シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2017年9月11日~9月15日(9月3週目)

アメリカ海洋大気庁の気象予報センター(CPC)が発表した太平洋でのエルニーニョ/ラニーニャ現象に関する最新データによると、この冬にラニーニャ現象が発生する可能性が高まっている。CPCは2017年から2018年にかけての北半球の秋冬にラニーニャが起こる確率は、現時点で55〜60パーセントであると話している。同現象の影響を受ける冬は気温が平均以下、また降水量が平均以上になる傾向が強くなる。パシフィック・ノースウエスト地域では、昨冬にラニーニャの影響を受けており、10月から6月まで雪や雨が多く、記録的な降水量となった。KING5の関連記事はこちら

スポケン地域の高校で発砲事件、1人が死亡、3人が負傷

9/14/2017 ・KING5

13日(水)午前10時15分頃、ワシントン州スポケン郡ロックフォード市にあるフリーマン高校で銃撃事件があり、1人が死亡、3人が負傷した。容疑者は同校に在籍する男子生徒で、複数の銃器を所持して登校。校舎に入り発砲しようとしたところ弾が詰まって使えず、別の銃を取り出した。その時男子生徒1人が容疑者に近づいて接触したところ、生徒は頭を撃たれて死亡。容疑者は廊下でも発砲し女子生徒3人が銃弾を受けた。その後学校の職員が容疑者を取り押さえたと伝えられている。負傷者が搬送された病院によると、14日(木)朝の時点で、3人の容態は安定している。また同校生徒の保護者は、死亡した生徒と容疑者は親しい間柄だったと話している。容疑者の友人だという生徒によると、夏休み明けすぐに容疑者は、ばかげたことを計画していて、自分が殺されるか、刑務所に入ることになるかもしれないと書いたメモを学校に持って来ており、別の生徒がそのメモを学校のカウンセラーに渡したと話している。さらに容疑者については、いじめに遭っていた様子はなく、感じが良くて面白いが、変わった生徒だったと話している。KING5の関連記事はこちら

マレー市長、新たな性的虐待被害の報道後に辞任を発表

9/13/2017 ・KING5

12日(火)、シアトルのエド・マレー市長は翌日13日(水)午後5時をもって市長職を辞任することを発表した。今年4月以降、1970年代から1980年代にマレー市長から性的虐待を受けたと被害を主張する男性が複数人現れており、12日午前には市長の従姉妹の子どもであるジョセフ・ダイアー氏が5人目の被害者として申し出たことが報道された。ダイアー氏に関する報道が出た約2時間後に市長は辞任を表明している。マレー市長は声明文で全ての性的虐待の疑いを否定した上で、自身の私的な問題が市の行政執行に影響を与えないことが重要であると辞任の理由を述べている。マレー市長は同日午前に予定されていたキーアリーナのリノベーションについての記者会見をキャンセルした。マレー市長の辞任後はシアトル市議会議長であるブルース・ハレル議員が暫定的に最低5日間、市長代理となり、その間に次の選挙で選ばれた市長が就任するまで任期を務めるかどうか決定する。もしハレル議員が辞退した場合は、今期をもって議員職を引退するティム・バージェス市議会議員が市長後任候補に上がる可能性が高いとみられている。KING5の関連記事はこちら

マレー市長が親戚に性的虐待?従兄弟が被害を訴える

9/12/2017 ・Seattle Times

シアトルのマレー市長の親戚であるジョセフ・ダイアー氏が、1970年代にニューヨークで市長から性的虐待を受けたと話していると、地元メディアが12日(火)に伝えた。報道によると、ダイアー氏は13歳の時、自身の母親の家でマレー市長と部屋を共有しており、その間の約1年間にわたり性的関係を強要されたとしている。同氏は被害の詳細が記載された陳述書を、別の性的虐待被害で市長に対する訴訟を起こし、その後訴えを取り下げたデルボン・ヘッカード氏の弁護士に提出している。12日朝、マレー市長は従姉妹でダイアー氏の母であるメアリーエレン・ソッティーレさんと、ソッティーレさんの子どもと一緒にニューヨーク州メッドフォードの家で生活していたことは認めたが、ダイアー氏への性的虐待は否定した。また、市長の家族と従姉妹の家族は長年にわたって諍いなどがあり、良くない関係が続いていると話している。今年4月以降、マレー市長からの性的虐待被害を主張しているのはダイアー氏で5人目。Seattle Timesの関連記事はこちら

WA州の消防士や警官などが救援活動でハリケーン「イルマ」被災地へ

9/11/2017 ・KING5

10日(日)にフロリダ半島に上陸し、各地で強風、大雨や高潮による被害をもたらした大型ハリケーン「イルマ」の被害者救援活動のため、ワシントン州の消防士、警官や電気工事作業員などが先週末に現地に向かった。ピアス郡のレイクウッド警察、西ピアス郡消防救急隊、矯正局職員などで構成されるPierce County Incident Management24名は10日にフロリダ州へ出発。また同日朝、別のグループであるスノホミッシュ郡公共事業管轄区の職員19名がアトランタ周辺での電力復旧作業要員としてジョージア州へ向かった。またハリケーン上陸前の8日(金)には、災害支援などを行うWashington Task Force Oneの80名がイルマの被害者救援のためシータック空港を発っている。上陸時には5段階のうちのカテゴリー4の強さであったイルマは勢力を弱め、11日朝に熱帯暴風雨に変わっている。KING5の関連記事はこちら