シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年8月7日~8月11日(8月2週目)

ワシントン大学のアルコール・薬物乱用研究所が10日(木)に発表した報告によると、2016年におけるキング郡での薬物乱用による死亡件数は332に上り、過去最多となった。死亡件数の3分の2以上である219件は、オピオイド系の鎮痛剤が関係する薬物の過剰摂取によるもので、同処方薬が関わる死亡は増加している。また郡内でのヘロインによる死亡は前年比で若干減少しているものの、同薬物の使用は依然高いレベルに留まっている。前年の2015年における薬物乱用での死亡件数は320だった。キング郡では過剰摂取による死亡事故を減少させるため、アメリカで初となる薬物注射施設導入へ動いているが、最近ではベルビュー市、アーバーン市、フェデラル・ウェイ市で同様の施設を禁止する法案が可決されている。Seattle Timesの関連記事はこちら

ユナイテッド航空がペイン・フィールド空港で定期便就航を発表

8/10/2017 ・KING5

アメリカの航空会社であるユナイテッド航空は10日(木)、エベレットにあるペイン・フィールド空港発着の定期便、2018年秋に就航すると発表した。デンバー、そしてサンフランシスコの2路線を予定しており、1日6便の運航を行う。今年5月にはアラスカ航空が同じく2018年秋に旅客便1日9便の運航を開始すると発表しているが、路線についての詳細は発表していない。KING5の関連記事はこちら

21日の日食、シアトルでは92パーセントの部分日食に

8/9/2017 ・KIRO7

今月21日(月)にアメリカ大陸を横断する皆既日食が話題となっているが、シアトル付近では太陽の92パーセント近くが隠れる部分日食が観測できると地元メディアのKIRO7が伝えている。食の最大は午前10時20分頃で、日食が起こっている間は薄暗く、気温も低下。また昼間にもかかわらず、夕方であるように鳥が行動すると同局の気象予報士は話している。また山火事の煙が流れ込んで空が霞んでいる状態でも、曇り空でなければ日食の観測は可能。望遠鏡などを使い直接太陽を見ない場合であっても、観測の際には目を保護するために、アメリカ天文学会が推奨するメーカーの日食メガネを使用することを勧めている。KIRO7の関連記事はこちら

WA州でのE-DUI法、施行後1週間で27人に違反切符

8/8/2017 ・KING5

先月よりワシントン州では運転中にスマホやタブレットなどの携帯端末を手に持つことを禁じる法律(E-DUI法)が実施されているが、州警察は施行後1週間の7月23日(日)から29日(土)の間に27人に違反切符を発行したと報告している。この期間、警官はE-DUIに関して運転者337人に接触しており、書面での警告4件、口頭での警告306件が行なわれている。また州警察によると、運転者に同法律を浸透させるため、来年1月まで6カ月間の猶予期間を設けているが、違反者が危険な運転をしていたり、すでに警告を受けていた場合は違反切符が渡される可能性がある。違反した際に科せられる罰金は、初めての場合136ドル、5年以内の2回目の違反では234ドル。KING5の関連記事はこちら

ピュージェット湾地域の大気質が改善、Burn Ban解除

8/7/2017 ・KIRO7

ピュージェット湾地域の大気の状態を監視するPuget Sound Clean Air Agencyは5日(土)正午、ワシントン州西部に発令していたBurn Ban(キャンプファイヤーやたき火などの禁止)を解除した。先週、カナダのブリティッシュ・コロンビア州で発生している山火事の煙の影響で、同地域の大気質が悪化。3日(木)午後にはシアトルの大気質が中国の北京よりも悪いレベルとなっていた。7日(月)午前の時点では、ピアス郡、キットサップ郡、キング郡、スノホミッシュ郡の大気質レベルはModarate(並)とされており、この状態は10日(木)頃まで続くとみられている。KIRO7の関連記事はこちら