クリスマス・ムード満点！ロマンチックコース

この時期、シアトル・センターは恒例のホリデー・シーズン・イベント『Winterfest』の真っ最中。ジャズ・フェスティバル（12月19日）やアフリカン・アメリカンのホリデー・サラブレーション“クワンザ”（12月26日）など、さまざまなイベントが行われるだけでなく、木々や観覧車、メリーゴーランドなどもマジカルにライトアップ！　スペース・ニードルにもクリスマス・ツリーを模した三角形の電飾が付けられ、クリスマス・ムードを盛り上げてくれる。『Fisher Pavilion』内にはアイススケート場がオープンするので、童心に返ってアイススケートに挑戦してみよう！

■Seattle Center
305 Harrison St., Seattle, WA　
Tel：206-684-7200
営業時間：9:00 a.m.～7:00 p.m.（ライド）など施設によって異なる。アイススケート場は11:00 a.m.～8:00 p.m.（金・土曜～10:00 p.m.）
休み：12月25日（アイススケート場）
入場料：無料（ライドなどは有料）
アイススケート料金は大人＄7、子供＄5（スケート・レンタル料含む）

※12月4日・11日・18日はワシントン・ミューチュアルのウェブサイトからクーポンをプリント・アウトすると50％OFFに

11月28日（金）のクリスマス・ツリーの点灯式イベント以降、ダウンタウンはさまざまなライトで彩られ、クリスマス・ショッピングに訪れる人を楽しませてくれる。街路樹やコンベンション・センターにかかるアーケード（Pike St.× 7th Ave.）のほか、見逃せないのが『ウエストレイク・センター』の正面に出現した巨大なクリスマス・ツリーと『ボン・メーシーズ』との角（4th Ave.×Pine St.）に設置された星形のイルミネーション。寒空の中、二人で手を繋いで（または肩を組んで）歩けば、ロマンチックな気分も盛り上がる。

■Seattle, Downtown
Westlake Center（400 Pine St., Seattle, WA）周辺
営業時間＆休み：お店によって異なる

1998年にコンフォート・フード（安らぐ料理）・レストランとしてオープン。ヨーロピアン調のシャンデリアやロコ・アーティストによるガラスのオブジェをふんだんに使い、一見ゴージャスな雰囲気だが、ドレスコードは「Wear Some」と言う遊び心を持ち合わせ、ムーディーなのに肩肘張らずに食事が楽しめる貴重なお店。
メニューはシーフード、パスタ、ステーキが中心だが、どれもひと工夫凝らしてあるので“粋なアメリカン”といった感じ。中でも白身魚をレモン・バター・ソースとバルサミコ・ソースで食べる「ポテト・ラップド・ハリバット（＄22）」、ヘイゼルナッツ・バターを使った「グリルド・フレッシュ・サーモン（＄23）」がオススメだ。
バーのみの利用も歓迎してくれるので、ロマンチック・コースの最後を締めくくるカクテル・スポットとして立ち寄るのもいいかも。

■Icon Grill
1933 5th Ave., Seattle, WA
Tel：206-441-6330
営業時間：ランチ / 11:30 a.m.～2:00 p.m.（月～金曜）
ディナー / 5:30 p.m.～10:00 p.m. （月～9:30 p.m.、金・土曜～11:00 p.m.、日曜5:00 p.m.～9:00.p.m.）※バーは12:00 a.m.（金・土曜～1:00 a.m.）まで営業
休み：なし
icongrillseattle.com

特別にライトアップされたクリスマス・シップにコーラス隊やサンタクロースが乗船。クルーズとイベントが同時に楽しめちゃうのがコレ！　コーラスやコンサートはマイクを使って船外にも響くので、クリスマス・シップの周りにはデコレーションを施した個人所有のボートが集合。アヒルの子のようにクリスマス・シップに付いてきて、拍手代わりにホーンを鳴らしたり、ライトをフラッシュさせたりする様子もキュート！　最終日12月23日（火）のグランド・フィナーレでは、ボートのデコレーション・コンテストも行われる（8:45 p.m.頃ガスワークス・パークからなどで見学可）。ちなみにこれは『シアトル・タイムス』との共同イベント。収益はすべて恵まれない人達に寄付されるので、忘れられないクルーズになるだけでなく、社会貢献もできるクルーズになっている。

■Christmas Ship Festival of Argosy Cruises
出航場所とコース：Pier 55、Kirkland、Carillon Pointなど、クルーズによって異なるのでウェブサイトで確認を
問い合わせ：Argosy Cruises　Tel:206-623-1445
料金：大人＄19～＄29、子供＄14～＄29（別途ボックス・ミールの注文が可能$9～）
argosycruises.com

【今後の主なクルーズ】
■12月12日（金）
オリンピック・ハイスクール・ジャズ・アンサンブル
ピア55　6:30 p.m.出航～10:00 p.m.戻り　
■12月20日（土）　
コロンビア・ボーカル・アンサンブル
カークランド　8:00 p.m.出航～10:30 p.m.戻り
■12月23日（火）　
グランド・フィナーレ。ボートのデコレーション・コンテスト、『シアトル・ガールズ・コーラス』による合唱
カークランド　7:00 p.m.出航～10:15 p.m.戻り

この時期はショップやモールだけでなく、個人宅だって負けじとライトアップ！　そこで、クルーズの帰りにイルミネーションで話題の住宅街を通ってみてはいかが？　毎年、交通整理の警官が出るほどの見物人で賑わうラベンナの住宅街（通称キャンディー・ケーン・レーン）や、そのゴージャスさにツアーバスも立ち寄るというウォーリングフォードのEhrig邸など、そのイルミネーションはとても個人で行っているとは思えないほどゴージャスでロマンチック！　中には家人がサンタクロースに扮してキャンディーを配ったりするお宅もあるので、アメリカ人のクリスマスにかける情熱＆意気込みを感じるはずだ。イルミネーションで話題のお宅はKomo4のウェブサイトでチェックすることもできる。

■ラベンナのキャンディー・ケーン・レーン（写真上）
Candy Cane Lane in Ravenna
通りが紅白の杖の形をしたキャンディーのように延びていることから、通称『キャンディー・ケーン・レーン』と呼ばれ、家々のクリスマス・デコレーションは、1949年から続いているこの地域のトラディション。
場所：Park Rd. NE & NE Ravenna Blvd., Seattle

■ウォーリンフォードのお宅（写真下）
Wallingford
1万6,000個のライトを使ったゴージャスなデコレーションで昨年は6台のツアーバスが立ち寄ったというEhrigさん宅。家人がサンタクロースに扮して、訪れる人へ手を振る粋なはからいも。今年は地元の救急隊を援護する募金箱を設置。
場所：3916 Woodlawn Ave. N., Seattle

■リンウッドの住宅街
Lynnwood
この時期、車用の順路までできてしまう住宅街のイルミネーション・スポット。約20軒の家々がデコレーションを競い、順路の最後にはサンタクロースが子供達にキャンディー・コーンを配るという粋な演出も。
場所：228th Pl. SW, Lynnwood 周辺