2018年7月16日～7月20日（7月3週目）

シアトルのコンベンション・センター拡張工事に伴い、キング郡メトロとサウンド・トランジットのバスが利用するバス停、コンベンション・プレイス・ステーションが21日（土）より永久的に閉鎖される。代替のバス停は9th Ave. のOlive Way と Pine St. の間に設けられ、現在地下トンネルを利用している7ルートのバス（41、74、101、102，150，255とサウンドトランジットの550）は2019年3月頃まで、9th Ave. を迂回し臨時のランプを通ってトンネルに入る。影響を受けるバスの本数は平日で合計817本、利用者数は1日およそ5400人。ライトレールの運行には影響はない。来年3月頃からは、トンネルを利用する全てのバスは地上での運行に切り替えられ、トンネルはライトレール専用となる予定。キング郡議会は昨年、コンベンション・プレイス・ステーションの土地をワシントン州コンベンション・センターに拡張工事のため2億7500万ドルで売却することを承認している。Seattle Timesの関連記事はこちら

不動産コンサルタント会社のライダー・レベット・バックノール（RLB）が行った最近の調査によると、シアトルにおいて建物建設のために稼働しているタワークレーンの台数は65台で、2016年以降連続してアメリカ国内で最多となっている。この調査は半年ごとに実施されており、シアトルのクレーン台数はしばらく60台前後が続いていたが、前回の今年1月における報告では45台と落ち込み、42台だった2015年7月以降最も少くなっていた。これは調査が行われる直前の年末、多くの建設工事が同時期に終了したのが原因とみられている。しかしその後、新しく複数のビル建設計画が開始されたため、タワークレーンの稼働台数は大幅に回復し、今回の調査では国内で2番目に最多のシカゴよりも25台多い。シアトル市内で最も稼働台数が多い地域は17台のサウス・レイク・ユニオン、続いて14台のダウンタウン、10台のキャピトル・ヒル。シアトルに隣接するベルビューはRLBの調査対象外となっているが、同市によるとタワークレーンの稼働台数は14台で、2017年の最も台数が多かった時点よりもおよそ2倍に増加している。Seattle Timesの関連記事はこちら

ワシントン州交通委員会は17日（火）の会合で、ダウンタウン・シアトルに今年10月開通予定のSR99トンネル通行料の3案のうち、日と時間帯により1ドルから2.25ドルの間で変動する料金案を投票により承認した。料金は平日のラッシュアワーである午前7時〜午前9時は1.50ドル、午後3時から午後6時は2.25ドルで、週末は一律1ドル。2022年以降、3年ごとに3パーセントの値上げが盛り込まれている。また承認された案では、2046年までにトンネル建設費の借り入れ分を返済する計画となっている。 今後州は承認された料金に対する一般からの意見を聞いて検討し、秋に最終決定を下す。KING5の関連記事はこちら

シアトルのジェニー・ダーカン市長は17日（火）、次のシアトル警察署長にキャサリン・オトゥール前署長の辞職後の今年1月から臨時署長を務めるカルメン・ベスト氏を選んだ。ベスト氏は5月に発表された当初の次期警察署長最終候補3人に含まれておらず、シアトル警察の労働組合から不満の声があがっていた。その後、最終候補者の1人であった元ピッツバーグ警察署長のキャメロン・マックレイ氏が辞退したことから、今月初めにベスト氏が候補の1人に加えられた。黒人女性として初めてシアトル警察署長を務めるベスト氏は、同警察で26年間勤務しており、現職の前には署長補佐に就いていた。KING5の関連記事はこちら

ピュージェット湾では16日（月）に一般のキングサーモン漁が解禁となった。ワシントン州魚類野生動物管理局は、今年州に戻ってくる鮭の数は少ないと予想しており、コロンビア川、また海でのキングサーモン漁に関する今シーズンの規制をいつもより厳しくしている。釣って持ち帰れる鮭は大きさや数が定められており、また養殖場で生まれて自然に放された鮭に限られている。ピュージェット湾のMarine Area 9は8月15日（水）まで、Marine Area 10は8月30日（木）までキングサーモン漁が許可されているが、サケ漁の状況によってはシーズンが早く終わる可能性がある。釣りをするには州が発行しているライセンスの購入が必要。詳しくはオリジナル記事に記載。KING5の関連記事はこちら