シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2018年5月21日~5月25日( 5月4週目)

シアトルの企業に対する新税(head tax)導入の取り消しを住民投票にかける活動資金として、アマゾン・ドット・コム、スターバックス、バルカン、クロガー、アルバートソンズ、ハワード・ライトが、それぞれ2万5千ドルを支援することを表明したことが、23日(水)の市の選挙委員会による報告で明らかになった。これらの企業の他にもセンチュリーリンク、ディックス・ドライブ-イン、宇和島屋など、市内でビジネスを行う多くの企業や個人が17日(木)までにこの活動への資金援助を表明しており、その合計額は32万5千ドル以上に上る。新税導入の取り消しを11月に住民投票にかけるため、6月12日(火)までに必要となる有権者18000人以上の署名を集める活動「No Tax on Jobs」は18日(金)に開始されている。年間売上高2000万ドル以上の大企業に対し、フルタイム従業員1人あたり1年間275ドルの税金を課す法案は、14日(月)にシアトル市議会にて満場一致で可決し、16日(火)にジェニー・ダーカン市長が署名。2019年に導入、原則として5年間実施される予定。Seattle Timesの関連記事はこちら

ワシントン大学近くで狂犬病のコウモリが見つかる

5/23/2018 ・KING5

狂犬病ウイルスに感染したコウモリが19日(土)にワシントン大学(UW)のハスキー・スタジアム近くで見つかったことを受け、キング郡-シアトル保健局は22日(火)に、UW付近でコウモリに接触した人はすぐに医師に相談するよう警告を発している。この狂犬病のコウモリは、少なくともUWの学生1人に噛み付いており、被害者は病院で手当てを受けている。コウモリが噛み付いた現場には子どもが数人いたという。また被害者は、指に噛みついて離れないコウモリを19th Ave. NEの4500ブロックにあるLambda Chi Alpha fraternityの建物に持ち込んだが、当時建物内にいた人から感染者は出ていないことが確認されている。狂犬病のウイルスは感染している動物の唾液に含まれており、噛まれたり、感染した動物に触れて伝染することがある。発症すると致命的となるが、感染しても発症前だと治療できると保健局は話している。KING5の関連記事はこちら

ベルビューでライトレール建設作業員が落下し死亡

5/22/2018 ・KING5

ベルビューのライトレール建設工事現場で22日(火)午前3時頃、作業員が高所から落下して死亡する事故が発生した。事故現場はSR 520と148th Ave. NE が交差する付近で、被害者は高架支柱から約40フィート落下。警察や消防隊員がすぐに駆けつけ救命処置を行ったが、作業員は搬送先のシアトルの病院で死亡が確認された。サウンド・トランジットによると現場ではここ数日間、桁の取り付け作業が行われていた。KING5の関連記事はこちら

ノース・ベンド近くの山麓で、男性がクーガーに襲われ死亡

5/21/2018 ・KING5

19日(土)にワシントン州ノース・ベンド近くのカスケード山麓にあるトレイルで、サイクリングをしていた男性2人にクーガーが襲いかかり、1人が死亡、もう1人が負傷した。キング郡保安官事務所によると、2人は砂利道をサイクリング中、グーガーに後をつけられていることに気づき、追い払うため自転車を降りて音を出したり、自転車を使って怖がらせたりした。クーガーは一旦逃げたが、すぐに戻ってきて2人を襲った。一命を取り留めた男性は最初に襲われ頭を噛まれたが、もう1人がその場から逃げ始めると、今度はその男性がクーガーに追われて襲われたと話している。逃げ切った被害者の通報を受けた警察は、森の中で死亡した男性の近くにいたグーガーを発見。発砲したが逃げられ、その後ワシントン州魚類野生動物管理局(WDFW)の職員が2人を襲ったと思われるグーガーを見つけて銃殺した。WDFWによると、クーガーに襲われて死者が出るのは過去100年間に2回目で、非常に稀だと話している。KING5の関連記事はこちら