ノースウエスト地域、熱波による死亡も多数報告
7/2/2021・KING5
6月末に記録的な猛暑となったパシフィックノースウエストでは、数十人が暑さのため死亡し、カナダ西部での死亡者数（速報値）を含めると、その数は数百人にのぼる。1日時点で確認されている暑さが関連した死亡者数はキング郡で13人、ピアス郡では9人。スノホミッシュ郡では3人が熱中症により死亡している。オレゴン州で報告されている熱波による死亡は79人（1日時点）。ワシントン州保健省によると、1日（木）の時点で州全域での死亡者数はまだ出ていないが、6月25日（金）以降、暑さが関連した疑いのある症状での緊急外来受診者数は少なくとも1,792人あった。またキング郡の緊急医療サービスが暑さでの体調不良による通報で出動した回数は、熱波が発生した数日間で370件あり、2018年から2020年の合計件数425件と近い数となっている。KING5の関連記事はこちら
シアトル・クラーケン、ノースゲートの施設はスタバと提携
6/30/2021・KING5
アイスホッケーリーグ（NHL）新規参入するシアトル・クラーケンの本部と練習用施設がシアトルのノースゲートに建設中だが、その名称とオープン時期が30日（水）に発表された。施設の名称はKraken Community IcePlexで、今年のレイバーデー後にオープン予定。シアトル・クラーケンとシアトルが本社のスターバックスは複数年の提携して、ホームレスの若者への取り組みや、IcePlexでの若者のためのプログラム提供などへの出資を行い、コミュニティーを支える施設を目指す。スターバックスは21番目となるスターバックス・コミュニティ・ストアを施設内に出店し、また同店舗の同社のロゴ、スターバックス・セイレーンが施設内や氷上に飾られる。KING5の関連記事はこちら
キング郡、ワクチン接種完了でもマスク着用を求める命令を解除
6/29/2021・KING5
キング郡は29日（火）、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した場合でも、公共の場でのマスク着用を求める命令を正式に解除した。同日時点で郡内10歳以上の71.7パーセントが新型コロナウイルス・ワクチン接種を完了している。またキング郡に属するシアトルのジェニー・ダーカン市長は29日に、ワクチン接種対象となる市民の80パーセントが少なくとも1回目の接種を終えていると発表。29日時点のワシントン州のマスク着用に関する指針によると、ワクチン接種未完了の場合、屋内の公共の場ではマスク着用を継続するべきで、またワクチン接種状況に関わらず、医療機関、交通機関、学校などではマスクを着用するべきとしている。現在、より感染しやすく、症状も重くなる傾向が見られる新型コロナウイルスのデルタ株が流行していることから、マスク着用規制の解除について懐疑的な声も上がっている。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州、30日に経済活動の全面再開へ
6/29/2021・KING5
ワシントン州では昨年3月23日の自宅待機命令の発令以来、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するためのさまざまな規制を実施しているが、30日（水）にそれらを解除して経済活動の全面再開を予定している。ほとんどの規制はなくなり、パンデミック以前と同様にビジネスが行える一方、1万人以上が同時に参加する屋内でのイベントについては、参加者全てがワクチン接種を完了していない限り、入場者数は収容人数の75パーセントに制限される。ただし、この規制は7月31日（土）に再検討される予定。ジェイ・インスリー知事は、経済活動全面再開のゴールである16歳以上の新型コロナウイルス・ワクチン接種率（1回以上）70パーセントを達成できなくても、30日に全面再開する意向であることを明らかにしている。29日（火）の時点でのワクチン接種率は68パーセントを少し超えている。KING5の関連記事はこちら
猛暑の中、PSE電力供給地域の一部で停電発生
6/28/2021・KIRO7
華氏100度を超える記録的な猛暑となった27日（日）、ピュージェト・サウンド・エナジー（PSE）の電力供給地域の一部で停電が発生した。停電の報告があったのはイサクア、ベルビュー、カークランドで、数千世帯が影響を受けた。28日（月）朝までに多くの世帯での停電が復旧しているが、暗く、扇風機も動かない部屋や家で夜を過ごした顧客もいる。PSEによると停電の原因は設備の不具合で、猛暑が関連しているかどうかについては現時点でコメントしていない。KIRO7の関連記事はこちら