2020年1月20日～1月24日（1月4週目）

ピュージェット湾地域でライトレールを運営するサウンド・トランジットは、23日（木）の理事会で行われた投票の結果、満場一致で2021年のノースゲート拡張線開通と同時にダウンタウン・シアトルにある「University Street Station」の名称を「Union Street/Symphony Station」へ変更することを決定した。ライトレールには、ワシントン大学最寄り駅の「University of Washington」があり、シアトルを訪問する旅行客などにとって紛らわしいことから名称変更が提案されていた。昨年、サウンド・トランジットは一般住民に名称変更に関するアンケートを実施。集まった約14,000件の回答結果では、6つの候補のうち「Symphony」が最も多く支持された。ノースゲート拡張線開通は現時点で、来年9月に予定されており、U District、Roosevelt、Northgateの3駅が新たにオープンする。KING5の関連記事はこちら

ダウンタウン・シアトルの3rd Ave. と Pine St. 付近で22日（水）午後5時頃、発砲事件が発生し、1人が死亡、7人が負傷した。目撃者の証言によると、事件直前に現場の3rd Ave. にあるマクドナルドの前で複数の男性が関係する喧嘩があり、少なくとも2人がお互いに向けて発砲し始めた。発砲後、容疑者は現場から逃走している。この発砲に巻き込まれた女性が現場で死亡し、9歳の男の子を含む負傷者5人が病院へ搬送された。さらにこの事件でケガを負った別の2人が自力で病院を訪れ手当てを受けている。警察は23日（木）朝までに容疑者2人の身元を特定し、逮捕に向けて捜査を行っている。この事件の数時間前には、現場から近いベルタウンの3rd Ave. と Blanchard St. にて、麻薬の違法取引で逮捕しようとした容疑者が銃を持っていたため、警察が発砲する事件があった。さらに前日21日（火）にはウエストレイク・センターの4th Ave. 側でも発砲事件があり、55歳の男性が死亡。23日朝の時点でこの事件の容疑者は逮捕されていない。ウエストレイク・センター近辺では2日間に3件の発砲事件が起こっており、警察はダウンタウンにより多くの警察官を配備して警戒に当たっている。KING5の関連記事はこちら

ダウンタウン・シアトルのウエストレイク・センター付近で21日（火）午後3時45分頃、55歳の男性が銃で撃たれる事件が発生した。現場は4th Ave.　の1600ブロック。ショッピングモールの入り口辺りで発見された被害者は重傷のためハーバービュー・メディカルセンターへ搬送されたが、病院で死亡した。警察は警察犬を投入して現場付近の捜査を行い、また安全のため、ウエストレイク・センターでは一部で避難、シアトル・センター・モノレールは運行を一時中止の措置を取った。同日夜の時点で、容疑者の身柄はまだ拘束されていない。KING5の関連記事はこちら

米疫病予防管理センター（CDC）は21日（火）、ワシントン州スノホミッシュ郡において、アメリカで初めて新型コロナウイルス感染者を確認したと報告している。感染した患者は30代の男性で、最近中国の武漢を訪れており、1月15日（水）にシータック空港を利用して戻ってきた。その後肺炎の症状が出たためエベレットのプロビデンス病院で治療を受けており、20日（月）に新型コロナウイルスの感染が検査で確認された。新型コロナウイルスは中国の湖北省武漢市で発生したとみられている。これまで中国を中心に約300人の感染者が確認されており、死亡した患者もいる。CDCによると、サンフランシスコ、ロサンゼルス（LAX）、ニューヨーク（JFK）の空港で先週17日（金）より新型コロナウイルスのスクリーニングを始めている。KING5の関連記事はこちら

メジャーリーグのシアトル・マリナーズを昨季で退団したフェリックス・ヘルナンデス投手が、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだことが20日（月）に明らかになった。スプリングトレーニングに招待選手として参加すると伝えられている。契約は1年で、40人ロースターに入ることができれば100万ドルが支払われる。キングの愛称で知られ、長年マリナーズの柱として活躍してきたヘルナンデス投手と同球団の契約は今年で終了。ヘルナンデス投手は10年以上にわたりメジャーリーグの最も優れた投手の1人で、オールスターに6回選出され、2010年にはサイ・ヤング賞を受賞している。KING5の関連記事はこちら

昨年2月の大雪やフォーターフロントでの工事、また新しい高速フェリー運航などの影響で、ワシントン州フェリーの2019年の利用客数が前年を3.2パーセント下回ったとシアトル・タイムズが伝えている。昨年1年間で2390万人が州フェリーを利用したが、2018年よりも約80万人減少している。ワシントン州フェリーの広報担当者によると、それ以前は7年間にわたり利用客数が増加を続けており、昨年の減少への懸念はないと話している。昨年2月は記録的な大雪の影響で、月間の利用客数は19パーセント減少。また1月と4月以外の利用客数は前年を下回っている。特にシアトル-ブレマトン航路は4万人以上少なく、15パーセントの減少した。またシアトル-ベインブリッジ島の航路では2.2パーセント減少。ウォーターフロンドの工事やシアトル-ブレマトンを28分で結ぶキットサップ高速フェリーの2017年の就航も利用客減少に影響している可能性があると州フェリーは話している。KING5の関連記事はこちら