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  お気楽主婦ナナコ  

食、自然、文化と魅力あふれるオレゴンを、ローカルの視点から紹介。 今月のレポーター/大石洋子
その4
ゴミも減って良いこと尽くしの
コンポスト作り


昨秋、コンポスト(堆肥)マシンを購入。ガーデニングに熱心なわけではない。ただ、ゴミの量を減らせる、という理由による。マシンというと仰々しいが、直径1メートル弱の黒いふたが付いた底なしのプラスチック・バケツのようなもの。下のほうにスライドする窓が付いていて、生ゴミを入れて順次でき上がる堆肥をそこから取り出せる仕組みだ。スワン・アイランドにある「メトロ・ペイント」という店で$35。正規の値段は$80だが、エコ・ライフを地域自治体が応援するということらしい。コンポスト・ターナーというかき混ぜ棒($15)も一緒に購入した。

マシンは、庭の隅にセット。生ゴミを狙うネズミやアライグマなどが入り込まないように、地面に接する部分を土でしっかり固めた。あとは、キッチンから出たゴミや落ち葉などを入れて、日々かき混ぜるだけ。付属の小冊子によれば、「緑色のもの(窒素を多く含む)」と「茶色のもの(炭素を多く含む)」を1対1から2くらいの割合で入れるように、とある。緑色のものとは、刈った芝生、野菜や果物の切れ端、コーヒーやお茶のかす、卵の殻など。茶色のものは、枯葉や土、細かく切った新聞紙やペーパータオル、コーヒー・フィルターなどだ。ネズミなどが寄り付きやすくなるため、肉や魚、乳製品や油ものなどは入れないほうが良いそう。においが気になるのでは……と心配していたが、動物性のものを入れないせいか、あるいは微生物によって片っ端から生ゴミが分解されるためか、イヤな臭気が周囲に漂うことはない。

コンポスト作りを始めて、我が家のゴミは4割減。以前は、週に1度の収集で32ガロンのゴミ・カートのふたが閉まらないこともあったが、今はスカスカだ。キッチンのゴミ箱は、食品が入っていたリサイクル不可のポリ袋や容器のみとなった。これらをいかに減らすかが、今後の課題である。

毎日のように野菜ゴミを入れているから、肝心のコンポストは完成していない。一時的だとしても、もう野菜ゴミをコンポストではなく普通のゴミ箱に入れる気にはならないので、マシンがふたつあると理想的。裏庭でマシンの中をくりくりかき混ぜて、もわっと蒸気が立つ(うまく発酵すると内部温度が上がる)のを見ると、ちょっと心が躍る。コンポストができ上がったら、庭木の根元の土に混ぜるほか、家庭菜園も造ってみるつもり。コンポストひとつで、生活が少しずつ変わり始めた。

●Metro Paint ●
4825 N. Basin Ave., Portland, OR 97217
TEL: 503-234-3000
営業時間:8:00 a.m.〜4:00 p.m.(土曜7:00 a.m.〜)
休み:日曜
ウェブサイト:www.oregonmetro.gov(Sustainable Livingの項を参照)
大石洋子
夫の海外勤務でアメリカに暮らし始めて15年。以前は東海岸に住んでいたが、2003年からオレゴンに。
雨ばかりの冬にもようやく慣れてきたところ。趣味は映画鑑賞と読書。ビールも好き。4歳の娘を追い掛け回す日々が続く。

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