シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2016年11月7日~11月11日(11月2週目)

選挙翌日の9日(水)夜、シアトルで大統領選挙でのドナルド・トランプ氏の当選に反対する大規模な抗議運動が行われた。抗議集会は午後4時頃、ダウンタウンのウエストレイク・パークで開始。シアトルのサワント市議会議員も姿を見せ、反トランプ氏の抗議を支持した。ウエストレイク・パークを出発した抗議デモ隊はキャピトル・ヒル、そしてユニバーシティー・ディストリクトへと行進。シアトル警察の推定によると、デモ参加者数は数千人で、多くが反対を表すメッセージが書かれたポスターなどを掲げ、「Not My President(私の大統領ではない)」と声を上げたが、抗議運動は平和的に行われた。同日、シアトル以外でもオレゴン州ポートランド、シカゴ、ニューヨークを含むアメリカ国内の大都市でトランプ氏の当選に対する抗議デモが行われた。KING5の関連記事はこちら

ダウンタウン・シアトルで5人が負傷する銃撃事件発生

11/9/2016 ・KING5

9日(水)、ドナルド・トランプ氏の大統領選当選に対する抗議運動が行われていたダウンタウン・シアトルで午後6時45分頃、5人が銃撃される事件が発生した。現場はPine St. と3rd. Ave. 付近で、警察によると、事件直前に口論があり、容疑者の男性が数人のグループから歩いて少し離れた後、振り返って発砲した。被害者の年齢は20代から50代で、足、胸、首などに銃弾を受け、2人が重傷を負った。5人のうち数人は口論とは関係のない偶然現場に居合わせた人で、また抗議運動とは無関係であると警察はみている。容疑者は徒歩で逃走しており、警察はその行方を追うとともに捜査を行っている。KING5の関連記事はこちら

大統領選でトランプ氏が勝利、WA州ではインスリー知事が再選

11/9/2016 ・KING5

8日(火)に行われたアメリカ大統領選挙では、これまでの世論調査などに基づく予想に反し、共和党のドナルド・トランプ氏がフロリダ、オハイオなどの激戦州を制して選挙人の過半数270人以上を獲得し、民主党のヒラリー・クリントン氏に勝利した。ワシントン州ではクリントン氏が55パーセント以上の得票率で、選挙人12人を得ている。また、同日行われた州知事選では現職のジェイ・インスリー氏(民主党)が再選し2期目を務めることが決まった。州の住民投票にかけられていた、2020年までに州内の最低賃金を13.50ドルまで引き上げるイニシアチブ1433、家族や警察などが周囲や自身に危害を加える可能性が高い者に対し、一時的に銃器の取り扱いを禁ずる裁判所命令を申請できるイニシアチブ1491は承認された。ライトレール拡張計画などの予算に関するサウンド・トランジット3(ST3)は9日朝の時点で賛成票が反対票を上回っている。この案が承認された場合、固定資産税の大幅な引き上げや車のタブ料金などの値上げが行われる。KING5の関連記事はこちら

キング郡、レストランの食品安全格付け表示を間もなく導入

11/8/2016 ・KIRO7

シアトル・キング郡公衆衛生局は間もなく同機関が行うレストランの食品安全検査に基づいた格付け表示を導入する。キング郡内にあるレストランは、入り口近くの窓に検査による格付けを記した表示を貼り出すことが義務付けられる。食品安全検査では、レストランが定められた安全基準に従い営業しているかどうかをチェックする。郡は現在、採用する表示デザインに関し、ウェブサイトで一般住民からの投票を受け付けている。KIRO7の関連記事はこちら

シアトル市で車の規制速度変更の実施が始まる

11/7/2016 ・KING5

シアトル市では7日(月)、車の規制速度変更の実施が開始された。市内住宅地の道路における制限速度は25mphから20mphへ、ダウンタウンなどの市の中心地で30mphだった制限速度は25mphへ、5マイルの引き下げが9月に決定。この規制変更は2030年までに死亡や重傷を伴う交通事故をなくす市のVision Zeroプログラムの一環として行われる。シアトル運輸局によると、毎年ダウンタウンで発生している車の衝突による死亡事故のうち約42パーセントはスピードの出し過ぎによると話している。KING5の関連記事はこちら