2019年11月18日～11月22日（11月4週目）

シアトルのジェニー・ダーカン市長とシアトル警察のカルメン・ベスト署長は21日（木）、市内の繁華街9エリアでホリデーシーズンのパトロール強化を実施すると発表した。サンクスギビングデーの週末30日（土）から12月の間、バラード、ダウンタウンの3rd Ave. と 6th Ave. の Olive Way と Union St. の間、キャピトル・ヒル、ユニバーシティー・ディストリクトなどで徒歩や自転車による警察の見回りが増やされる。ベスト署長は、昨年よりも20パーセント以上パトロールを増加すると話している。またシアトル警察は29日（金）のブラック・フライデーと大晦日の12月31日（火）にも具体的な安全対策を計画している。KING5の関連記事はこちら

シアトルのローカル紙シアトル・タイムズは、シアトル市民の通勤方法について調査し、2010年から2018年の間に大きな変化が見られると報告している。人口調査の結果をもとに解析した結果、単独での車通勤の割合は2010年に53パーセントであったが、2018年には44パーセントに減少。アメリカ国内の最も人口が多い100都市の中で減少率が一番高かった。しかしこの間、シアトルでは人口が急増しているため、単独の車通勤者の数自体は2010年から増加している。また公共交通機関を利用する通勤者は2018年に初めて10万人を超え23パーセント以上となり、2010年と比較して約5パーセント増加。さらに徒歩通勤者は2018年は12パーセントで2010年よりも3.5パーセント増えた。Seattle Timesの関連記事はこちら

スーパーマーケット・チェーン大手のクロガーは傘下のQFCにおいて、顧客が店内で栽培された新鮮な野菜を購入できるサービスを開始する。同社は今週、水耕栽培技術を利用した垂直栽培システムを開発するドイツのInfarmとの提携を発表。ベルビューとカークランドの店舗において来週より同サービスを始め、その後追加でワシントン州とオレゴン州の合計13店舗へ導入する。クロガーは、”これまで必要だった運送や貯蔵の時間をなくして店内で野菜が栽培される。より環境に配慮した商品を作ることにもなる”と声明文で述べている。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州のクリスタル・マウンテン・リゾートは20日（水）、マウント・レーニア・ゴンドラの運行を今週23日（土）と24日（日）に行うと発表した。同施設の関係者は、利用者はゴンドラからの景色を楽しめるとともに、ワシントン州で一番標高の高い場所にあるレストラン、サミット・ハウスへ行くことができると話している。また来週には雪の予報がでており、人工雪を使うのに適切な状態でもあることから、サンクスギビングデーあたりにスキー場をオープンできればと期待を寄せている。KIRO7の関連記事はこちら

シアトルのウォーターフロントにあったAlaskan Way高架橋は解体作業ほぼ完了しているが、その高架橋のコンクリートの破片が記念の品として無料配布されるとKING5ニュースが伝えている。ワシントン州運輸局は、高架橋解体で残ったものを一般に提供してほしいという要望が数多く寄せられ、それに応えるとウェブサイトで述べている。非営利団体のFriends of Waterfront Seattleが同エリア再開発計画の展示紹介をしているWaterfront Space（Western Ave. ＆ Union St. ）で入手が可能。KING5の関連記事はこちら

シアトル・チルドレンズ・ホスピタルのCEO、ジェフ・スペリング氏は18日（月）、同病院の手術室で検出された真菌の一種であるアスペルギルスに関連する患者の死亡件数が、5月に発表していた1件に加えてさらに5件、また感染被害が8件があったことを発表した。今回、空気清浄システムで発生したカビによる感染被害は2001年まで遡ることがわかり、スペリング氏はこれらの過去の被害について、同問題との関連性をすぐに認めなかったのは誤りだったと話している。シアトル・チルドレンズ・ホスピタルでは今年5月に危険なレベルのカビが検出され、当時の発表では関連する死亡者は1人、具合が悪くなった患者は5人と発表。7月3日まで検査のため手術室を閉鎖していた。その後、3手術室と2診療室で再びカビが検出されたため、今月13日（水）より主要な手術室を閉鎖している。同病院は新たにエアハンドリング・ユニットを屋上に、そしてHEPAフィルターをカビが発生した手術室などに設置する計画で、完全に設置が完了する来年1月まで手術室10室を閉鎖する。KING5の関連記事はこちら

ベルビューに本社がある携帯通信大手のTモバイルUSは、CEOのジョン・レジャー氏が来年4月末で退任し、5月1日よりCOOであるマイク・シーベルト氏が後任としてCEOに就任することを発表した。5月以降、レジャー氏は役員として会社に残る。2018年に発表されたTモバイルUSとソフトバンクグループ傘下のスプリントとの合併計画については連邦通信委員会が10月に承認しているが、複数の州司法長官により合併に反対する訴訟が起こされている。レジャー氏は退任までの間、シーベルト氏との引き継ぎと合併に向けての作業に注力すると話している。Seattle Timesの関連記事はこちら