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シアトルが舞台の映画ロケ地巡りー「シングルス/Singles」

グランジ・ミュージック発祥の地として、シアトルを一躍有名にした映画がコレ!シアトルのローカルが撮影した映画なので、シアトルの雰囲気がとてもよくでているだけでなく、『パール・ジャム』のエディー・ヴェダー、ストーン・ゴッサード、ジェフ・アメントや、『サウンドガーデン』のクリス・コーネルなど、地元のミュージシャン達も出演。90年代初期のシアトルの様子がよくわかる、とっておきの映画だ。(2004年執筆当時の情報をもとに、2023年3月に更新)

映画「シングルス/Singles」のあらすじ

映画「シングルス」

90年代初頭、グランジの一大ムーブメントを巻き起こしたシアトルに住むシングルス(独身者達)が、それぞれの愛を探すコメディー。ライブハウスで出会ったリンダ(カイラ・セジウィック)とスティーブ(キャンベル・スコット)、スティーブと同じアパートに住むジャネット(ブリジット・フォンダ)とグランジ・ミュージシャンのクリフ(マット・ディロン)など、複数の男女の生き方がシアトルを舞台に描かれる。

邦題:「シングルス」
英題:「Singles」(1992年)
監督:キャメロン・クロウ
出演:キャンベル・スコット、カイラ・セジウィック、マット・ディロン、ブリジット・フォンダ

【道順】

  1. レントンにある公園でジミヘンのお墓を訪問
  2. → キャピトル・ヒルのアパート前で記念撮影
  3. → ユニオン湖沿いのレストランでランチ
  4. → ユニオン湖沿いの公園でひと休み
  5. →ポスターの撮影に使われたパイオニア・スクエアの一角を散策
  6. → ベルタウンのバーで一杯

映画「シングルス」シアトルのロケ地

クリフが訪れたジミー・ヘンドリックスのお墓

グリーン・ウッド・メモリアル・パーク&セメタリー

クリフ(マット・ディロン)がギターを持って横たわるジミー・ヘンドリックスのお墓は、レントンの公園墓地にある。2003年11月26日(28歳で他界したジミヘンの60歳の誕生日の前日)、彼の亡骸は家族によって新しい記念碑に移されたので映画とは異なるが、大理石でできたドーム付きの新しいメモリアルはファン必訪。旧お墓のヘッド・ストーンもある。

ちなみに、キャピトル・ヒルのブロードウェイ添いには、ギターを弾いているジミー・ヘンドリックスのブロンズ像がある。『シアトル・セントラル・コミュニティー・カレッジ』の道を挟んで向かいというロケーションから、お茶目な学生の手によって、口にタバコをくわえていたりするので、ファンはこちらも見逃さないように。

■Greenwood Memorial Park & Cemetery
350 Monroe Ave. NE, Renton, WA
Tel:425-255-1511
※ ジミヘンのメモリアルは、セメタリーの南西にある円周のドライブ上にある。

シングルスが住んでいたアパート

シングルスが住んでいたアパート

映画の中でスティーブ(キャンベル・スコット)やジャネット(ブリジット・フォンダ)達が住んでいたアパートは、ミュージシャンやアーティスト、学生たちに人気のエリア、キャピトル・ヒルに実在。トーマスSt.と19th Ave.の角にある。当時の雰囲気そのまま、現在もアパートとして使われているので、住民の生活をおびやかさないように外からそっと見るだけにしよう。

1820 E. Thomas St., Seattle, WA

スティーブがシアトル市長とランチを食べたレストラン

チャンドラーズ・クラブハウス

チャンドラーズ・クラブハウス
▲ユニオン湖に面したパティオ。プライベート・パティオもある
Dahlia Lounge
▲モダンなバー・エリア。店内のインテリアもモノトーンから明るいパンプキン・カラーに一新

シアトル市長役のトム・スケリットが、スティーブのプレゼンテーションを聞くために彼と一緒にランチを食べるレストランがココ!

2003年の7月に75万ドルをかけて大改装をしたため、当時とは雰囲気が異なるが、ユニオン湖沿いの美しい眺めや新鮮なシーフード料理は健在。店内の改装に合わせて、アジアン・テイストとノースウエストの海の食材を組み合わせた、オリジナリティー溢れる料理も登場した。イチオシは、マグロをわさびとジンジャー、しょうゆで味付けした「Seared Ahi Tuna」と「Lobstar Spring Roll($11.95)」。また、おサイフに余裕があれば、ダンジネス・クラブをブラックビーン・ソースで炒めた「Dungeness Crab / Sauteed with black bean sause」もぜひ試してほしい1品。

Chandler’s Crabhouse
901 Fairview Ave. N., Seattle, WA 98109
※閉店しています。

スティーブとリンダが結婚について話し合う公園

ガスワークス・パーク

ガスワークス・パーク
ガスワークス・パーク
▲ガス製造所を公園にした斬新なアイデアと設計に国際的な賞も受賞した

ユニオン湖に面した眺めのいい公園『ガスワークス・パーク』も登場。スティーブとリンダが二人の結婚について話し合う公園として使われた。もともとは石炭からガスを作るガスの製造所だったものの、天然ガスが普及した1956年に閉鎖。その後シアトル市が土地を買い取り、著名なランドスケープ建築家の手によって1975年に公園としてオープン。晴れた日は凧揚げ(カイト)やピクニックをするシアトライトで賑わい、独立記念日に花火が打ち上げられることでも有名だ。

Gasworks Park
2101 N. Northlake Way, Seattle, WA
開園時間:6:00 a.m.~10:00 p.m.
休み:なし
www.seattle.gov/parks/allparks/gas-works-park

ポスターの撮影に使われた公園

オキシデンタル・スクエア・パーク

ガスワークス・パーク
▲ポスターはこのアングルで撮影。公園からトローリーの駅方向を向いたところ

映画のポスターが撮影されたのは、昔ながらの石造りの建物が並ぶシアトル発祥の地、パイオニア・スクエア。Occidental Ave.添いにある小さな公園が使われた。
クリフとジャネットが座っているベンチは撮影用に設置されたものだが、1887年に作られた歴史あるこの公園にはあちこちに同じようなべンチがあり、また石畳の道路や石造りの建物、楓の木など、ポスターの雰囲気そのまま! ただし、このエリアはあまり治安が良くないので、明るいうちに出掛けるようにしよう。

Occidental Square Park
Occidental Ave. & S. Main St., Seattle, WA
営業時間:6:00 a.m.~10:00 p.m.
休み:なし
www.seattle.gov/parks/allparks/occidental-square

スティーブがリンダと初デートするカフェ

ヴァージニア・イン

ヴァージニア・イン
▲グリーンの看板が目印。1st Ave.に面している

スティーブが仕事の合間にリンダ(カイラ・セジウィック)を呼び出して、初めてデートしたのが『ヴァージニア・イン』。パイク・プレイス・マーケットとベルタウンの中間に位置するため、ロコや観光客の両方が集まり、いつも混み合っている。夏には道に面してテラス席も設けられる。

Virginia Inn
1937 1st Ave., Seattle, WA
Tel:206-728-1937
営業時間:月〜木11:30 a.m.~8:00 p.m.、金11:30 a.m.~9:00 a.m.
休み:なし
https://virginiainnseattle.com/

溜まり場になっていたカフェ&コンサート・シーン

出演者達の溜まり場になっていたジャネットが働くカフェは、ウォーターフロント(旧住所/212 Alaskan Way S., Seattle)にあった『OK Hotel』が使われたが、残念ながら2001年にクローズしてしまった。

また、『Alice in Chains』のコンサート・シーンは、ライブハウスではなく、ピア48の倉庫で撮影されたもの。残念ながら一般の人は中に入ることができない。

 


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