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個性的なカフェ巡りコース

個性的なカフェ巡りコース
ご存じシアトルは「スターバックス」や「シアトルズ・ベスト・コーヒー」の発祥地。まさにコーヒー天国で、街を歩けばカフェに当たる状態だけど、世界規模で展開している有名チェーン店だけでなく、地元に密着したカフェもわんさか。そこで、今回のコースは、独自の雰囲気を漂わせたインディペンダント系ローカルのカフェ巡り! 
バリスタと楽しそうに話をしている常連客や、エスプレッソ片手に本を読んだり、手紙を書いたりしている人……。それぞれのカフェに、それぞれのエスプレッソと常連客がつくり出す雰囲気があって、マン・ウォチングも楽しいカフェ。この機会に、自分だけのお気に入りのカフェを見つけてみよう!

【道順】ダウンタウンのカフェ・ラドロ  キャピトル・ヒルのバウハウス・ブックス&コーヒー  カフェ・ヴィタ  エスプレッソ・ヴィヴァーチェ・ロステリア  B&O エスプレッソ  8番のバスでクイーン・アンへ  クイーン・アンのアップタウン・エスプレッソ

 

『Seattle Weekly』でベスト・ラテに輝いた
カフェ・ラドロ
スペイン語で“コーヒー泥棒”を意味する店名通り、1994年のオープン以来ほかのカフェの常連を奪い続けている「カフェ・ラドロ」。エスプレッソのレベルはもちろん、フレンドリーで個性的なバリスタ達に惹かれて通う客も多く、地元紙『Seattle Weekly』では、シアトルのベスト・コーヒー・ラテに輝いた。
ダウンタウン、クイーン・アン、キャピトル・ヒルなど、シアトルに7店舗あるが、アーティスティックな内装が各店舗異なるので、比べてみるのも面白い。

Cafe Ladro
ダウンタウン店
801 Pine St., Seattle, WA
Tel:206-405-1950
営業時間:5:30a.m.~11:00p.m.
休み:なし

さまざまな過ごし方ができる和みカフェ
バウハウス・ブックス&コーヒー
1993年オープン。吹き抜けの壁一面が巨大な本棚になっていて、それらを自由に取り出して読みながらコーヒーが飲める。ダウンタウンからキャピトル・ヒルに向かうパイン・ストリートの坂にあり、2階席の窓から見えるスペース・ニードルの眺めもいい感じだ。
コーヒーの味はマイルドで、ドリップ・コーヒーは50¢でおかわりOK。持参したカップに50¢でコーヒーを入れてくれるサービスもある。晴れた日は店頭のテーブル席で読書やチェスを楽しむ人々もいて、なに気に常連客になりたい!と思わせるカフェだ。

Bauhaus Books & Coffee
301 E Pine St., Seattle, WA
Tel:206-625-1600
営業時間:6:00a.m.~1:00a.m.(土・日曜8:00a.m.~)
休み:なし

こだわり焙煎が人気の秘密
カフェ・ヴィタ
かつては「Cafe Paradiso」という店名で、スープやサンドイッチなども売っている冴えないお店だったが、コーヒー豆を売る店として「Caffe Vita Coffee Roasting Co.」になって以来、人気が急上昇。むらなくローストするために手作業にこだわって焙煎するコーヒーは、深みがある濃い目の味で、通好みと評判。もともと卸し業務がメインなので(シアトル近郊の約500店舗にコーヒー豆を卸している)、カフェはシアトルに2軒。キャピトル・ヒルにある2階建てのカフェでは、窓越しにコーヒー豆のロースターを見ることもできる。

Caffe Vita
キャピトル・ヒル店
1005 E Pike St., Seattle, WA
Tel:206-709-4440
営業時間:6:00a.m.~11:00p.m.(土・日曜7:00a.m.~11:00p.m.)
休み:なし
caffevita.com


伝説のエスプレッソをぜひ
エスプレッソ・ヴィヴァーチェ・ロステリア

バリスタのカリスマ的な存在であるデイビッド・ショマー氏のカフェがココ。科学的な論理でエスプレッソを調合し、コーヒーの香り、味、そして見た目の美しさにもこだわり、ローカルからは“伝説のエスプレッソ”と呼ばれている。そのショマー氏の指導のもと、この店のバリスタになるには最低でも1年はバー・アシスタントとして修業を積まなければならないため、味わえるエスプレッソはハイレベル。花の飾り絵“ロゼッタ”をラテの泡で素早く描く職人芸も必見だ。
ちなみに、ブロードウェイにはヴィヴァーチェの屋台版カフェ「エスプレッソ・ビバーチェ・サイドウォークバー」もあり、通りにせり出したテーブルでエスプレッソをすするのは一種のステイタスにもなっている。

Espresso Vivace Roasteria
901 E. Denny Way, Seattle, WA
Tel:206-860-5869
営業時間:6:30a.m.~11:00p.m.
休み:なし
espressovivace.com

デザートやブランチ・スポットとしても大人気
ビー&オー・エスプレッソ
キャピトル・ヒルで最も古いエスプレッソ・コーヒー・ハウスで、キャピトル・ヒルの住民御用達。定番のラテやモカ以外にもミルキー・ウェイやカラメロなどスイートなコーヒー・ドリンクがあり、“シアトルのベスト・デザート店”としても有名。店内のショーケースには、クリーム・ブリュレ、ティラミス、チーズケーキ、チョコレート・フォンデュ、キャロット・ケーキなど、常時25種類以上のおいしそうなデザートがズラリと並び、どれにしようか悩んでしまうほど。サンドイッチやラザニアなどの軽食メニューもあるので、ランチやブランチにもオススメだ。

B&O Espresso
204 Belmont Ave. E., Seattle, WA
Tel:206-322-5028
営業時間:7:00a.m.~12:00a.m.(土曜~1:00a.m.、日曜9:00a.m.~)

“ホーム・オブ・ザ・ベルベッド”を味わって
アップタウン・エスプレッソ&ベーカリー
1985年、クイーン・アンに第1号店がオープンして以来、現在シアトル市内に4店舗。カップに「ホーム・オブ・ザ・ベルベッド」と書かれているとおり、ベルベットのようななめらかなミルクの泡が特徴。地元紙『Seattle Weekly』や雑誌『Pacific Magazine』では、見事シアトルのベスト・カフェ・ラテにも輝いた。
本店の店内にはエスプレッソ・バーが2つあるが、ベーカリーの豊富さもあってカウンターには毎朝長い列が。前日に売れ残ったベーカリーが翌朝どれでも1個99¢になったり、バリスタが常連客のオーダーを暗記していることなども、長い間ロコに支持されている理由。

Uptown Espresso & Bakery
クイーン・アン店
525 Queen Anne Ave. N., Seattle, WA
Tel:206-285-3757
営業時間:5:00a.m.~10:00p.m.(金曜~11:00p.m.、土曜6:00a.m.~11:00p.m.、日曜6:00a.m.~)
休み:なし
uptownespresso.net