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第149回 The Forbidden Kingdom
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン、ジェット・リー、マイケル・アンガラノほか
公開日:4月18日(金)
レート:PG-13
公式サイト:www.forbiddenkingdommovie.com
 
Jumper

アジアの2大アクション・スター、ジャッキー・チェンとジェット・リーの初共演ということで、公開前から大きな話題となっていた本作。西遊記をベースに、中国の時代小説の要素が散りばめられたストーリーは、日本人にもなじみ深いものとなっています。
ボストンに住む高校生ジェイソン(マイケル・アンガラノ)は、武術マニア。そんな彼はある日、チャイナ・タウンの質屋で見つけた不思議なこん棒の力で古代中国に送り込まれ、そのこん棒を悪の将軍にとらわれている孫悟空の元へ届ける役目を与えられます。ジェイソンは酔いどれカンフー・マスターのルー(ジャッキー・チェン)や、沈黙の僧サン(ジェット・リー)、双剣使いのスパロウ(リュー・イー・フェイ)と共に旅に出るのですが……。
監督は、ディズニー映画「ライオン・キング」、「スチュアート・リトル」などでメガホンを取ったロブ・ミンコフ。主役には弱冠20歳のマイケル・アンガラノ、その脇を、説明要らずのジャッキー・チェン、ジェット・リーが固め、さらには2006年に日本で「イーフェイ」名でCDデビューも果たしたリュー・イー・フェイが出演しています。
言うまでもなく、本作での見所は激しいアクション・シーンの数々。編集の段階で速度を落とさなくてはいけないほどだったという、ジャッキー・チェンとジェット・リーの対決シーンは圧巻のひと言です。バラエティー豊かな拳法も見所のひとつで、ジャッキー・チェンの酔拳が見られたのは、うれしい収穫でした。
構成は、往年の名作「ネバーエンディング・ストーリー」、もしくは東洋版「ロード・オブ・ザ・リング」と言っていいでしょう。特にこれといったひねりもなく、よく言えばスマート、悪く言えば単純なストーリーですが、エンターテインメント作品としては及第点以上のでき映え。シリアスなパートとコミカルなパートが、うまく描き分けられているので、安心して見ることができました。
東洋の古典と西洋のファンタジーが融合した本作は、今年最大のエンターテインメント映画! 年齢層を選ばないストーリーに極上のアクション、美麗な特殊効果と美術の相乗効果で、2時間の本編はあっという間に過ぎていくこと間違いなし。自信を持ってオススメできる1本です。

ミトウ
札幌生まれ、札幌育ち。アメリカ生活3年目。9月からオレゴン大学でコミュニケーションを専攻中。好きな映画は「Down By Law」「Garden State」「リアリズムの宿」「好きだー」「サマータイムマシーン・ブルース」など。
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