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2025年5月19日~5月23日のニュース

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シアトル市立公園、閉園時間変更や取締り強化など夏季安全対策を実施

5/22/2025

シアトル市が管轄する地元の公園では、閉園時間を早め、取締りを強化するなどの夏季の犯罪防止策が実施される。ブルース・ハレル市長が21日(水)に市民の安全と快適な夏の公園利用を目的とする包括的な公共安全対策を発表。その一環として、アルカイ・ビーチやガス・ワークス・パークを含む全ての市立公園の閉園時間を23日(金)から9月のメモリアル・デーまで、これまでより1時間早い午後10時30分に変更する。通常は24時間利用可能な公共のボートランプも午後10時30分に閉鎖。他にはガス・ワークス・パークなど一部の公園へのゲート設置、照明の改善、警察による巡回の増加、公園レンジャーや民間警備員の増員などが安全対策に含まれる。さらに既存の条例の厳格な運用、目立つ案内表示の設置、公園利用者のリアルタイムな意見収集を目的とした二次元コード設置も行う。市は今シーズン終了後、対策の成果を評価し、2026年夏に向けた改善案をまとめる予定。KING5の関連記事はこちら


銃器の入手に州発行の許可証提示を義務付ける法案に知事が署名

5/21/2025

ワシントン州のボブ・ファーガソン知事は20日(火)、銃器の入手に州発行の許可証の提示を義務付ける下院法案(House Bill 1163)に署名し、2027年5月1日から施行される。民主党議員らは、同法案が銃による暴力や自殺の防止に役立つと主張する一方、共和党議員と憲法修正第2条擁護派らは法案が違憲であると述べている。銃器購入許可証はワシントン州パトロール(WSP)の銃器身元調査プログラムを通じて申請する必要があり、居住地域の法執行機関が採取した指紋、過去5年以内に認定された銃器安全訓練プログラムの修了証明書、および特定の身元確認情報の提出が求められる。ディーラーは、購入者または譲受人が有効な銃器購入許可証を提示しない限り、銃器を引き渡すことができなくなる。ワシントン州免許局(DOL)はこれらの譲渡記録を保持し、また州の身元調査プログラムは、法的に不適格となった場合に購入許可を取り消すための資格調査を毎年実施する。法執行機関、軍人、武装する警備員などはこの義務を免除されるが、適切な身分証明書を提示しなければならない。KIRO7の関連記事はこちら


スノホミッシュ郡行政長官、ペインフィールド空港の拡張に向けた命令に署名

5/21/2025

スノホミッシュ郡のデイブ・ソマーズ行政長官が20日(火)に、ペインフィールド空港の商業旅客機能の拡大に向けた命令に署名した。これに従い、環境評価や法的手続きを担うタスクチームが設置される。具体的なスケジュールなどは命令に記載されていないが、ターミナルやインフラの整備には3~5年かかる可能性がある。今年初めに発表された草案では、年間利用者が増えることを前提に、航空機用ゲート12基の追加、旅客ターミナルの面積を23万9,000平方フィートに拡大することが提案されている。2019年には約100万人が利用したペインフィールド空港では、2034年頃には旅客数が年間約400万人になる見込み。空港では現在、アメリカ西部の都市を結ぶ12路線が運航されており、6月からはデンバーへの新たな直行便も就航する予定。KING5の関連記事はこちら


永住権保持者がフィリピンから帰国時にシータック空港で拘束

5/20/2025

ワシントン州在住の永住権保持者が、家族と共にフィリピンから帰国した先週15日(木)に、シアトル・タコマ国際空港(シータック空港)で税関・国境警備局(CBP)に拘束されており、家族などが19日(月)に解放を求めて空港近くで集会を行った。拘束されたマキシモ・ロンドニオ氏の家族は、その理由や現在の状況についての情報を得るのに苦労していると述べている。42歳のロンドニオ氏は12歳で渡米。20年以上前の非暴力的な前科が2件あるものの、すでに解決済みという。家族は毎年フィリピンを訪れているが、これまでの入国審査は長くなかったと述べている。今年2月にもシータック空港で同様のケースが発生しており、ワシントン大学の元研究室技術者で、アメリカ在住歴50年以上の永住権保持者ルウェリン・ディクソン氏がフィリピンから再入国したところを拘束された。同氏は2001年に非暴力の軽犯罪を犯している。KING5の関連記事はこちら


州立公園利用時に必要なディスカバー・パス、今年10月より50%値上げ

5/19/2025

ワシントン州立公園の利用などに必要なディスカバー・パスの料金が、今年10月1日より現在の30ドルから45ドルへ引き上げられる。この50%の大幅な値上げに関する法案(SB 5390)は、4月にワシントン州議会で可決され、17日(土)にボブ・ファーガソン州知事が署名しており、2011年以来初の値上げとなる。ディスカバー・パスは、ワシントン州立公園やワシントン州魚類野生生物局、ワシントン州天然資源局が運営する土地へ駐車できる年間パスで、その収入はトレイル・公園設備の維持や人件費などの公園運営費にあてられている。ワシントン州立公園は州からの予算削減と新たな経費増加に直面しており、公園運営費のうちパスなどの収益によって賄う割合は、過去2年間は約65%であるのに対し、2025年~2027年は約71%となる見込み。この新法には、オフロード車両や障害退役軍人(Lifetime Disabled Veterans)向けのパスに関する変更も含まれている。KING5の関連記事はこちら