シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年6月12日~6月16日(6月3週目)

シアトルに本社があるオンライン通信販売大手のアマゾン・ドット・コムは16日(金)、同社のオーガニック食品チェーン店ホールフーズマーケットの買収が合意に至ったと発表した。今回の買収は総額137億ドルで、アマゾン・ドット・コムにとって過去最大規模。ホールフーズの株主などの承認を経て、2017年下半期中に買収手続きが完了するとみられ、引き続きホールフーズ・ブランドを使用して店舗経営が行われる。同社はアメリカ、カナダ、イギリスで約460店舗を展開するホールフーズを買収し、現在オンラインで行っている生鮮食料品販売事業の強化を図る。Seattle Timesの関連記事はこちら

マレー市長に対する性的虐待訴訟、原告が取り下げ

6/15/2017 ・KING5

シアトルのマレー市長を相手取り、1980年代に性的虐待を受けたと訴えを起こしていたケント市の男性が、14日(水)に民事訴訟を取り下げた。原告であるデルボン・ヘッカード氏の弁護士によると、原告は裁判よりもまず、ドラッグ中毒のリハビリを終わらせたい意向。また、マレー市長の12月の任期満了後に、再提訴すれば裁判で有利に争える可能性が高いと考えている。一方、マレー市長は同日行われた記者会見で、提訴の内容は事実ではないと主張。また、訴訟の取り下げにより自身の身の潔白が証明されたと信じていると話した。提訴が行われたのは4月6日。ヘッカード氏の提訴の後には、3人の男性が未成年の時に性的虐待被害を受けたと話していることも報道された。今秋実施されるシアトル市長選への立候補を表明していたマレー市長は、5月9日にこの影響による出馬断念を発表している。KING5の関連記事はこちら

2018年シーズン後、セーフコ・フィールドが名称変更

6/14/2017 ・KING5

メジャー・リーグのシアトル・マリナーズは13日(火)、本拠地であるセーフコ・フィールドの命名権を持つ保険会社セーフコ・インシュアランスが2018年シーズン以降、球団との契約を延長しない決定を下したと発表した。同球場に企業名を付ける権利は、1998年に20年契約で両者が合意し、1999年7月のオープン以来、「Safeco Field 」のサインが球場に掲げられていた。球団は既に、命名権譲渡先となる可能性がある複数企業と話し始めている。KING5の関連記事はこちら

スペースニードルが数年かけて大規模な改装工事実施

6/13/2017 ・KING5

グランドオープンから55年となるシアトルの人気観光スポット、スペースニードルで大規模な改装が行われることが12日(月)に明らかになった。 来場者が地上500フィートの景色をさらに楽しめるよう、開放的な展望台へリニューアルする工事は今年9月より数年間にわたり実施される予定で、費用は約1億ドルと見積もられている。スペースニードルの発表によると、展望デッキの屋外は、現在安全のために設置されているワイヤーの柵を取り払い、床から天井までのガラス張りに変更。ガラスの壁は外側に傾斜したデザインで、ガラス製のベンチも設置される。展望台内も床から天井までガラス張りとなり、また障害者などがよりアクセスしやすくなるよう配慮されたデザインを採用。展望台下にあるスカイシティ・レストランでは、回転フロアがガラスに置き換えられ、床下の景色が見渡せるようになる。その他、エレベーターの変更やペンキの塗り替えなども行われる。工事期間中、部分的に施設の営業を継続し、レストランは9月から来年5月下旬まで閉鎖する予定。スペースニードルでの改装工事は今回が3回目となる。KING5の関連記事はこちら

シアトルで反イスラム法デモ、反対派と衝突

6/12/2017 ・KING5

10日(土)にダウンタウン・シアトルで実施されたイスラム法(シャリア)に対する抗議デモ「March Against Sharia」と、それに反対しイスラム教徒を擁護する「Seattle Stands with our Muslim Neighbors」の2つのデモが衝突し、参加者の男性2人と女性1人が警察に拘束された。シアトルでのMarch Against Shariaを主催した非営利団体のSeattle ACT for Americaは、イスラム教に反対しているのではないと話している一方、Seattle Stands with our Muslim Neighborsは、ACT for Americaはイスラム教を憎悪する団体として知られていると訴えている。反イスラム法のデモは同日、ニューヨークやシカゴなどアメリカ各地で行われ、そのうちいつかは反対派との衝突が起こり、逮捕者が出ている。KING5の関連記事はこちら