クリーン&グリーンなガーデニング生活
庭は家族でリラックスできるアウトドア・リビング。しかし、水や化学薬品を使い過ぎると環境にも健康にも悪い影響を与えかねない。誰でもすぐに始められる、クリーン&グリーンな庭の手入れ方法をわかりやすく紹介!
文/フォート真知子
クリーン&グリーンなガーデニング生活
最終回 寒さに強く、屋外でも元気に育つさまざまな植物

今年も早いもので、師走に入り、庭の冬越しの支度(寒さのため、痛んだり枯死したりしないよう、株元に藁や腐葉土、バークチップなどを敷き詰める防寒作業)も終わってやれやれ。ホリデー・シーズンでいろいろと忙しくなってきましたね。このシリーズを始めて1年半ほどになりますが、今回が最終回。枯れて色のない寂しい冬の庭を、寒さに強く屋外でも元気に咲く植物で、明るく華やかにして楽しもうという話しで最後を飾りたいと思います。

この時期になると、あちこちの店には室内用植物の定番、シクラメンをよく見かけますが、耐寒性のある種類(Hardy Cyclamen)であれば、庭植えで問題なく、ピンクや白のかわいい小さな花を咲かせてくれます。近年、人気が高まっているのが、クリスマス・ローズ(Helleborus)です。花の色は、白やピンクからアプリコットやブルーがかった黒に近い色まで、ほかの植物にはないぐらいバラエティーに富んでいます。花の形もシングル(一重咲き)で整った丸弁、少しフリルの入ったものや、豪華なダブル(八重咲き)、セミダブル(半八重咲き)などがあり、種類が豊かです。クリスマス・ローズは、花が少ない真冬の庭で、雪が降っても平気で咲き、日陰にも耐えられるので庭植えに最適。和洋どちらの庭にも調和するので、冬の玄関先を華やかにするのにぴったりです。丈夫で寒さに強く、初めての人でも育てやすいので、ぜひお試しください!

グラウンド・カバーでは、ヘザー(Heather)、またの名をエリカ(Erica)と言いますが、花持ちが良く、寒さに耐えて休眠せず、薄ピンク色や、濃いピンク、白い小花を咲かせます。きれいで丈夫、年々広がって大きくなっていくので、雑草抑えにも効果的です。毎年咲く耐寒性のプリムラ(Hardy Primrose)も、いろいろな色や形があり、これもカラフルなグラウンド・カバーになって庭を明るくしてくれます。また、シルバーリーフ(Dusty Miller)は、耐寒性・常緑多年草で、1年中白い葉を楽しむ植物で、四季を通じて庭にアクセントを加えます。

庭木では、冬に開花する貴重な花木、サザンカとツバキの交雑起源とも言われている赤や白い花を咲かせるカンツバキや、コニファー(針緑樹)、特に銀青色の葉が美しい品種のウィチタ・ブルー・ジュニパー(Wichita Blue Juniper)や、ナンテン(Nandian)も赤い実と葉の紅葉で華やぎを添えてくれ、正月の切花として使えるので重宝します。鮮やかな黄色の常緑樹、エメラルド・ゴールド・ニシキギ(Emerald's Gold Euonymus)と共に植えると、庭に色彩を加えてくれるでしょう。

今回紹介した植物は、来年の春になって、その冬の庭のための植え付けを始めていけば、徐々に華やかな庭に変身して、楽しめることでしょう!

今まで愛読してくださった多くの皆様、ありがとうございました!

Happy Healthy Gardening!!

(2012年12月)

Machiko Faught
サンフランシスコ近郊に買った家の庭が荒れ放題。それを美しく変貌させた喜びが情熱につながり、99年、ノースウエスト移住後も造園に打ち込む。10年からワシントン州立大学にて本格的に学び、11年にはマスター・ガーデナー・ベテランに。本職の不動産業で家と庭のステージングも提供すると共に、自然保護園芸指導のボランティアに力を注ぐ。 園芸についての質問は 425-501-6626または machikofa@msn.comまで。