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新米主婦の節約生活&節約術

新米主婦のラクラク節約生活

倹約家の夫と結婚して1年半。それまで気にしないでムダ遣いしていたOLが、夫のため、家計のため、ヘソクリのため(?)節約新米主婦に大変身! どケチにならない明るく楽しい節約術をご紹介。

●ロハス的節約
なんだか最近日本で流行っているという「LOHAS」。どうやら環境や健康を第一に考えて生活するライフスタイルのことみたい。

今までは、省エネや光熱費削減に励むと、「節約生活=ケチケチ」とネガティブなイメージだったものよね。でも、最近ではこの「LOHAS」とやらのおかげで、「省エネ&光熱費節約=環境保全」になるということ。これで節約も、なんだかおっしゃれ~な感じで取り組みやすくなりますね。

ということで初回の今回、オススメするのは「省エネ対策アイテム」。これを使って皆さんもラックラク~に節約してみましょう!

■電源コード

節約
▲急激な電圧変化に対応するサージ・プロテクターが付いたものもある

テレビやビデオとかって、使っていない時でも電気代払っているんですよね~。ビデオに付いてる時計機能などに使用される、電化製品の待機電力って、1世帯で払う電気代の26%を占めるそう。電化製品の電源を一つひとつ消すのは面倒なので、電源コード(power strip)にコンセントを差して、就寝前や外出時に電源コードのスイッチを切る。1年間で平均$50~$70も節約できるんですって!

■電球

節約
▲これ1個で白熱電球約10個分も長持ちするらしい

100ワットの電球を使うところを、40ワットの電球に変えるだけで1カ月約$3ほど節約できます。ちょっと部屋は暗くなりますが、まあ、ムーディーでロマンチックな雰囲気になると思えばオッケーかな? また、蛍光電球(fluorescent light bulb)を使用すると、白熱電球(incandescent light bulb)を使用する時よりも長持ちするし、20%も電力をセーブできるそうですよ。

●第2回 冷凍術
主婦って大変なおシゴトですね~。子供をふたり持つ主婦がこなす毎日のおシゴトを給料換算すると、ナント年俸1,500万円(※)になるんですって!! 

そんな忙しい毎日だから、ちょっとはラクしたいもの。私がちょっと手を抜くのは、ウィークデーの夕食作り。時間がある時にたっぷり作って、残りモノは冷凍庫へ。連日連夜で同じ食事を食べなくて済むし、買ってきた材料を全部使って作れば、材料を腐らせて捨ててしまう……なんてムダも防げる!!

※子供の数や費やす時間によっても変わるので、以下のウェブサイトで自分の年収をチェック!
ウェブサイト:http://swz.salary.com/momsalarywizard/layoutscripts/mswl_newsearch.asp

■牛乳パック

節約
▲すぐに捨てがちな牛乳パックですが、ちょっとした工夫で再利用できる優れモノ

カレーやシチューなどはたっぷり作ったほうがおいしいですよね。洗って適当な高さに切った牛乳パックに、残りモノを入れて冷凍庫へ。食べる時は、牛乳パックを切れば簡単に取り出せます。

このほかにも、牛乳パックをタテに切れば、電子レンジで使用できるパウンド・ケーキ型にもなりますよ。

■製氷

節約
▲$1ショップでは2個入りで$1。安い!!

フレッシュ・バジル、オリーブ・オイル、ニンニク、パルメザン・チーズ、塩、こしょうをミキサーにかけて、パスタ用にペースト・ソースを作ります。それを製氷トレイに流し込んで冷凍して、ひとり分ずつ取り出せるようにしておくんです。そのままペースト・ソースとしてパスタにかけるも良し、トマトの水煮缶に加えて特製トマト・ソースにするも良し。

●第3回 ガソリン節約術
行楽の季節。車で遠くまでドライブなんてことも……。でも、最近のガソリン価格の高騰には目が飛び出ちゃう。バスなどの公共機関を利用しても節約できるけれど、やっぱり休日には思いのままにドライブしたいと思う人も多いはず。

ガソリン代の節約方法としては、積んでいる荷物の量を減らしたり、アイドリング・ストップをできるだけ避けたり、ハイウェイでクルーズ・コントロールを使用したりすると良いのだとか。空気圧が低いタイヤのまま運転したり、交差点で急発進したりするのもムダな燃費が掛かるのだそう。今回は、ガソリン代節約お助けウェブサイトをご紹介。

www.gasbuddy.com
郵便番号を入力すると、近くのガソリン・スタンドの48時間以内のガソリン代がチェックできるウェブサイト。近所のガソリン・スタンドが安いのか、それとも少し足を延ばしたほうが安いのか、価格を比較できるのがうれしい。

節約
www.gaspricewatch.com

節約

「Fuel Saving Tips」のページでは、ガソリン代を節約するための方法や、経済的にガソリンを消費する運転方法を教えてくれる。このウェブサイトによると、週末になるとガソリン代が上がる傾向にあるのだそう。また、ガソリンは、朝や夕方の気温が低い時間帯に濃縮するのだとか。容積でガソリン代が計算されるため、濃縮している時に入れたほうがおトクということになる。同ウェブサイトでは、水曜の朝がガソリンをおトクに入れられる時間帯だと分析する。

●第4回 お掃除節約術
食器洗い洗剤、洗濯用洗剤、しみ取り、漂白剤、殺菌剤、消臭剤……。最近では、数え切れないほどのお掃除用製品が市場に出回っていますよね。家の中をピカピカ&キレイにしたいけれど、お掃除用の製品をアレコレ買っていては、家計が大変になっちゃう。

ということで今回は、キッチンにある常備品を使って出費を抑え、しかもお家の中をキレイにできる一石二鳥な節約術をご紹介。

■お酢

節約

防腐、殺菌などさまざまな効果があるお酢。まな板にお酢をしみ込ませたふきんを1時間ほど載せて殺菌できるほか、カップなどに付いた落ちにくいコーヒーのしみも、お酢を入れてスポンジで軽くこすれば簡単に取れるんです。汚れが目立つコーヒー・メーカーに、水とお酢を入れてスイッチ・オン。これを何度か繰り返して水ですすげばすっきりキレイに。何も入れていないディッシュ・ウォッシャーに1カップのお酢を入れてスタートすれば、水アカや石けんかすなどが取れるんですよ。米酢やすし酢はお掃除用には不向きなので、ホワイト・ビネガーなどを利用してくださいね。

■ベーキング・ソーダ(重曹)

節約

冷蔵庫に入れて脱臭剤にするのは周知。そのほか、焦げ付いた鍋に水と重曹を入れ沸騰させて、火を止めて数時間放置すれば、簡単に焦げが浮き上がってくるんです。排水口に1カップの重曹を入れて、熱湯を注げば、生臭さが取れて消臭剤にもなります。重曹に少し水を加えてペースト状にすれば、歯磨き粉の代わりにも。油汚れやクレヨンでの落書きにも、重曹を振り掛ければ簡単に拭き落とせるんですよ。ほかの洗剤と違い、万が一口に入っても安全なので、お子さんがいるお家のお掃除に特にオススメです。

●第5回 ケチケチ・デコレーション術
ホリデー・シーズンが始まるこの時期、サンクスギビング・ディナーだとか、クリスマス・パーティーだとかで、ホーム・パーティーが多くなりますよね。ちょっとカッコ良くテーブルをデコレーションしたい! だけど、ただお金を掛けて素敵に飾っても芸がないな~と思う今日このごろ(節約主婦の意地)。ということで、今回は主婦層に人気の米雑誌『Real Simple』から、デコレーション術のお知恵を拝借させていただきました。

■ワイン・グラス

節約▲これなら、テーブルの上に散らして簡単にデコレーションできる

ワイン・グラスって、いつもセットで4個とか6個とか揃えて買うんですが、洗っている時に割っちゃったりするんですよね。2個とか3個になったセットのグラスをゲストに出すのはちょっと気が引ける……という人は、ワイン・グラスをキャンドル・ホルダーにしてみましょう。ただ、キャンドルをワイン・グラスに入れるだけ。色の付いた砂や小石を入れるとベター。普段のテーブルに、素敵に明るく色を添えてくれます。

■クリップ

節約 ▲いろんな色のクリップを使ってもカワイイ

クリップは、簡単にカード・ホルダーになる優れモノ。紙を挟んで立てるだけ。和洋折衷の立食タイプのパーティーをする時には、その料理の名前と説明書きを書いて、お皿の前に置いておけば、一目瞭然。着席して食事をする時には、席札としても利用できます。また、即席の写真立てにもなるので、パーティーの最中にポラロイドで撮った写真を、その場で立てておくのもグッド・アイデア。なんと言っても、お金が掛からないのがうれしい。

●第6回 お掃除節約術 第2弾
12月と言えば、大掃除の季節。普段は見ないフリをしていた汚れやほこりも、大掃除にはしっかりと落として、新しい年を迎えたいですよね。でも、おウチの中がいくらキレイになっても、大量の洗剤を使って環境を汚すのはNG。ということで、今回ご紹介するのは、化学洗剤を使わないお掃除節約術第2弾(第1弾は10月号を見てくださいね)! 今年の汚れは、環境に優しく、おサイフに優しく取っちゃいましょう!!

■みかん(オレンジ)の皮

節約▲保存料を使用しないので、作ったら1週間ぐらいですぐ使い切ってください

みかんの皮には、リモネンやクエン酸といった成分が含まれていて、洗浄、消臭、抗菌などの効果があるんですって。よく洗ったみかん6個分の皮を2カップの水でひと煮立ちさせます。冷めたら、スプレー容器などに入れ、落としたい汚れにひと吹きして、乾いた布で拭くだけ。油汚れを落としたり、床板のつや出しなどに使用できます。革製のソファーなどのつや出しにも利用できますが、見えないところで試し拭きをしてから使ってくださいね。

■アクリル毛糸

節約 ▲アクリル100%の毛糸1玉で5センチ四方のものだと5、6個作れます

食器やシンク、バスタブを洗うのに、アクリル100%の毛糸で編んだものを使ってみましょう。アクリルは繊維が細かいので、ちょっとゴシゴシとこすれば、洗剤なしで汚れを落せるんですって。編み物が得意な人は、好きな大きさ、好きな形に編んでください。苦手な人は、ただアクリル毛糸を丸めて束ねるだけでもOK。着なくなったセーターをほどいて編めば、もっと節約できますよ~。

かねた・まる
シアトル在住。主婦歴1年半。倹約家の夫に出会い、貯金の大切さを知る。「食べ歩きすること」が趣味だったが、お金が掛かるので現在では「おいしいものを手作りすること」に燃えている。