ・King5

ワシントン州公益事業・運輸委員会(UTC)は15日(火)、9月にシアトルで発生した観光ツアーの水陸両用車、ライド・ザ・ダックと貸し切りバスの衝突事故に関しての3カ月に及ぶ調査結果を公表。ライド・ザ・ダックは国が法律で定めた自動車輸安全規則の違反など442件の違反をしていたことが明らかになった。報告書では違反1件につき最大1000ドル、合計442,000ドルの罰金を科すことを助言している。同社が所有する車両数の約半数にあたる10台は国の安全検査に合格しており、1月29日までに安全基準を上回る項目の改善を条件に営業再開を認めることが可能としている。また、残りの車両8台はさらに車軸管を調査が終わるまで運行するべきではないとし、今後はライド・ザ・ダックの営業再開などを含む報告書の内容について検討を行う。水陸両用車が引き起こした事故では、5人が死亡、50人以上が負傷した。King5の関連記事はこちら

シアトル市議会がライドシェア運転手の労組を認める条例可決

12/15/2015 ・King5

シアトル市議会は14日(月)、全米で初めてUberやLyftなどアプリを使ったライドシェアサービスのドライバーによる労働組合形成を認める条例案を投票により満場一致で承認した。マイク・オブライアン議員は、ドライバーは労働条件に関する保護が薄い契約社員なので発言できる権利を与えたかったと話している。これに対しUberや他の同業者は、連邦の労働法では市が独立請負人の団体交渉を法律で規定することを禁じており、また、シアトルの条例は連邦で定められた独占禁止法に違反すると話している。市議会での投票後、マレー・シアトル市長は「労働者が組合を組織する権利を支持するものの、条例の執行による費用や、裁判が発生した場合の費用など懸念材料があり、この条例案に署名しない」と声明を発表。しかし、シアトルでは市長の署名無しでも議案が法律となりうる。シアトルにはUberだけでも約1万人の契約ドライバーがいる。King5の関連記事はこちら

シアトル市、中国国家主席の訪問で約100万ドルの出費

12/14/2015 ・Seattle Times

今年9月に中国の習近平国家主席がシアトル地域を3日間訪問した際、シアトル市が警備などの費用として100万ドル近くを費やしたことが明らかになった。地元紙『シアトルタイムス』が情報公開請求により入手した市の書類によると、習主席と1000人以上の随行団の警備や交通整理に対して、シアトル警察は701,340ドル、市運輸局が197,356ドル、また消防署は28,165ドルを出費。ほとんどは職員の時間外労働による人件費であった。これらの出費に対する連邦政府からの補償はない。マレー市長は、多額の経費を投じての丁重なもてなしはシアトル市と中国のビジネス関係強化のために価値があったと話している。Seattle Timesの関連記事はこちら