シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年1月23日~27日(1月4週目)

トランプ大統領が25日(水)、不法移民取り締まり強化に関する大統領令に署名したことを受け、シアトルのマレー市長は、同市は今後も不法移民に寛容な「聖域都市」の立場を変えないことを明らかにした。シアトル市では裁判所命令などがない限り、警察官を含む市の職員が個人の移民ステイタスを尋ねたり、報告したりするとこを禁じている。今回署名された大統領令には聖域都市へ連邦資金の交付を拒否することを含んでおり、シアトル市は2015年度に拠出された連邦資金約8500万ドルに相当する金額の財政援助が受けられなくなる可能性がある。この日、マレー市長は市庁舎前で支援者に囲まれる中、アメリカにおける移民の歴史において、第二次世界対戦での日系アメリカ人強制収容以来の最悪の日となったが、連邦政府からの圧力に屈しないという内容のコメントを出した。また市長は、連邦資金の交付拒否に対する準備はできていると述べた。Seattle Timesの関連記事はこちら

マルチネス元選手の背番号11がマリナーズの永久欠番に

1/25/2017 ・KING5

メジャーリーグのシアトル・マリナーズは24日(火)、同球団の元選手で現在打撃コーチを務めるエドガー・マルチネス氏の背番号11を永久欠番にすると発表した。マルチネス氏は現役選手であった18シーズンを通してマリナーズのみに在籍。指名打者としてリーグで最も活躍した選手の1人で、アメリカ野球殿堂入りも期待されている。永久欠番の式典は今年8月12日(土)にセーフコ・フィールドで開催予定。ケン・グリフィーJr.氏の背番号24に続き、マルチネス氏の背番号11は球団で2番目の永久欠番となり、メジャーリーグ全球団で永久欠番となっているジャッキー・ロビンソン氏の背番号42と並んでセーフコ・フィールドにて展示される。KING5の関連記事はこちら

タワークレーンの稼働台数、シアトルが米国内最多

1/24/2017 ・KIRO7

不動産コンサルタント会社のライダー・レベット・バックノール(RLB)は、2016年末時点において、シアトル市内のビル建設現場で稼働しているタワークレーンの台数がアメリカ国内で最多であると報告している。報告によると、シアトルのタワークレーンは昨年夏の58基から年末には62基に増加し、その数はニューヨーク・シティの約3倍。RLBはシアトルでのビル建設ブームは今のところ続くとみられ、クレーン稼働台数はまだピークに達していないとしている。開発が進んでいる地域は主にダウンタウンとサウス・レイクユニオンだが、キャピトル・ヒルやユニバーシティー・ディストリクトなどでも多くのクレーンが稼働しており、市内で最も多いプロジェクトはアパートメント・ビル建設となっている。アメリカ国内では、ニューヨーク、フェニックス、ロサンゼルスでのクレーン台数が減少しており、シアトル、シカゴ、トロントで北米での稼働台数の50パーセントを占めている。KIRO7の関連記事はこちら

シアトルでの反トランプ抗議デモ、10万人以上が参加

1/23/2017 ・Seattle Times

トランプ大統領の女性蔑視発言に抗議し、女性の権利を訴える「ウィメンズ・マーチ」が21日(土)にシアトルで行われ、10万人を超える参加者が距離約3.8マイルの道路を埋め尽くした。主催者は事前に見込んでいた5万人を大幅に上回る17万5千人が参加したと推定しており、シアトルで過去に行われたデモ行進で最大規模となった。ジャドキンズ公園からシアトル・センターまでの行進では、参加者は女性の権利の他、マイノリティやLGBTQの権利などを訴えた。ウィメンズ・マーチはアメリカ国内外で多数実施されており、ワシントン州では、オリンピア、スポケン、ヤキマなどでも行われている。Seattle Timesの関連記事はこちら