シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2020年6月22日~6月26日(6月4週目)

レドモンドに本社を置くマイクロソフト社は26日(金)、アメリカ国内外にある全ての直営店を永久的に閉店することを発表した。ワシントン州ではベルビューとシアトル、アメリカ国内では合計72店舗を展開してきたが、COVID-19流行のため3月下旬より一時休業していた。同社の直営店閉店は、オンラインでの売上高が拡大している中での小売事業の戦略転換を反映している。この閉店に伴い、4〜6月期に税引き前で約4億5000万ドルの経費を計上する。KING5の関連記事はこちら


シアトル・センターの新アリーナ、アマゾンが命名権取得

6/26/2020 ・KIRO7

シアトルを拠点とするアマゾン・ドット・コムは25日(木)、シアトル・センターの新アリーナ命名権を取得し、これまでキーアリーナとして親しまれてきた同施設の新名称が「クライメット・プレッジ・アリーナ」となることが明らかになった。世界初の二酸化炭素を排出しないアリーナとなる予定で、アイスホッケーリーグ(NHL)に新規参入するチームと女子バスケットボール(WNBA)に所属するシアトル・ストームの本拠地となる。KIRO7の関連記事はこちら


シアトルのID地区で火災発生、周辺では複数の不審火も

6/25/2020 ・KING5

シアトルのインターナショナル・ディストリクト(ID)で25日(木)朝、3階建の複合商業ビルで2-アラームの火災が発生した。シアトル消防署は同日午前4時半頃、S. Weller St.の800ブロックにあるビルで火事が発生しているという複数の通報を受け出動。消防署の広報担当者は、火が急速に燃え広がった原因の一つに、同ビルに入居するベーカリーが保管していた可燃性が高い小麦粉を挙げている。火災により大量の煙が発生し、5時半頃には周囲の住民や事業主に対し、窓やドアを閉めるよう警告が出された。この火事で負傷者は報告されていない。火災の原因はまだ不明であるが、インターナショナル・ディストリクトや隣接するエリアでは22日(月)以降、少なくとも8件の不審火が発生しているため、放火も考えられると話している。消防署は周囲の事業主に戸締りをして、ガレージやゴミ集取場所などにある燃えやすいものを片付け、防犯カメラやフェンスの設置も検討するよう呼びかけている。KING5の関連記事はこちら


ピアス郡とスノホミッシュ郡でコロナウイルス感染者数増加

6/25/2020 ・KING5

ワシントン州の主要な郡であるピアス郡とスノホミッシュ郡では、州の経済活動再開計画のフェーズ2に移行して3週間近くが経過したが、新型コロナウイルス感染者数が増加しており、フェーズ3への移行申請までもう少し時間がかかりそうだとニュースメディアのKING5は伝えている。タコマ・ピアス郡保健局のアンソニー・チェン氏よると、フェーズ2移行時の2週間半前には10万人当たりの新規感染者数が16人だったが、24日には31.5人へ増加したとウェブサイトで報告。スノホミッシュ郡でも増加しており、10万人当たりの感染者数は24日の時点で25.7人。次のフェーズへ移行申請するためには、過去14日間の新規感染者数が10万人当たり25人以下の基準を満たさなければならない。チェン氏によると、ピアス郡ではフェーズ2移行後、40歳以下の感染者数が増加。住民の外出が増え、ウィルスにより晒されやすくなっていると述べている。両郡の保健局では、より多くの住民がマスク着用することを支持している。KING5の関連記事はこちら


ベルビュー警察、モールでの略奪に関わった容疑者23人を逮捕

6/24/2020 ・KIRO7

ベルビュー警察のスティーブ・マイレット署長は、5月31日(日)にベルビュー・スクエア・モールで発生した略奪行為に関して、23人の容疑者を逮捕したと発表した。押収された洋服などの盗難品は1万9000ドルにのぼり、これらは被害を受けた店舗に返却される。ミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件に対する抗議デモの間、モールと他の店舗での複数の略奪を取りまとめた26歳の男性も逮捕者に含まれている。警察では市民から寄せられた略奪に関する1万件の動画クリップを数週間にわたり確認し、その中に写っていた刺青から男の身元を割り出した。警察は、盗難品のほか、AK-47ライフル銃、拳銃と弾薬や麻薬組織の証拠品をこの男の自宅で発見している。マイレット署長は、逮捕された23人の容疑者以外にも100人の身元が特定されており、間もなく逮捕が行われると話している。また市民からの動画が捜査に役立っていることにも言及した。KIRO7の関連記事はこちら


ワシントン州知事、フェイスカバリング着用を義務付けを発表

6/24/2020 ・KING5

ワシントン州のインスリー知事は23日(火)、公共の場でのマスク・フェイスカバリング着用を26日(金)より州全域で義務付けると発表した。屋内、屋外(他の人と6フィート以上の距離を保つのが難しい場合)の両方でマスク着用が求められ、知事は鼻と口を覆うことができればどのようなものでも良いと話している。州では経済活動再開が徐々に始まっているが、新型コロナウイルス感染も続いていることから、マスク着用の義務付けが必要と判断された。現在ワシントン州ではヤキマ郡での新型コロナウイルス感染者数が増えており、郡内の病院でCOVID-19患者の病床が不足している。KING5の関連記事はこちら


シアトル市長と警察署長、警察が東管区警察署へ復帰の意向を発表

6/23/2020 ・KIRO7

シアトルのダーカン市長とシアトル警察のベスト署長は22日(月)に記者会見を行い、キャピトル・ヒルのCapitol Hill Organized Protest(CHOP)について、市はコミュニティー・リーダーとともに抗議者による同エリアの占拠を徐々に終わらせ、治安維持のため近い将来、シアトル警察は東管区警察署に平和的に戻る意向があると述べた。CHOPでは先週末、夜中に死傷者を伴う2件の発砲事件が発生。ベスト署長は、CHOP内では多くの人が抗議活動を平和的に行っているが、一部では銃の発砲や暴行、その他の犯罪が行われていることに言及。人々が警察や救急隊員の立ち入りを攻撃的に阻止する一方で、犠牲者が出ることに我慢できないと話した。KIRO7の関連記事はこちら


CHOPで週末に2件の発砲事件発生

6/22/2020 ・KING5

警察の黒人に対する暴力や差別への抗議活動が行なわれているシアトル市キャピトル・ヒルの「自治区」Capitol Hill Organized Protest(CHOP)では、先週末の2日間に少なくとも2件の発砲事件が発生し、死傷者が出ている。20日(土)の午前2時半頃、カル・アンダーソン公園近くの10th Ave. と E. Pine St. で銃撃があり、19歳の男性が死亡、33歳の男性が重傷で病院に搬送された。911通報で警察が現場に駆けつけて被害者を探そうしたが、他の抗議者に介入を阻止された。被害者の2人は抗議者により病院へ搬送されている。また21日(日)午後11時頃にはCHOP内で17歳の男性が銃撃され、自家用車で病院へ運ばれた。警察には内容が一致しない複数の通報が入っていることから、別の発砲事件があった可能性も疑っているが、22日(月)朝の時点では確認は取れていない。KING5の関連記事はこちら