2015年11月30日～12月4日（11月5週目/12月1週目）

シアトルを拠点とする医療機関のグループ・ヘルス・コーポレーティブは4日（金）、カリフォルニアに本社がある大手保険会社カイザー・パーマネンテ社に近々取得される予定であることを発表した。正式に取得に至るには、今後グループ・ヘルスや関係機関からの承認が必要となる。発表によると、カイザーによる取得後も当面はグループ・ヘルスの保険や医療サービスなどの大きな変更はなく、これまでと同様に利用できる。カイザーは現在8州とワシントンD.C. でサービスを展開し、加入者は1000万人以上。また、グループ・ヘルスは1947年設立で、会員数は60万人近くに上る。King5の関連記事はこちら

シアトル・マリナーズは3日（木）、サンフランシスコ・ジャイアンツからフリーエージェントとなっていた青木宣親選手と正式に来季の1年契約を交わした。今年、右足骨折や死球が原因の脳震盪のため試合出場が93回にとどまっていた青木選手だが、同日午前に受けた身体検査をパス。その後、契約書にサインし、セーフコ・フィールドで入団の記者会見が行われた。青木選手は記者会見で、「コーヒーとワールドシリーズで勝つためにシアトルに来た」と英語で冗談を交えながら挨拶。背番号は8番に決定し、年俸は約550万ドルと報じられている。Seattle Timesの関連記事はこちら

先月、倉庫型卸売小売チェーンCostcoが製造販売したチキンサラダに含まれるセロリが原因の大腸菌O157感染が発覚したが、米国食品医薬品局（FDA)はリコール対象を16州にある10社以上の小売チェーンで販売された商品に拡大した。問題となったセロリを販売したのはカリフォルニアの大手野菜業者Taylor Farms Pacific Inc. で、ワシントン州内ではCostcoのチキンサラダの他、セブン・イレブン、セイフウェイ、アルバートソンズなどで販売された一部の商品に同社のセロリが使用されていた。これまで7州で19人のO157感染が報告されており、そのうち5人が入院した。リコールの詳細はこちら。King5の関連記事はこちら

アメリカ合衆国国土安全保障省は、ワシントン州で通常発行される運転免許証が連邦政府の基準を満たしていないとして、2016年より身分証明書として認めないことを明らかにしている。来年からは連邦政府機関建物への入館時や航空機搭乗の際に、ワシントン州の運転免許証が使用できなくなり、別途料金を払って連邦政府の基準に合った運転免許証を新たに取得するか、連邦政府が認めた身分を証明できる書類などを提示する必要がある。テロリストによる犯罪防止の一環として、連邦政府は偽造書類を防ぐことを目的としたReal ID法を2005年に成立。この法律では州に対して運転免許証発行を発行する対象はアメリカ市民と合法滞在者のみとしている。国内ではワシントン州を含む24州の運転免許証がこの基準を満たしておらず、またワシントン州では運転免許取得時に、在留資格を証明する書類提出は要求されない。King5の関連記事はこちら

タコマ市は所有する旧市庁舎を、オレゴンを中心に多くのホテルやパブなどを展開するマクメナミンズに対して販売、またはリース交渉を近々行う予定であるとKCPQ-TVが報じた。市は建物を6月に400万ドルで購入し、その後業者から開発の申し出を募っていた。マクメナミンズの提案では旧市庁舎をホテル、バー、レストラン、会議室やギフトショップなどが併設した施設へと改装する。Strickland市長は同社の提案が実現すればタコマの経済に良い影響を与えると話している。マクメナミンズは他にもタコマにある歴史的建造物のElks Lodgeを現在修復、改装工事を行っており、また今年10月にはボセルの古い学校校舎を改装してホテルやパブ、映画館などが入る娯楽施設としてオープンしたばかり。Seattle Timesの関連記事はこちら

ワシントン州魚類野生生物局はシアトル、ブレマトン地域のマリーン・エリア10で12月、一般へのカニ捕りが約3カ月ぶりに解禁されることを明らかにした。カニ捕りが許可されるのは12月1日（火）の午前8時から12月31日（木）午後5時まで。ピュージェット湾では他のエリアでも12月末まで毎日カニ捕りが楽しめる。捕獲できるダンジネス・クラブは幅が6と4分の1インチ以上の雄のみで1日当たり5匹まで。また、レッドロッククラブは幅5インチ以上であれば、雄雌関係なく1日6匹まで捕獲が許可されている。King5の関連記事はこちら