── 第17回:ピンク色のワイン ──
![]() ![]() Elk Cove Vineyards 2007 Pinot Noir Rose Willamette Valley, OR 価格$15 ポートランドのグロッサリー・ストア 「Zupan's Market」にて購入 ■Elk Cove Vineyards www.elkcove.com ■Zupan's Market www.zupans.com そのきれいなピンク色の液体が、私の大好きなピノ・ノワールから造られたロゼということで、どうしても飲んでみたくなりました! しかも、このロゼを造っているのは、オレゴンのパイオニア・ワイナリーのひとつである「Elk Cove」 。鹿の絵が描かれたラベルを目にしたことがある人も多いのでは? 「Elk Cove」と言えば、ピノ・ノワールが評判です。そのロゼなら間違いはないかな、と期待してボトルを開けました。 グラスに注いだ瞬間、とてもチャーミングなイチゴの香りがします。スイカやチェリーなど新鮮なフルーツのアロマで、甘いのかなと思いきや、意外にさっぱりとした飲み心地。なるほど、ピノ・ノワール100%なだけに繊細な甘味です。きりっと冷やして飲めば、白ワインのような清涼感もあります。そして、なんと言ってもこのきれいなピンク色。この色だけは、赤にも白にも出せないロゼだけの特権です。どうしてこのような色合いが出せるのかというと、それはロゼ独特の造り方にあります。「ロゼって赤と白をブレンドしているんじゃないの?」と思っている人も多いでしょうが、そうではないのです。 最も一般的なロゼの造り方に、セニエ法があります。黒ぶどう(赤ぶどう)を原料として、赤ワイン同様の手順でぶどうを発酵させ、果汁がロゼらしいピンク色になった時点で果皮などの固形物を丁寧に取り除き、また果汁のみを低温発酵させるものです。ちなみに、ピノ・ノワール種のぶどうをロゼ仕立てにするのは、とても稀でぜいたくなことなのだそうです。確かに、この「Elk Cove」でも、2005年からピノ・ノワール・ロゼを毎年造っていますが、その生産量は毎年800ケース以下と少ないようです。 今年の夏は冷たいロゼを思いきり楽しむのもいいですね。
ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。ビールも甘いカクテルも好きだが、仕事から帰宅後にまったりと家で飲みたいと思うのはいつもワイン、という主婦兼OL。毎日飲むものだから安くておいしいワインが理想的と、ブランドや銘柄にこだわらず、気取らず気持ち良く飲めるワインを日々探し求めている。またワインと一緒に食べたいおつまみレシピも研究中。 |