シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

2020年7月27日~7月31日(7月5週目)

アメリカのメジャーリーグ(MLB)の2020年シーズンが先週開幕したが、シアトル・マリナーズは31日(金)にTモバイル・パークにて本拠地での開幕戦を行う。無観客で行われる同試合の対戦相手はオークランド・アスレチックス。試合前の午後6時にはワシントン州出身のミュージシャン、ベン・ギバードがパフォーマンスし、ワシントン州のインスリー知事が始球式を行う。また、観客席にはファンの写真パネルが並べられる。マリナーズの今シーズンの成績は現時点で3勝4敗。新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた今季は60試合制となり、マリナーズはそのうち40試合をアメリカン・リーグ西地区の球団、20試合はナショナル・リーグ西地区の球団と対戦する。KIRO7の関連記事はこちら


ペインフィールド空港での旅客サービスが間もなく再開

7/30/2020 ・KING5

5月から全ての旅客サービスを一時停止していたペインフィールド空港は、8月1日(土)より、運航スケジュールを制限してサービスを再開する。運航が再開されるのはユナイテッド航空のデンバー行き1日1便、アラスカ航空のラスベガス行きとフェニックス行きそれぞれ1日1便ずつの合計1日3便。新型コロナウイルス流行以前は、2航空会社が国内11都市を結ぶ1日24便の旅客サービスを行っていた。同空港は、コロナウイルスの影響で飛行機の利用が大きく減少している間に一時閉鎖し、計画していたメンテナンスやランプの補修作業を実施していた。KING5の関連記事はこちら


シアトル市議会で、市民が警察予算削減案への意見述べる

7/30/2020 ・KING5

シアトル市議会が来月3日(月)に投票予定のシアトル警察予算50パーセント削減案に関して、29日(水)に開かれた市議会予算委員会で、数百人の団体メンバーや一般市民が参加し、それぞれの賛否それぞれの立場から意見を述べた。この日のミーティングは3時間に及んだ。予算削減案に賛成する市民団体 Decriminalize Seattle と King County Equity Now Coalitionは、911オペレーターの民間への移管やコミュニティー主導型の危機対応システムへの資金再配分などを訴えている。一方Seattle Police Officers Guild(SPOG)は、警察予算の85パーセントは警官や職員の給与となっており、予算削減により最大800人の警官が解雇され、犯罪が増加する恐れがあると話している。またSPOGは予算削減に反対する請願への署名運動を行っている。KING5の関連記事はこちら


WA州の経済活動再開、フェーズの移行停止が再度延長

7/29/2020 ・KING5

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は28日(火)、全ての郡に対して経済活動再開計画「Safe Start」での次のフェーズへの移行停止を無期限に延長することを発表した。州内における新型コロナウイルス感染者増加を受けて、6月29日(月)から次のフェーズへの移行停止措置がとられている。28日の時点において、修正されたフェーズ1は5郡、フェイーズ2とフェース3は17郡、フェーズ4へ移行した郡はない。また29日(木)からはバー、レストランでは午後10時以降にアルコールの提供ができなくなる。フェーズ3の郡にあるレストランでは1テーブルは5人まで、店内に入れるのは最大収容人数の50パーセントという人数制限などが実施される。映画館はフェーズ3に移行するまで営業再開できず、再開後の施設内の人数制限は、通常の最大収容人数の25パーセントまでとされる。KING5の関連記事はこちら


ワシントン州が中国からの種が入った不審な郵便物に警告

7/28/2020 ・KING5

ワシントン州農務省は、十数人の州住民から中国から注文した覚えのない植物の種が郵送されたという報告を受けており、侵害的な外来種の可能性があるため、種が届けられても開封しないよう警告している。外来種からの環境保護対策を担当するWashington Invasive Species Councilによると、種は有害な雑草である可能性があり、外来植物が繁殖すると在来植物の減少、害虫や在来植物に悪影響を及ぼす病気の発生、また動物や人への害をもたらす危険もある。アメリカ合衆国農務省は国土安全保障省とともに、種の郵送を停止するよう動いている。中国からの不審な種が入った郵送物は、ワシントン州以外に少なくとも7州で報告されている。KING5の関連記事はこちら


キャピトル・ヒルの抗議デモ、少なくとも45人が逮捕

7/27/2020 ・KING5

シアトルのキャピトル・ヒルで25日(土)に数千人が参加する大規模な人種差別への抗議デモが行われ、同日午後10時までに警察は少なくとも45人を逮捕した。ポートランドでは最近、デモ参加者取り締まりのためトランプ政権が派遣した連邦政府の職員とデモ隊が衝突しており、この日のシアトルのデモ参加者は警官の黒人に対する暴力に加え、連邦政府の対応にも抗議を訴えた。最初は平和的にデモ行進が行われていたが、12th Ave. と Alder St.付近でデモ隊の一部が暴徒化。キング郡少年拘置所の工事現場へ侵入し放火したり、付近の車や裁判所施設の窓ガラスを破壊した。その後デモ隊はシアトル警察東管区警察署に向かって行進を続け、途中スターバックスの店舗などの窓ガラスも割っている。また少なくとも1人が周りの囲いを破って警察署に侵入し、爆発物で建物の壁に穴を開けた。警察官はデモ隊を分散させるためブラストボールやペッパースプレーを使用。警察によると、デモ参加者は石、ボトル、花火などを警察官に投げつけたため、少なくとも警察官21人が負傷し、1人が病院に搬送された。23日(木)にはシアトルにも連邦政府の職員が政府の施設建物を守るために派遣されたが、デモの間、職員は姿は現さなかった。KING5の関連記事はこちら