伝統的には農業と木材産業が経済を支えていたが、今日では多様化が進んでいる。製造部門においては、機械、電子・電気機器、金属産業などが盛んで、IT産業は急成長を続ける部門のひとつだ。インテル社を始め1,700もの企業がポートランド・メトロポリタン地域に進出し、ワシントン州シアトル周辺までを含め“シリコン・フォレスト”と呼ばれている。ウィラメット・バレーでは、野菜やフルーツなどの栽培が行われ、カスケード山脈の東側では林業と共に小麦の栽培、そして畜産業が中心となっている。衣料では、ナイキ、アディダス、コロンビア・スポーツウェアの御三家ほか、高級ウール製品で有名なペンドルトンもオレゴン州に本社を構える。
また、オレゴン州は地ビールのメッカ。ホップの生産に適した天候とおいしい水が、たくさんの地ビール工房を支えている。フッド・リバーを拠点とする大手フル・セイルを始め、オーガニック・ビールのルーツ、2005年国際ビール・コンテストで11部門中4部門で金賞を受賞したローグ・エールなどが人気だ。また、「桃川」ブランドで知られるサケワン社は全米吟醸酒シェアの9割を占める。
2005年9月、シリコン・バレー・リーダーシップ・グループ(Silicon Valley Leadership Group)による、ヘルス・ケア、教育、失業面などをシリコン・バレーとほか7都市で充実度を比較した調査ランキングでは、3位のシアトルを抑えてポートランドが2位に。同年、ポートランド市街を走るストリートカー(2001年夏に運行開始)が、優れた都市開発に贈られるルディー・ブルーナー賞(Rudy Bruner Award for Urban Excellence)金メダルを受賞した。ポートランドは快適で住みやすい都市として、着実に全米で認知され始めている。
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