2018年1月8日～1月12日（ 1月2週目）

大手小売チェーンのウォルマートは11日（木）、同社が経営する会員制スーパーマーケットSam’s Club のアメリカ国内63店舗を閉店することを発表し、ワシントン州ではキング郡の3店舗が閉鎖されることがわかった。ノース・シアトル、レントン、アーバーンの店舗閉鎖により、495人の従業員が影響を受ける。従業員へこの決定を伝えるため同日、これら3店舗は臨時休業となったが、12日（金）には営業を再開。同社からのワシントン州職業安定局への通知によると従業員の解雇は3月16日付で行われる予定。閉鎖が決まっている国内63店舗のうち約10店舗はオンライン・ストアのための配送センターに変更される。閉店の発表があった11日に、ウォルマートはアメリカ国内の従業員の最低賃金を時給10ドルから11ドルに引き上げ、最大1000ドルのボーナスを支給すると発表している。Seattle Timesの関連記事はこちら

ワシントン州運輸局（WSDOT）は10日（水）、Alaskan Way高架橋代替トンネル工事予定の最新版をウェブサイトで公開し、開通が今年秋になる可能性があると述べている。トンネルの掘削は昨年4月に完了しており、工事の進行状況から、これまでは2019年春の開通を見込んでいた。2015年末までの開通を目指して工事が開始されたが、掘削機の故障などのため作業が大幅に遅れていた。トンネル開通後は、高架橋の解体作業が計画されている。Seattle Timesの関連記事はこちら

NFLチームのシアトル・シーホークスで攻撃コーディネーター（OC）を7シーズン務めたダレル・ベベル氏が解雇されたことが9日（火）に明らかになった。ベベル氏は2006年から20010年までミネソタ・バイキングでOCを務めた後、2011年にシーホークスのピート・キャロル監督により雇われた。在任中、チームは2012年から2016年までプレーオフに連続進出。2013年にはチームがスーパーボウルで初優勝をおさめ、同氏のシーホークスでのキャリアで絶頂期となった。しかし、翌2014年のスーパーボウルでは試合終了間際、シーホークスの逆転勝利を決めるタッチダウンまで1ヤードのところ、ラッセル・ウィルソン選手（QB）はランニングバックのマーショーン・リンチ選手にボールを渡さずパスを試みたところ、ニューイングランド・ペトリオッツのマルコム・バトラー選手にインターセプトされて2年連続優勝を逃した。この攻撃の判断について、ベベル氏はキャロル監督とともにファンから非難されている。Seattle Timesの関連記事はこちら

自転車シェアリングサービスのLimeBikeは8日（月）、ラスベガスで開催されている大規模な家電見本市「CES 2018」にて、シアトルやマイアミなどアメリカの複数都市で、電動アシスト自転車を導入した新プログラム「Lime-E」を1月下旬に開始する計画を発表した。料金は利用開始時のロック解除に1ドル、そして利用時間10分ごとに1ドルが加算される予定。指定場所に返却する必要がない「ドックレス」の自転車シェアリングを提供するLimeBikeは、昨年7月にシアトルでサービスを開始。現在使用されている通常の自転車の利用料金は、30分ごとに1ドルに設定されている。KING5の関連記事はこちら

不動産関連の情報サイトのRedfinは2017年における住宅購入に関して、全米で最も競争の激しい地区のトップ25を発表したが、そのうちシアトル周辺の19地区が名を連ねている。イーストサイドでは8地区は、またシアトル市内では11地区がランクイン。順位は住宅価格の前年からの増加率、販売開始から売却までの期間、実際の売却価格が売出し価格を上回った件数の割合などの統計を参考に決定している。ランキングの1位はレドモンド市のGrass Lawn、2位はシアトル市北部のPinehurst。最近Pinehurstでオープンハウスを行った不動産業者は地元メディアKING5のインタビューで、”この地区が国内で2番目に不動産売買の競争が激しいとは知らなかった。数マイル南にはライトレールのノースゲート駅が建設中で、同地区の不動産需要はさらに上昇するだろう”とコメントした。KING5の関連記事はこちら