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四季を通じて楽しめるゲスト・ハウス「さくら山荘」

2004年12月掲載
 

ベルビューの自然溢れる住宅地にたたずむゲスト・ハウス「さくら山荘」。旅行関係の仕事をしていた菅原さんが「日本からの旅行者に、素敵なノースウエストの自然とパック・ツアーではできないアメリカ生活を体験してもらいたい」との思いで2001年にオープンさせて以来、多くの日本人が滞在している。旧帝国ホテルをデザインしたフランク・ロイド・ライトの流れをくむ荘厳でゴージャスな家屋、そして外壁にはアリゾナ産のオニキスを使用している。

木々に囲まれた部屋の窓からは、春には満開の桜、夏にはシャクナゲ、秋には赤や黄色の紅葉が楽しめる。冬は葉の落ちた木々の間からワシントン湖の眺望も。庭からトレイルを経て、湖まで散歩できる。ワシントン湖でひと泳ぎした宿泊客もいたそうだ。「来年の夏はマリン・スポーツの設備に力を入れたい」と菅原さん。スキー場まで車で30分と、ウインター・スポーツ・エリアへも好アクセスだ。

 

ツアー・ガイド歴日米通算20数年の菅原さんは、アウトドアからカジノ、ナイトライフまで、観光に関する情報なら何でもおまかせ。例えば、いろいろな条件が揃わないときれいに見えない、レニア山のリフレクション・レイク(湖面にレニア山が映る)の貴重な体験など、情報の宝庫の菅原さんからは、後悔のない旅行プランも聞き出せそうだ。

 
▲滞在客からのお礼の手紙

朝食は奥さんの手作り。「おいしいうえにボリュームたっぷりだから、今日はもう何も食べなくていいわ」と語るお客さんもいたとか。長期滞在者は洗濯機と乾燥機が使えたり、自炊もできたりと至れり尽くせり。優しいご夫婦の元には滞在客からたくさんのお礼の手紙が届く。
「シアトル・ダウンタウンでの宿泊だと、ワシントン湖を渡る時のあの素晴らしい景色は見られなかっただろう」とのお客さんのコメントに代表される景色はもちろん、シアトルから車でわずか15分というアクセスの良さ、そして治安の良さも、ベルビュー滞在の利点だろう。部屋はエコノミー(定員15人までの大部屋。寝袋要。バス・トイレ各2つ付き)、マスター(バス・トイレ付き)、パーソナル(ツイン)の3種類が用意され、タダの観光だけでは物足りないホームステイのような滞在を希望する人、または女性のひとり旅にもオススメ。ホリデー・シーズンの日本からの友人・知人の来訪に、利用してみてはいかが?

■さくら山荘
11630 SE 45th Pl., Bellevue, WA 98006
Tel/Fax:425-643-2041
Eメール:ysuga@hotmail.com
ウェブサイト:www.stayna.com