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昨日、秋晴れの中、マリナーズの2009年シーズンが終了した。
セーフコ・フィールドで行なわれた今季最終戦を4対3でものにすると、試合終了後は選手が場内を一周。引退が噂されるケン・グリフィーJr.は、チームメートに担がれ、イチローはカルロス・シルバに肩車されて、観客に手を振った。
地区優勝したわけでも、プレイオフを決めたわけでもなく、実際は地区3位。しかし、昨季の61勝に比べれば、今年は85勝。チームは劇的に変貌を遂げた。
イチローもそんなチームを、「いいチームだった」と振り返っている。
「単純に、気持ちがいい」
それは、勝っていること自体に加え、「野球場にきて野球のことに集中できるチームだったから」と言う。
それを演出したのは、ベテランのグリフィーであり、マイク・スウィーニーだった。
イチローは、メジャー記録となった9年連続200安打を放ったときも、「ジュニアの影響は計り知れない」と話したが、クラブハウス内での存在感は、圧倒的だった。
そのグリフィーは、引退かどうか、その去就をまだ明らかにしていない。
昨日も試合後、どうするのか? と散々聞かれて、「わからない」と答えている。
多くは残留と見ているが、気まぐれな彼のこと。いつ突然、「子供のフットボールの試合が見たいから」と引退を発表するかもしれない。
ただ、チームメートに担がれてファンに挨拶をしているとき、客席からは、「もう1年!」という声が木霊していた。
本人はあの声をどう聞いたのか?
マリナーズの歴史を作った選手。おそらく彼がいなければ、セーフコ・フィールドは出来ていなかったし、そもそも、チームがシアトルに存続していたかどうかわからない。
最終的にはチームが判断することになるが、今季も19本塁打。打率は2割1分4厘と全盛時に比べれば寂しいが、19本の中には、何本も試合の流れを変える本塁打が含まれている。彼の貢献は、クラブハウス内にとどまらず、グラウンドでも十分にあった。
残留はイチローらも望んでいることだろう。
ぜひ来年も、背番号「24」をセーフコ・フィールドで見てみたいものである。 |