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心と体の不調はツボを通じて治す!中医学の鍼治療で健康の悩みを解決

2010年07月掲載

セレブレート・アジア! ▲治療院経営を含め7年以上の臨床経験を持つゆう子さんは、カリフォルニア州から引っ越して来たばかり。良い気の流れを感じて選んだという、シェア・ハウスと隣接するユニークな造りのオフィスは、ウォーリンフォードの住宅街にあるセレブレート・アジア!▲「日本人の方は特に、痛みを我慢してしまう人が多く見られます。夫婦あるいは親子で、店ののれんをくぐる感覚で気軽に治療を受けに来ていただければうれしいです」と、ゆう子さん

世界保健機関( W H O )やアメリカ国立衛生研究所(NIH)でもその有効性が認められている鍼治療。6月に開院したばかりのサンシャイン鍼灸漢方治療院では、鍼灸師、そして漢方薬剤師でもあるゴンサレスゆう子さんが、3000年以上の歴史を持つ伝統中国医学(中医学)に基づいた治療を行う。
今回の取材では、普段の治療と同じ手順を踏み、問診、血圧測定のほか、中医学独特の脈診(血や気の流れを脈で判断)、舌診(舌の形状、苔の色などを視診)、腹診(腹部の触診)の後、鍼治療を体験させてもらった。中医学では、人体は陰と陽のバランスで成り立つと考えられており、筆者の場合、陰が足りないために下半身が冷えて上半身がのぼせるのだそう。頭のてっぺんから足先までの計7カ所のツボに鍼を打ち、さらに指圧で気の流れを整えてもらうことに。鍼というと痛そうに聞こえるが、毛髪ほどの細さなので、刺す瞬間だけチクッとする程度。15分くらい置いてから抜かれ、その間は深いリラックス状態となる。ツボによっては少し温かく重たい感じがするものの、それはそのツボが司る器官の不調の現れなのだとか。そのほか、食事や漢方薬、呼吸法についてもアドバイスを受けた。陰を補うには、黒豆や黒ゴマなど黒いものを食べると良いらしい。
鍼治療を含む中医学は、不調の原因を根本から治し、自然治癒力を高めて健康へと導いていくので、さまざまな症状に効果を発揮。ぎっくり腰や五十肩などあらゆる痛みの治療のほか、生理痛、更年期障害、不妊などの婦人科系、うつや不眠といった神経系にもよく効くのだそう。完全予約制で、診療料は初回が約1時間で$74、2回目以降が約45分で$61となっており、漢方薬の相談にも応じている。

■ Sunshine Acupuncture andHerbal Medicine Clinic
4011 Wallingford Ave. N., Seattle, WA 98103
TEL: 206-619-9978
診療時間:9:30 a.m.~1:30 p.m(. 木曜12:00 p.m.~4:00 p.m.)
休み:土・日曜・祝日 www.helloacupuncture.com

 

*情報は2010年7月時点のものです