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2023年4月17日~4月21日のニュース

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インスリー知事、死刑制度を廃止する法案に署名

4/21/2023・KIRO7

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は20日(木)、州の死刑制度を廃止する法案に署名した。知事は在任中の死刑執行停止を2014年に表明し、死刑制度は一貫性がなく不平等で、これを廃止することで公平性を確保できると述べている。また2018年には、ワシントン州最高裁が同州の死刑制度が恣意的かつ人種差別的に用いられてきたとし、満場一致で同制度を無効とした。さらにワシントン州上院は2020年に、加重殺人の量刑から死刑をなくし、その代わりとして仮釈放のない終身刑を義務付ける法案を可決している。今回知事の署名により、ワシントン州の法律から死刑制度が正式に廃止された。KIRO7の関連記事はこちら


シアトル警察が未使用の処方薬を回収するイベントを実施

4/21/2023・KING5

麻薬取締局(DEA)の「Nationwide Drug Take Back Day 全国薬物回収デー」が実施される22日(土)、シアトル警察が北署、東署、南西署で、またワシントン大学警察でも午前10時から午後2時の間、未使用の処方薬を回収する。キング郡のデータによると、2022年に郡内で処方薬を含む薬物の過剰摂取により124人が死亡。シアトル警察は、このようなイベントでは通常、数百ポンドの処方薬を受け取っており、回収した薬は破棄するめDEAへ送っていると話している。多くの薬局でも、営業時間中に処方薬の回収を行っている。KING5の関連記事はこちら


殺傷力の高い銃器の製造や販売などを禁止する法案がワシントン州議会を通過

4/20/2023・KIRO7

ワシントン州議会で審議されていた殺傷力の高い銃器(AR-15、AK-47など50以上のモデルが対象)の製造、輸入、流通・販売などを禁止する法案(House Bill 1240)が19日(水)に議会を通過した。インスリー州知事は同法案に署名する見込みで、署名後直ちに発効となる。多くの犠牲者を伴う銃撃事件を引き起こした若者のほとんどが、武器として高性能の銃器を使用している。ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官によると、カリフォルニア、ニューヨーク、マサチューセッツなど9つの州とコロンビア特別区がすでに同様の禁止法を制定しており、裁判所はこれらの法律を合憲として支持しているが、同法案に反対する共和党議員らはHB1240は憲法に違反していると述べている。※インスリー知事は25日(火)に同法案に署名し、法律として成立した。KIRO7の関連記事はこちら


ワシントン州上院、警察の容疑者追跡の基準点を引き下げる法案を可決

4/19/2023・KING5

ワシントン州上院は今週、警察が容疑者を追跡する際の基準点を引き下げる下院修正法案(Senate Bill 5352)を26対22の賛成多数で可決し、今後知事の署名により成立することになる。この法案は、警察官が「正当な理由」ではなく「合理的な疑い」を持った場合に追跡を許可するよう、現行法を変更するもの。ただし適用される犯罪は、暴力犯罪、性犯罪、逃亡罪、または飲酒運転、危険運転、家庭内暴力による第1級〜4級犯罪に限定。また現行法では「差し迫った脅威」がある場合にのみ警察官の追跡を認めているのに対し、この法案では「他人に危害を及ぼす重大な危険」がある場合に変更される。ワシントン州議会は2021年に、警察が容疑者を追跡するために必要な証拠の基準を引き上げる法律を可決している。KING5の関連記事はこちら


シアトル市長、薬物危機に対処するための行政命令を発表

4/18/2023・KING5

シアトルのブルース・ハレル市長は17日(月)、フェンタニルなど合成麻薬の中毒や薬物過剰摂取による死亡が増加する危機に対処するための行政命令を発表した。これはダウンタウンの安全を確保しつつ、同地域の活性化と再創造を実現するための包括的計画「Downtown Activation Plan」の導入に伴うもの。行政命令には、麻薬の流通・販売の阻止、麻薬の過剰摂取対応部隊の発足、薬物依存症の人への治療促進など麻薬摂取の軽減・中止プログラム実施、麻薬拮抗剤であるナロキソンへのアクセス拡大などが含まれている。発表によると、シアトルにおいて薬物過剰摂取による2022年の死亡者数は589人で、前年から72%増加。 死因のほとんどはフェンタニルに起因するとハレル市長は述べている。KING5の関連記事はこちら


リンウッド・トランジット・センターに新しい立体駐車場がオープン

4/17/2023・KIRO7

ピュージェット湾地域でバスやライトレールなどを運行する公共交通機関サウンド・トランジットが17日(月)、リンウッド・トランジット・センターに新しい立体駐車場をオープンする。これまで同トランジット・センターの駐車場は、路面に数百台のスペースが設けられていたが、今回追加されたのは5階建の建物で、1,670台分の駐車が可能。リンウッドへのライトレール拡張線は来年に開通する予定。KIRO7の関連記事はこちら


シアトル警察署、起亜と現代の車所有者にハンドルロックを無料配布

4/17/2023・KING5

シアトル警察署は、起亜自動車(Kia)と現代自動車(Hyundai)製自動車の車両盗難が増加していることを受けて、15日(土)よりハンドルロックの無料配布を開始した。配布の対象となるのは、これら2社が製造した車を所有、またはリースしているシアトル市在住者や市内への通勤者で、5カ所の警察署で4月の間に配布される(日程はオリジナル記事に記載)。警察によると、今年発生している自動車の盗難被害は昨年同時期よりも約10%増加。昨年にソーシャルメディアのTikTokにおいて、韓国製自動車を盗む方法を紹介する投稿動画が拡散し、その後アメリカ国内ではこれら韓国製車両の盗難被害が増えている。KING5の関連記事はこちら