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日本の懐かしい味を手軽に味わおう

カッティング・ボード

(2008年11月)

ファストフード感覚がうれしい日本食

9月上旬、ジョージ・タウンにオープンした「カッティング・ボード」は、懐かしい日本風の弁当やユニークな巻き寿司が手軽に味わえる店。実家は静岡の寿司屋、通学路には魚市場があったという、職人として恵まれた環境で育ったオーナーの斎藤章貞さんは、日本で10年ほど和食の調理人を務めた後、2001年よりアメリカへ。数店のレストランで腕を磨き、満を持して自分の店をオープンさせた。「初めてのデートにはオススメできないけど、しょっちゅう利用するには最適なお店だと思います(笑)」と斎藤さんが語る通り、アメリカで日本食店へ行く際は、まずは財布の中身を確認してから、という人も多いだろうが、ここならためらいなく、気軽に利用できる。

弁当は、定番の「チキン照り焼き(スモール$3.99、レギュラー$5.99)」から、日本がより恋しくなりそうな「銀だらの粕漬け(スモール$9.50、レギュラー$13.99)」まで幅広い。「カッティング・ボード弁当(レギュラーのみ$9.99)」は、5種類ほどのおかずが詰め込まれ、さまざまな味が楽しめる。野菜がたっぷりなのもうれしい限り。ロール寿司は$3から。各地の特産品を盛り込んだ、日本の47都道府県すべての名前を付けたものなど、種類も豊富。例えば「静岡($9.50)」なら、エビ天、キュウリ、スパイシー・ツナ、シソ、天かす、カイワレ、ウナギが入っている。しゃりには酢がしっかり利いており、具のコンビネーションが織りなす食感も楽しく、アメリカ人にも評判。

テイクアウトして自宅でくつろぎながら食べるも良し、店内のテーブルでアルコールと共にできたてを堪能するも良し。これからのホリデー・シーズン、パーティー用にいろいろな種類のロール寿司を調達して帰るのもオススメだ。


▲友人と共に内装工事をしたという店内は木の質感が生かされている

▲(手前から時計回りに)静岡($9.50)、宮崎($4.50)、沖縄($3)

▲「カッティング・ボード弁当」の中身は時期によって変更あり。この日はサーモンとチキンの照り焼き、ポークぎょうざ、ビーフ・コロッケ



Cutting Board
5503 Airport Way S., Seattle, WA 98108 
TEL: 206-767-8075
営業時間:9:00 a.m.~9:00 p.m.
(土曜11:00 a.m.~8:00 p.m.) 
休み:日曜

(2008年11月時点の情報です)