パイクプレイス・マーケット前に歩行者専用広場を開設
4/11/2025
シアトル市はクルーズ・シーズン開始直前の10日(木)午後、ダウンタウン・シアトルの1st Ave.と Pike St.が交差する付近の区域を改修・新設した歩行者専用の公共スペースを披露した。シアトルの人気観光スポット、パイクプレイス・マーケットに隣接する同広場には、新しい照明やプランター、そしてテーブルなども置かれ、夏の間は火曜から日曜の毎日、イベントが開催される予定。同スペースの資金はシアトル市、そしてダウンタウン・シアトル・アソシエーション(DSA)とメトロポリタン・インプルーブメント・ディストリクト(MID)の2団体が提供し、運営はDSA・MIDのアンバサダーが担当する。この事業はダウンタウン活性化計画(Downtown Activation Plan)の一環で、活気ある魅力的な空間を提供することで、ダウンタウンの観光促進や治安向上などの実現を目指している。DSAによると、Pike St.の1st Aveから2nd Ave.の区間における昨年の通行者数は約330万人。KING5の関連記事はこちら
ワシントン州が電動自転車購入支援プログラムへの申請受付開始
4/10/2025
ワシントン州運輸省(WSDOT)は9日(水)、通勤・通学のための電動自転車(e-bike)とその備品の購入を支援するリベート・プログラムの申請受付を開始した。対象となるのは、16歳以上のワシントン州住民で、今月23日(水)まで申請が可能。リベートを受け取る住民は抽選で選ばれ、世帯収入が地域の中央値(AMI)以下の申請者には1,200ドル、それ以外は300ドルが支給される。またリベートを受け取るには、ワシントン大学による調査への参加など条件があり、またリベートは支給から45日以内、あるいは6月30日のいずれか早い日までに使用しなければならない。合計400万ドルの支援を行う同プログラムの資金は、気候変動対策法(Climate Commitment Act)の歳入で賄われる。KING5の関連記事はこちら
過去1年間で4頭目となる南部定住型オルカの子どもが誕生
4/9/2025
クジラ研究センター(Center for Whale Research)は8日(火)、南部定住型オルカのJポッドに子どもが誕生していたことを発表した。同センターの生物学者が先週末の6日(日)に、ビクトリア・ハーバーを西へ移動しているJポッドの群れに、J40と一緒に泳ぐ生まれたばかりの子どものオルカを目撃。この子どものオルカはJ63と名づけられ、J40にとって初めての出産とみている。J63は過去1年間に誕生した南部定住型オルカの4頭目の子どもだが、そのすべてが生き残ったわけではなく、生後1年を生き延びるのはおそらく40%~50%とクジラ研究センターは考えている。しかし同センターによると、現時点でJ63に懸念すべき点はなく、今後数日から数カ月間、J63の行動と体調の観察を行なう予定だと述べている。KING5の関連記事はこちら
連邦政府が事前通告なしにUW留学生9人のビザを取り消し
4/8/2025
ワシントン大学(UW)は7日(月)、在学生5人と最近卒業して実務研修中の4人の留学生、合計9人のビザが事前通告なしに連邦政府により取り消されたと発表した。UWは国土安全保障省が運営する学生交流訪問者情報システム(SEVIS)の記録を毎日確認しているが、その記録から学生らのビザ取り消しを初めて知ったと述べている。SEVISのデータベースでは、移民ステータス違反がその理由とされており、それ以上の詳細は提供されていないという。大学は影響を受けた学生に迅速に連絡を取り、リソースの提供などの支援を行う。これまでアメリカ国内では、ハーバード大学、スタンフォード大学、ミシガン大学、UCLA、オハイオ州立大学などで、突然学生ビザが取り消されるケースが報告されている。これらの大学によると、対象となった学生の中には親パレスチナ派の抗議活動に参加した者もいるが、抗議デモとの関連が確認されていない学生も含まれている。マルコ・ルビオ国務長官は先月、少なくとも300人の留学生のビザを取り消したことを明らかにしている。KING5の関連記事はこちら
(アップデート)KIRO7ニュースによると、4/18までにビザを取り消されたワシントン大学の学生の数は、現在在籍している学生13人、卒業後の研修を受ける卒業生10人の合計23人となっている。
全米での抗議活動 Hands Off、シアトルでも多数がデモに参加
4/7/2025
5日(土)に全米各地でドナルド・トランプ大統領とその政権に対する大規模な抗議活動「Hands Off」が行われたが、ワシントン州でもシアトル、オリンピア、エベレット、タコマなどでデモ集会が開催され、多くの参加者が集まった。参加者らは同政権による政府機関の縮小、連邦職員の削減、大統領令や裁判所の命令を無視する行動に反対し、アメリカの民主主義が危機に瀕していると訴えている。その会場の一つであるシアトル・センターでは、推定で1万人以上がデモに参加し、民主党のジェイ・インスリー前ワシントン州知事やワシントン州選出のプラミラ・ジャヤパル下院議員も参加。一方、ワシントン州共和党のジム・ウォルシュ下院議員は、政府効率化省(DOGE)やトランプ大統領が行おうとしている改革のポイントは、連邦政府の経費削減で、同政権の改革が誤解されていると述べている。KIRO7の関連記事はこちら