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RV

第125回 「RV」
監督:バリー・ソネンフィールド
出演:ロビン・ウィリアムズ、シェリル・ハインズ、ジョアンナ・レベスク(ジョジョ)、ほか
ウェブサイト: www.sonypictures.com/movies/rv/

 
she is the man
© Sony Pictures

15歳の反抗期真っ盛りの娘キャシーと、12歳のヒップホップ一色の息子カールを子供に持つボブ。仕事ひと筋になり過ぎるボブのために、家族は皆、気持ちがバラバラになっていました。そんなある日、家族で行く予定だったハワイ旅行が、ボブの仕事でキャンセルに……。ボブはそのことを隠して、あくまでも家族旅行を装い、仕事で行かなくてはならないコロラドへみんなでRVに乗って行くことを提案します。最初は乗り気でなかった家族も、旅の途中で起こるさまざまな珍事件で、離れていた気持ちが戻りつつありました。

「One Hour Photo」以来、久しぶりにロビン・ウィリアムズの映画を見ました。やっぱり、彼はコメディーに向いていますね。彼がラッパーの口調で若者に言い返すところは、かなり笑えました。そのシーンの最後で「You know what I’m sayin’ ?」と言っているところなんて、私は一緒にいた友達と爆笑していましたね。

また、家族がハイキングに行っている間に、ボブが隠れて仕事先にプレゼンテーションをしに行く場面では、帰りに渋滞があるために彼は抜け道を通ることをよぎなくされるのですが……。見ている分には面白いけれど、実際あんなところをあの車で運転することになったら、相当恐ろしいと思いますね。

今回ジョジョは、「Aquamarine」の時の役柄とはある意味逆で、最近のかわいい女の子風の役柄。私にはどっちの役も違和感を感じなかったので、たぶん彼女は演技がうまいのでしょう。

映画の中で出てくるボブの家族とは真逆のゴアニック一家は、アメリカの田舎にいそうな典型的な家族かと思ったのですが、彼らにも意外なところがありました。あんな家族、実際にいるのでしょうかねぇ? 家族で仲良く1曲歌っちゃうような……。

予告を見て面白そうだなぁとは思っていましたが、予想以上に面白かったです。この映画を見ていたら、すごくRVに乗って旅行に行きたくなりました。

だば:
東京生まれ、千葉県育ち。都内の中学高校一貫の女子校に通い、高3の夏、オレゴンに1年間交換留学したのをきっかけに、卒業後に再び渡米。現在はBCCに通う。映画が大好きで、将来映画関係の仕事に就くため勉強中。好きな俳優はジョシュ・ハートネット。