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アメリカのおすすめスキンケア製品(美白コスメや肌・シワのケア)

お気楽主婦ナナコのおすすめアメリカ日用品

この記事では美白コスメや肌ケアに役立つアメリカのスキンケア製品を紹介します。

美白コスメが欲しい!

「かなり日に当たっちゃったの。シミになりそうでイヤだなぁ。日本から持ってきた美白コスメ切らしちゃったし……」と、友達のボヤキ。彼女以外にも、「アメリカには美白コスメがないの?」って戸惑う日本人女性は珍しくありません。
美白には紫外線カットと内側からのビタミン摂取がいちばんですが、小麦色をキープするほうが難しい白人の肌にだってシミはできますから、アメリカにも美白コスメはあります。ただし、日常的に使うのではなくて、できてしまったシミをケアするという考え方。探すなら、普通のスキンケアのコーナーじゃなくて、アンチエイジングの棚です。

シミのケアで有名なのは、Porcelanaの「Fade Dark Spots Treatment」やEsotericaの「SkinDiscoloration Fade Cream」。有効成分はハイドロキノンというもので、日本の以前の薬事法ではドクターズ・コスメとしてしか使えませんでした(アメリカでも高濃度の場合は処方箋が必要)。実験データによれば、メラニンを作る細胞への作用は、日本で派手に宣伝している美白コスメの成分に比べてケタ違いに強いそうです。こういう製品は、だらだらと使い続けず期間限定で集中的に使うこと。化粧品というよりはお薬みたいですね。そのせいか使い心地にはあんまり愛想がありませんが、お値段は(何千円もして当たり前の日本の美白コスメとは違って)$7~8程度とお手ごろ。今でも日本には、ドクター・ルート以外ではハイドロキノン配合製品がほとんどないので、アメリカからの輸入品が売られていますが、お値段はこちらでの何倍にもなっています。

美白成分は生きている細胞に働きかける物質なので、「本当に安全なの?」という疑問は残ります。日常的に使う場合は、いい意味でも悪い意味でもマイルドなものにせざるを得ない。そんな葛藤が日本の美白コスメ事情なのかもしれません。「どうせ気休めなんだったら、ビタミンCか何かのローションがいいわ」という人は、Avalonの「ActiveOrganics Vitamin C Balancing Facial Toner」やJason Natural Cosmeticsの「C-LightSkin Tone Balancer」といった日焼け後のお手入れ用製品をどうぞ。ドラッグストアよりは高いけれど、Body Shopなどの自然派化粧品のお店にも、この手のローションがあります。

次回は、シワに効くと名高い成分、レチノールについてお話しします。(2005年執筆)

シワの悩みには

お肌の衰えと共に目立ってくる“シワ”。薬事法の規制が厳しい日本では、「乾燥による小ジワの軽減」みたいなまどろっこしい効能表現しか許されませんが、乾燥による小ジワ(=ちりめんジワ)は肌のほんの浅い部分(=表皮)だけの問題。保湿を充分にすれば目立たなくなるわけで、ハンパな効果しかない商品だってこういう能書きは書けてしまいます。でも、もっと深い部分の肌(=真皮)が衰えてできる深いシワを減らすのはなかなか大変なことですから、効き目のありそうなものを選びたいのが人情ですよね。

シワに効くと有名な成分がレチノール(=ビタミンA)です。正確に言えば、脚光を浴びたのはトレチノイン(またはレチノイン酸)という成分でレチノールとは少し構造が違うのですが、トレチノインは皮膚のターンオーバーを活発化する力がとても強い反面、刺激も強く、赤くなったり皮がずるっと剥けたりするそうで、お医者さんの指導なしに使うのは難しい。そこで、一般の化粧品には、(たぶん効果は100分の1くらいだけれど)そこそこ効きめが実感できて激しい副作用の出ないレチノールが使われるようになったのだそうです。

レチノール配合化粧品は日本でも買えますが、大手から出ているものというと、RoCの「Retinol」シリーズくらいじゃないでしょうか。これがまた5,000円だ、7,000円だと高いんですよね。でも、アメリカでは$20以下です。ナナコはまだシワを深刻に考えてはいないものの、Costcoで夜用のクリームお買い得2本セットを見つけた時は飛びついちゃいました。「副作用の心配もあんまりないし、気軽に買えるのなら使ってみてあげてもいいわね」なんて口では言ってますが、内心は「おお、アメリカ万歳!」という感じ(笑)。

皮膚のターンオーバーを活発化することは、シワを浅くするほか、くすみを減らしたりニキビを治したりシミを薄くしたりするのに役立ちますから、トレチノインやレチノールはシワ対応以外のスキンケアにもよく使われています。

次回は、トレチノインやレチノールに続いて登場したスキンケア成分についてお話しします。(2005年執筆)

アメリカのスキンケア用品

肌を若返らせる?

シワはあんまり気にしていないものの、ナナコもお肌の衰えはひしひし感じています(涙)。ある朝、鏡を覗き込んだら何だか頬の毛穴が気になる。「あれ?」と何気なく頬骨に沿って肌をなで上げてみると、毛穴がすっと目立たなくなるではありませんか。がーん! 問題は毛穴じゃなかった。これはお肌のたるみのサインです。ナナコの場合、ピンポイントなシワのケアはさておいて、肌全体の弾力低下を食い止める必要がありそう。

フェイス全体にたっぷり使えるアンチエイジング成分はないかしら?と調べているうち、レチノールやトレチノインに続く新たな注目成分があることを知りました。その名はカイネチン。広葉樹の若葉から抽出された植物ホルモンの1種で、細胞分裂を促したり老化を抑えたりする働きがあるそうです。葉っぱの細胞に効くからナナコのお肌の細胞に効くとは言い切れませんが、触れ込みは「トレチノインと同レベルの効果がありながら激しい副作用はないから、目や口の周りでも気にせず使える。どんな肌にもOK」と信じ難いほどのいいことずくめ。ならばまあ、試してみましょう。

元祖はKineraseというブランドですが、これはなかなか高価。1アイテムが$70~100くらいします。ふーむ。ダーリンのお小遣いを削ろうか。ところが、「お小遣いをいっぱい使えるのと奥さんがきれいなの、どっちがいい?」と迫ってみたら、そーっと逃げられた(悔)。仕方がないので、まずはお手ごろ価格の製品を購入。Almayに「Kinetin」と銘打ったシリーズがあり、こちらは$15もしない価格帯です。同じ成分が配合されていても濃度や処方によって違いが出るのは当たり前ですが、価格と効果は必ずしも比例しません。ダーリンのお小遣いは、Almayをしばらく使ってみてからまた考えることにしました。

カイネチン配合化粧品は、日本ではアメリカからの輸入品がほとんどで、前述の「Kinetin」シリーズも4,000円程度するようです。またまた「アメリカ万歳!」気分のナナコ。日本のみなさんは、アメリカでこんなにたくさんお買い得品を見つけてしまうと、帰国の時の荷物が重たくなりそうですけどね。

次回は、お肌のデコボコをケアする製品についてお話しします。 (2005年執筆)

お肌のデコボコをケアしよう

シミ、シワ、たるみ以外にお肌で気になることと言えば“デコボコ”。生きていればいろんな試練に遭う。けがもするし、ニキビができるかもしれない。やせていても年を取ればセルライトはできやすくなる。アメリカでは、こういうものを目立たなくしたい人用のケア製品が日本よりもずっと豊富だし、安く手に入るみたいです。

きず跡や火傷跡、ニキビ跡なんかも放っておけば治るかもしれませんが、早くキレイになったほうがいいですよね。ケア製品には大きく分けて2タイプありますが、まずはジェル状のもの。きず自体は治っているのなら、抗生物質やステロイドが入っているものは避けて、古いきずにも効果があると書いてあるものを選びましょう。植物エキスが肌の再生を促すというderma eの「Scar Gel」とか、シリコン・ジェルを用いた2nd Skinの「Scar Gel」など、いろいろありますよ。

もうひとつはシート状のもの。Curadの「Scar Therapy 21」、Neosporinの「Scar Solution」「Silicone Scar Sheets」、Scar Fxの「Proven Effective Against Scars」など。接着剤を使わずに肌にやさしくフィットするシートです。ジェルでもシートでも、きず跡や火傷のケロイドなど、盛り上がってしまったタイプのものが基本の守備範囲ですが、中には前述の「Scar Gel」のように、ストレッチマーク(妊娠線)にも効くというものがありますから、使い道は意外と広いかもしれません。

セルライト・ケアのローションも、アメリカではドラッグストアで簡単に見つけられます。ブランドは、レチノールを使ったRoCやNeutrogena、コエンザイムQ10を使ったNiveaといった有名どころのほか、Healing Garden Spatheraphy、University Medicalなど、よりどりみどり。日本でも高級ブランドのセルライト・ケア製品はいくつか見たことがありますが、あのお値段では、ナナコの場合はセルライトがたとえあっても見なかったふりをしてしまいそう。アメリカにいる間にちょっとマジメに考えようかしら。

次回は、チープでキュートな雑貨系コスメについてお話しします。(2005年執筆)

チープでキュートな雑貨系コスメ

ナナコのために何かを買ってくることなんてめったにないダーリンが、珍しくお土産を持って帰って来ました。
「わー、何、何、何?」
「何だかわかんない。もらい物。僕はきっと使わないから、あげる」
なぁんだ。わざわざ買ったわけじゃないんだ。サプライズの喜びも半減、なんて思いながらとにかく開けてみたんですが……。これが、ナナコには大歓迎モノでした。化粧ポーチの中に、ソープ、ボディーローション、リップクリーム、ハンドクリーム、フットクリームなどなどなど、トラベル・サイズのBurt’sBeesグッズがぎっしり詰まってたんです。性能重視で自分に合ったものをひとつずつ選ぶとしたら、それぞれほかのブランドを買ってるかもしれないけれど、スキンケア系の雑貨だと思えば、持っているだけ、見ているだけでもうれしくなっちゃう(思い掛けずもらったものなら、なおさらうれしい)。

ドラッグストアに行くと、レトロでかわいいデザインのアイテムがたくさんあります。すごい成分が入っているとか、高級ブランドでみんなが憧れてるとか、そんな派手さはないけれど、昔からみんなに愛されているんだろうなぁと思わせるこういう雑貨には、安心感と懐かしさが漂ってますよね。日本でもソニープラザなどの輸入雑貨店に置いてあって、学生やOLの人がよく買って行くし、オンライン・ショッピングでも根強い人気があるみたい。

雑誌などで紹介されているのは、Burt’s Beesのほか、Savex(リップクリームの老舗)やVaseline(ワセリンと言えばやっぱりこれ!)といったところでしょうか。日本で買えばそれなりのお値段ですが、元々アメリカの製品なので、こちらで買えばほんとにチープなもの。限られたアイテムしか売られていない日本と違って、品揃えも充実しています。日本へ帰る時に若い女性向けの高価過ぎないお土産が必要だったら、こういう雑貨系コスメもいいかも。スキンケアからはちょっとそれてしまいますが、マスカラの大御所Maybellineやネイルケアで有名なSallyHansenもお買い得です。(2005年執筆)

(商品名、値段などの情報は執筆当時のままですのでご注意ください。)