2020年10月19日～10月23日（10月4週目）

ワシントン州で確認されたCOVID-19件数の合計が22日（木）に10万を超えた。ワシントン州保健省の報告によると、22日の新たな新型コロナウイルス感染件数は651件、死亡件数は3件増え、これまでの合計感染者数は合計100,525件、死亡件数は合計2,289件となった。これに関してインスリー知事は”あなたが今行う全ての選択が大切になる”とツイッターに投稿。州の保健関係者は20日（火）、州内でコロナウイルス感染者数が大きな割合で増加していることから、秋以降の大流行に入った可能性があると話している。またインフルエンザの季節でのCOVID-19大流行は、医療システムやコロナウイルス感染拡大封じ込めへのこれまでの取り組みに悪影響を与える危険性があると述べている。KING5の関連記事はこちら

ワシントン州のカスケード山脈では、23日（金）に今シーズン初めてのまとまった降雪が予報されており、交通に影響が出る恐れがある。国立気象局によると、23日午前8時から24日（土）午前1時の間、ワットコム郡、スカジット郡、スノホミッシュ郡、キング郡のカスケード山脈で標高3,000フィート以上のエリアに、冬季気象注意報が発令されている。注意報が出ているエリアには、マウント・ベーカースキー場、ノース・カスケード・ハイウェイ、スティーブンス・パス、スノコルミー・パスが含まれている。23日朝には標高およそ2000フィート以上で降雪が予報されており、スティーブンズ・パスから北では5〜9インチの積雪の可能性がある。スノコルミー・パスから南側では同日午前11時までに雪は雨、またはみぞれに変わり、降雪がある標高は4000から4,500フィート以上に上昇するとみられている。KING5の関連記事はこちら

シアトル市は21日（水）より、インフルエンザ予防接種を無料で市民に提供するプログラムを開始した。Seattle Visiting Nurses Associationの協力で実施されるこのサービスはドライブスルー方式で今月末まで行われ、医療保険のない市民が無料で予防接種を受けられるよう、市がコロナウイルス支援基金から15万ドルを使い、3,750人分のワクチンを購入している。予防接種が受けられる場所と時間はこちら。KIRO7の関連記事はこちら

ワシントン州のインスリー知事は20日（火）、州内の大学生が住む共同住宅などでの新型コロナウイルス関連の新たな規制について発表した。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、学生は自分の個室の外でのマスク着用、寝室1室の利用は2人まで、共同住宅建物の一度の訪問者数を5人以下に制限するなど規制を設けている。特にワシントン大学（UW）やワシントン州立大学（WSU）では共同住宅での感染者が急増しており、学生が集まるイベントなどで州全体で少なくとも800件の感染があったと知事は話している。UWのフラタニティやソロリティでは今月13日（火）の時点で242人がCOVID-19の陽性が確認されている。KING5の関連記事はこちら

シアトルでは今年のこれまでの殺人件数が過去数年と比較して最も伸びており、先週シアトル北部で起こった殺人が49件目となった。FBIの犯罪統計によると、シアトルでの殺人件数は今年の夏だけで28件あり、2019年1年間の殺人件数に匹敵する。またキング郡地方検察局のデータによると、今年半年の郡内における銃撃の被害者数は過去4年間の同じ時期と比較して最も多くなっている。また郡内での家庭内暴力件数も増加。9月末までにキング郡で発生した家庭内暴力での殺人は13件となり、そのうち12件はコロナ・パンデミック中に発生している。無理心中、家庭内暴力で有罪判決を受けた犯罪者による殺人などを含め、キング郡で今年これまでに発生した家庭内暴力に関連する死亡は28件。郡によると、2019年、また2018年では7件だった。KING5の関連記事はこちら

カナダ政府は19日（月）、アメリカとの国境での規制を11月21日（土）まで延長することを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、不要不急の国境を越える旅行を3月より制限しており、COVID-19流行が続いていることから閉鎖期間を毎月延長している。医療従事者、航空会社の乗務員、商業用輸送車両の運転手など社会で必要不可欠な労働者が国境を越えることは許可されている。またアメリカに戻るアメリカ市民、カナダに戻るカナダ市民も同措置の対象外となる。カナダ政府は10月初旬に、カナダ国民、または永住者の家族の入国に関しての規制を緩和している。KING5の関連記事はこちら

11月3日（火）の投票日を前にワシントン州では先週に期日前投票が始まったが、キング郡選挙管理委員会によると郡内では、投票受付開始から5日間以内に6万票が回収箱に投函された。前回大統領選挙が行われた2016年では、同期間の投票数は1万659票で、今年はその数を大きく上回っている。同選挙管理委員会は17日（土）、幾つかの回収箱がいっぱいだと報告を受けたとツイッターに投稿。回収箱の投票用紙は毎日収集すると話している。キング郡選挙管理委員会は、今年の投票率は90パーセントに達する記録的な高さになると予測している。KIRO7の関連記事はこちら