ワシントン州でもオレゴン州でも、自動車保険の加入が州法で義務付けられている。通常、アメリカの自動車保険は、アメリカ国内(プエルトリコを含む)及びカナダで有効。メキシコでは補償されない。保険で補償されるのは事故に関してのみで、消耗品やメンテナンスに関しては適用外。一般に総合パッケージ(Full Coverage)に含まれている補償は右記の通り。
@対人賠償責任保険(Bodily Injury Liability)
自動車事故を起こした際、他人に与えた生命及び身体的危害に対する賠償責任を補償。
A対物賠償責任保険
(Property Damage Liability)
自動車事故を起こした際、他人に与えた物的損害に対する賠償責任を補償。
B搭乗者傷害保険
(PIP:Personal Injury Protection)
自動車事故によって生じた自分を含む搭乗者の医療費などを補償。
C無保険車傷害保険
(Uninsured and Underinsured Motorists)
加害者が無保険ドライバーであるなど、対人賠償金を得られない自動車事故の際、自分の医療費などが補償される。
D衝突車両保険(Collision)
衝突事故によって生じた自分の車両損害が補償される。保険金は免責金(Deductible)を差し引いて支払われる。
E包括車両保険(Comprehensive)
火災、ガラス破損、落下物、盗難など衝突事故以外で損害を受けた場合に生じた自分の車両損害が補償される。保険金は免責金を差し引いて支払われる。
そのほか、レッカー費用(Towing)、車両修理中のレンタカー費用(Rental Reimbursement)など、さまざまなオプションがある。州によって法律や制度に違いがあるので、詳細は保険会社に確認を(本誌「保険」のリストを参照)。複数の保険会社に見積もりを出し、比較すると良い。保険料は、住む地域や車種、クレジット・ヒストリー、年齢、性別、継続保険歴、事故や違反歴などの諸条件により異なるほか、各種割引が受けられる場合もある。
個人自動車保険は、そのまま旅先などで借りたレンタカーにも適用される場合がある。そのほかの補償については保険会社により適用が異なるので旅行前に確認を。個人自動車保険で車両保険(Comp and Collision)に入っていない場合は、レンタカー会社窓口で補償制度を利用するのもいいだろう。出張など社用で使うレンタカーは、個人名義の自動車保険では補償されない。
監修:西井泉/Ogishima & Associates |