シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2018年7月30日~8月3日(7月5週目/8月1週目)

昨年から大規模な改装工事が行なわれているシアトルの人気観光スポット、スペース・ニードルが3日(金)より、展望台の下の階に設置されたガラスの回転フロア「The Loupe」の一般公開を行う。ガラスの床へは、展望台から新しくできたOculus Stairsと呼ばれる階段を降りてアクセスする。建物に設置された一般客向けのガラスの回転フロアはThe Loupeが世界初。同じ階のレストランは2018年遅くにオープンする予定。地上500フィートの景色をさらに楽しめるよう、開放的な展望台へリニューアルする費用約1億ドルの改装工事は2017年9月より実施されている。KINGの関連記事はこちら


ワシントン州知事、山火事に関する非常事態宣言を発令

8/1/2018 ・KING5

ワシントン州のインスリー知事は7月31日(火)、高温で乾燥した気象状況とすでに発生している山火事被害を受けて、州内全ての39郡に非常事態宣言を出した。宣言では、7月の間、空気が異常に乾燥し、また例年を上回る高温となっており、即時対応が必要となる深刻な山火事が発生する危険性が高まっていると述べられている。この宣言により、州天然資源局(DNR)によって既に要請が出されている航空資産の使用や州東部へ災害派遣などを含む、ワシントン州兵(Washington National Guard)の協力が得られるようになる。DNRは昨年、853件の山火事に対応しているが、今年はすでに891件、被害面積合計11万3000エーカーの山火事に出動している。DNRによると、ワシントン州における山火事全体の発生原因のうち75パーセント以上は人的なものとなっている。KINGの関連記事はこちら


ダウンタウン・ベルビューに自転車専用レーン設置される

8/1/2018 ・Seattle Times

ベルビュー市は7月31日(火)朝、ダウンタウン初の自転車専用レーンのオープン式典を挙行した。リボンカットのほか、電動アシスト自転車の試乗やヘルメットの無料配布が行われている。このレーンは108th Ave. NE. の Main St. と NE.12th St. の間に設けられ、長さは4分の3マイル。今後1年間、自転車専用レーン設置に伴う車の遅延時間、交通量、路上駐車の状況や自転車利用状況など、付近の交通への影響に関する調査が行われ、ベルビュー市議会はその結果を見て同レーンを永久的なものにするかどうか決定する。Seattle Timesの関連記事はこちら


ワシントン州、3Dプリンターでの銃の設計図公開を巡り提訴

7/31/2018 ・KING5

ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は30日(月)、アメリカ政府がテキサス州の非営利団体に対し、3Dプリンターで銃を製造するための設計図のオンライン配布を認めたことについて、連邦裁判所にその差し止め命令を求める訴訟を起こしたと発表した。ワシントン州の他、オレゴン州、マサチューセッツ州、コネチカット州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、メリーランド州、ニューヨーク州の7州とコロンビア特別区がこの訴訟に加わっている。ファーガソン司法長官は公共の安全が脅威に晒されると訴え、3Dプリンターで製造できるプラスチックの銃は未登録であり、検知が非常に難しく、年齢、精神的健康状態や犯罪歴に関係なく、誰にでも製造が可能であると話している。テキサス州の団体Defense Distributedの設立者Cody Wilson氏は、2013年に3Dプリンターで銃を製造するための設計図ファイルをダウンロードできるようインターネットで公開し、国務省からファイルを削除するように命じるまでおよそ10万回のダウンロードがあった。2015年には国務省の命令を巡り、Wilson氏と政府の間で訴訟が起こっていたが、今年6月に両者の間で和解が成立し、オンラインでの公開が可能となっている。KING5の関連記事はこちら


2100年までにシアトルの海水面が約3ft. 上昇の可能性

7/30/2018 ・Seattle Times

ワシントン州のピュージェット湾と太平洋の海岸線171カ所において、地球温暖化によりどれくらいの早さで海水面の上昇が進むのか、最新の科学に基づく2150年までの予測が30日(月)に発表された。Washington Sea Grant と ワシントン大学の Climate Impacts Group によるこの報告は、気候変動により海岸沿い地域にとって脅威となる自然事象への対応準備を手助けするプロジェクトの一環として行われており、今回はこれまでの報告よりもさらに詳細となっている。報告によると、温室効果ガスの排出が時間とともに増え続けた場合、2100年までにシアトルでは海面が1.7フィート〜3.1フィート、グレイズ・ハーバー郡のタホラでは1フィート〜2.6フィート、ベリングハムでは1.3フィート〜2.7フィート上昇する。地球温暖化の影響で海水温が上昇し、また氷河や氷床が溶けて海水面の高さが上昇すると、洪水や高潮、海岸の断崖や海岸線の浸食、湿原や動植物の生息環境の縮小などの危険性が高まるほか、道路や建物の損害、漁業への影響を引き起こす可能性もある。Seattle Timesの関連記事はこちら