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2008年7月21日(月)

マリナーズ・アップデート NEW!

【7月第3週レポート】
イチロー、日米通算3000本安打まで、あと7本

取材、文・丹羽政善
 


 マリナーズの後半戦が始まった。ア・リーグ中地区最下位のクリーブランド・インディアンズを迎え撃ったが、エースのC・C・サバシアをトレードして、すでに白旗を上げているチームに対して1勝2敗。後半もまた、長いシーズンになりそうだ。

 そんな中で、チームにとってはイチローの記録達成だけが、集客の望みか。前半を終えて、日米通算3000本安打まで11本。最初の2試合で4安打を放つと、残り7本とした。

 本人としても、ホームで打ちたいところ。ただ、残り3試合で7本は微妙。今日7月21日の試合で猛打賞を記録できれば現実的になってくるが、レッドソックス3連戦で1試合でも無安打があれば、トロントで行われるシリーズに記録達成は持ち越しとなるかもしれない。

 しかし、それが終わってしまえば、見どころの乏しいチームとなる。

 プレイオフ進出の望みが無くなった場合、チームはマイナーで活躍する選手を昇格させて、来季に向けてのテストを試みる。しかしマリナーズの場合は、そういう選手すらマイナーにいない。結果として、ジェレミー・リード、ウィリー・ブルームキストといった選手にお金を払って観戦しなければいけない。今年だけなら我慢もできるが、来季に向けての希望が持てないことが、ファン心理を寂しくしている。

 本当にこのチームは、どこに向かっているのだろう。ベテラン選手をトレードして、若手を獲得する、といった動きもない。もう、おそらく来季の構想には入っていない、ホゼ・ビドロ、ミゲル・バティスタを、未だに起用している。

 ブランドン・モローにしても、将来の先発候補なのに、そのテストをとまどう。J・J・プッツ復帰のタイミングはベストだったのに、代わりにマイナーに降格させたのはライアン・ローランドスミスだった。

 結局は、新しいGMが就任するまでは、方向性は決められないのだろうが、GMが決まっても、ビル・バベシ前GMのように実権を与えないなら、同じことの繰り返しである。マリナーズの改革は先が読めない。