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最終回 プライスレス:チビとサンタの写真

ホリデー・シーズンになると頭をよぎるのは、デパートやモールにできるサンタの家(別名:写真屋)。憧れのサンタと一緒に写真を撮るため、親子の長い行列がモール内を巡り、“ただいま2時間待ち”の看板を見ただけで頭がクラクラしたのを思い出します。うちの子にもいつかは「サンタさんと写真が撮りたーい!」なんてせがまれ、このギョーレツに並ぶ日が来るのだろうな〜などと、昔はよく想像したものでした。まだ生後数カ月のベイビーやバブバブ・ヨチヨチ系のオチビちゃん達が、サンタと一緒に写真を撮っているのをたまに見掛けますが、この当事者達(子供)はまだサンタの存在を知らないのでは?と、つい親に突っ込みを入れたくなるのは私だけ? そう、サンタと楽しんでいるのはご両親。子供のいない世俗では、これを公式に“親バカ”と呼んでいるのをご存知でしょうか?(笑)。「子供がサンタの存在を理解できるのは4歳ぐらいからですヨー」と、毎回教えてあげたくなったりします(新米パパママ、しばしお待ちを)。

娘が3歳の時のクリスマス。もうサンタを理解できるだろうと、絵本やビデオを見せて説明。「サンタさんに会いたい?」と、モールに連行。「イェーイ! サンタさぁ〜〜ん!」とはしゃぐ娘に、娘と父の思い出モーメントだと胸が高鳴る父・D。開店早々に行ったものの、サンタ邸の前にはすでに行列。年に1度のぼったくりと言いたくなる料金を払い、順番を待つこと数十分。が、サンタが近くになるにつれ、娘のテンションが下がって行くような気がして、ちょっと嫌な予感……。

D父:「ほ〜ら、サンタさんがいるよ〜」
娘:「ネ、ダレあれぇ〜?」
D父:「絵本で見たでしょ、サ・ン・タ・さ・んダヨ」
娘:「ノー、こわいのー。ルック・スケアリーダヨ」
D父:「……」

そして、順番間近になっても、半径3メートル圏内に近づこうとしない娘。D父の指を、切れそうなほどぎゅっと握りしめ、足の陰に隠れて絶対に1ミリたりとも動こうとしない……。

娘:「アイシャ、かえりたいのー。シャシン、いや。ノーダヨ!」
D父:「……(ーー;)」

目をウルウルさせ、“これ以上近づいたら発狂しますヨ”状態になったので、泣く泣くそこで撤収! あぁ〜、そうだった。前に日本に帰省した時もそうだった。デパートの「アン○ンマン・ショー」に連れて行き、「わーいわーい、あんまんまん!」と最初は喜んでいたが、ショーが始まり、手足のひょろ長い2メートル近いアン○ンマンとその仲間達が舞台に飛び出て来たとたん、「ギャァ〜〜! あんまんまんチガーう〜!!!」と大発狂したあの日のデジャブ!(そりゃ大人が見ても実物とあまりにも違うとは思ったが……)。

でもサンタは着ぐるみじゃないし、優しそうだし、それに“サンタさん”だし!という、安易な発想が甘かった。そうだね、冷静に見ると、単なる酒酔いした近所のスティーブおじさんにも見えるかもネ。自分も幼稚園で“白い綿”を顔に付けた園長先生をサンタだと言われ、周りのガキんちょは「わーいわーい、サンタさーん!」とはしゃいでいたが、自分は「ねーねー、あれ園長先生ダヨ」「せんせーい、あれは園長先生です!」と、間違っていることを報告するのに一生懸命だったのを思い出す……。この経験から、こっちのモールのサンタはかなり上出来だと思っているのはD父だけ!?(経験がチープ過ぎ)。

来るホリデー・シーズン、「今年こそは?」と、うちの子が喜んでサンタと記念撮影してくれるモーメントを密かに期待している、親バカD父なのでした。


「ナットクラッカー」
今年のもうひとつの目標は、娘を「くるみ割り人形(Nutcracker)」でバレエ鑑賞デビューさせること。ダンスやバレリーナが好きだと自称する娘が、発狂することなく鑑賞できるか乞うご期待。ちなみに、D父が数年前にナットクラッカー・デビューした時は、ほとんど爆睡鑑賞(汗)。
パシフィック・ノースウエスト・バレエ団(PNB)のウェブサイト:
www.pnb.org/season/nutcracker/
評価:★★★★☆
 
出来杉パパ:
某ゲーム会社に勤めるシアトル初(?)の自称・男性育児アドバイザー&アナリスト(顧客ゼロ)。3歳の娘・アイシャと1歳の息子・アキラの育児に日本人妻・ヨシコ(自称27歳)と奮闘中。出産育児に関する質問受付中。

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