シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2016年5月9日~13日(5月2週目)

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シアトルの音楽ライセンス会社Audiosocketは、アメリカ大統領選の民主党候補指名争いに立候補していたテッド・クルーズ上院議員の選挙広告で、著作権のある音楽を無断使用されたとして、9日(月)に連邦地方裁判所に訴えを起こした。同社が運営するウェブサイトからダウンロードされた楽曲『Lens』と『Fear of Complacency』が利用許諾なしに、テレビとオンラインでの2つの選挙広告で使用されたとし、クルーズ氏と広告会社に対して著作権侵害とライセンス契約違反で損害賠償を求めている。AudiosocketのCEOであるブレント・マックロッセン氏はKING5のインタビューに対し、「クルーズ氏の選挙広告での楽曲使用は知的財産権の窃盗であると確信している。訴えは著作権を守り、アーティストが確実に正当な報酬が得られるようにするためである」と話している。KING5の関連記事はこちら

シアトル北部で停電、原因はアライグマ

5/11/2016 ・KING5

シアトル市北部で11日(水)未明、38000世帯以上が影響を受ける大規模な停電が起こり、シアトル・シティ・ライトは原因はアライグマよるものとみている。午前2時45分、バラード、フリモント、ウォーリングフォード、マグノリアの地域で電気供給が停止したが、2時間後の午前5時頃にはほぼ全域で復旧。アライグマがバラード近くにある変電所に入り込み、停電を引き起こした可能性が高い。近所の住人は大きな爆発音が変電所から聞こえた後、職員がアライグマを捕らえようとしている姿を目撃したと話している。KING5の関連記事はこちら

WA州でマリファナ使用者による車の衝突死亡事故が倍増

5/10/2016 ・KIRO7

アメリカ自動車協会(AAA)の最近の報告によると、ワシントン州でマリファナの陽性反応が出た運転者が引き起こした車の死亡事故件数が、マリファナの合法販売開始後に倍増した。2013年の調査結果では、死者が出た衝突事故で運転者にマリファナの主な有効成分テトラヒドロカンナビノール(THC)への陽性反応があったのは事故件数全体の8パーセント。娯楽用マリファナの合法的な販売が始まった2014年には、運転者からTHCの陽性反応が出たケースが17パーセントまで増加した。マリファナ使用後、数週間はTHCが体内に残るため、陽性反応のあった運転者が事故発生当時に運転に支障をきたす状態であったかどうかはわからない。しかし、AAAの関係者はこの報告が今年マリファナの合法化を検討している国内20以上の州において、マリファナ使用者の運転が懸念材料になると話している。KIRO7の関連記事はこちら

シアトル市長、中国と日本を公式訪問

5/9/2016 ・Seattle Times

シアトルのエド・マレー市長が9日(月)から17日(火)まで中国と日本を訪問する。中国へは昨年の中国の習近平国家主席のシアトル訪問を受けて、ビジネスやテクノロジーの主要都市である香港、深セン、杭州を5日間かけて訪れる。シアトルの地元企業は総額約4000万ドルに相当する契約を中国企業と結んでおり、中国がシアトルのビジネスへ与える影響は大きく、訪問の目的にはシアトルへの投資促進や地元企業の事業展開拡大などが含まれている。市長は香港と深センへはボーイング、マイクロソフト、ワシントン大学、アラスカ航空、アマゾン、コストコ、バルカンなどの代表派遣団と共に訪れ、持続可能な発展や環境について政府関係者とのプレゼンテーションや、ゲノム研究機関の訪問などが予定されいる。また、杭州ではアマゾン、ブルー・ナイル、コストコの代表者と共にeコマース大手のアリババ本社を視察。その後、15日(日)、16日(月)はシアトルの姉妹都市である神戸市を訪れ、神戸まつりに来賓として参加。またボーイング機の部品製造工場を視察、震災を体験した神戸市の関係者と危機管理について話し合いが予定されている。17日(火)は東京へ移動し、経団連や日本旅行業協会とのミーティングや、日本で初めて同性カップルを結婚に準じる関係と公的に認めた条例を施行している東京都渋谷区長と面会する。マレー市長は今回の日本訪問は主に文化的関係を強調したものになると話している。Seattle Timesの関連記事はこちら