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ご先祖様感涙!やみつきボルシチ

ご先祖様感涙!やみつきボルシチ

ボルシチ

食いしん坊の皆さん、はっぴっぴーのぴーですか? いつでもどこでも、はっぴーぴーな愛情料理の独裁者“北のおっさん”っす。めでたく最終回を迎えまし た。もし寂しくなったらファンレターは編集部まで。特に女子、大歓迎よ。ホッホ~! エニウェイ、愛情料理のトリを飾るにふさわしいレシピはこれ。東欧を 代表するおふくろの味、ボルシチ。暑い時期に冷たい飲み物やアルコール類をたしなみながら、アツアツ料理を食す。これも夏場のだいごみであります。汗をか くし、温野菜もたっぷり摂れて健康的ね。決してミスマッチではないのだ。なぜかおっさんは子供の頃からボルシチやピロシキ(東欧のお姉さんも含む?)が大 好きでした、うふふ。でっ、青年になって知ったのですが、おっさんのご先祖様はロシア系だったのね。何のことは無い、民族の血が騒いで欲していたのです な。納得っす。ハラショー! では、始めましょっか。

材料(4~5人分)

牛肉(豚・マトンでもOK)400~500g
<A>
タマネギ 大1個
ニンジン 1本
トマト  大1個
ニンニク 1片

<B>
ジャガイモ 大2個
ビーツ   2個
キャベツ  1/4個
マッシュルーム 適宜

<C>
トマトケチャップ 大さじ2
キューブ型ブイヨン 1個
塩・コショウ  適宜
砂糖  小さじ2

<D>
パプリカ※無くても可  適宜
レモンの絞り汁 1/4個分
パセリ※生でもドライでも可 適宜
バター  大さじ2

ローリエ 大1枚
オリーブ・オイル 適宜
サワークリーム 適宜

作り方

1
ビーツとジャガイモをそれぞれ別の鍋で水から丸ごと、どちらも串がすっと通るまで茹でる。冷めたら皮を剥き、好みの大きさに切る。それ以外の野菜と肉も適当な大きさに切る。

2
鍋にオリーブ・オイルを熱し、塩・コショウをまぶした肉を投入。表面に焼き色が付いたら、肉がヒタヒタになるくらいまで水を入れる。沸騰したら弱火にしてローリエを投入し1時間以上煮込む。時々アクを取りながら、水分が少なくなったら水を足す。

3
AとCを②に加え20分位煮る。さらにBを加え、キャベツが軟らかくなるまで煮込み、最後にDを入れる。

4
器に具を入れた後、スープを注ぎ(そうすると盛り付けがきれい)、サワークリームを上にのせて出来上がり。

※シベリアなどの北部は具が大きめ、モスクワに近くなるほど具は細かく見た目にも気を使うそうです。

ボルシチは元々ウクライナ(旧ソ連)の伝統料理で、近世、ロシアなどの東欧諸国に普及したそうです。味は、日本のみそ汁のように各家庭でバラエティーに富 んでいるということで、まさにお袋の味ですね。短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。少しでも皆さんの参考になったのであれば幸甚です。では、 ダスヴィダーニァ(またいつかお会いしましょう)!

文・写真/北のおっさん

シアトルの北のほう在住。幼少時、両親が共働き、優秀な姉は図書館に入り浸りで、実質かぎっ子だった。そんな寂しい育ち盛りにインスタント・ラーメンを生 でかじって過ごすなどの、美しくも悲しい過去を持つ。自分の子供達にはそんなみじめな思いをさせたくないと一念発起。自営という立場もあり、料理に目覚め る!? 女房元気で留守が良い。3児の父。


(2012年7月)