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ホリデーにハートマークのあったかスープ

パンプキンスープ

あっという間に11月ですねー。今年も我が家に旦那の家族を招き、サンクスギビングのディナーを計画中。今年はなんと! お義父さんのフィアンセも一緒かもー!? このエッセイの第1回で、義母が亡くなる前に作ったグレープ・フルーツのシャーベットを紹介したのも記憶に新しいというのに、淋しさに耐えかねた義父は「60歳以上の独身クラブ」に所属。そこでせっせと新しいパートナーを探していたようです。夏くらいから、会話の中に同じ人の名前がひんぱんに登場し始めたと思ったら、毎日のようにデートを重ね、家族の集まりにも同伴してくるようになり、ついこの間プロポーズしたというんだから、73歳、やるなー親父!! です。

アメリカってカップルが最小単位だから、いくつになってもパートナーが必要なのはわかるけど、義妹達の反応はなかなか微妙。そりゃそうだよね。まだ1年半だもん。本人達はすでに式の日取りも決め、お互いの家を売って、新しいところをふたりで買うんだそうで、夢はどんどん膨らんでます。ま、その可愛いことといったら。きっと良かったんだよね。奥さんに先立たれてしょぼくれられるよりは。さすがに、うちの両親は日本的発想で「何も籍入れんでもー」って感じですが、お義父さんが幸せそうなんで後の面倒なことはおいといて、祝福したいと思っている次第。あーそれにしても、アメリカチック!!

さて、アメリカのサンクスギビングといえば、ロースト・ターキー&スタッフィング、マッシュポテトやサツマイモの煮たの、温野菜のキャセロール、そしてパンプキン、アップル、ピーカンなどのパイ類と、大体どこでも同じようなメニュー。こっちに来た当初はこのターキーに馴染めなくて辛かったもんです。今じゃすっかり好物になった私に、今年も丸ごと焼いたターキーを哀願する旦那。ハイハイ焼きますよ、今年も。あまりに決まりきったメニューが多い(うちだけかも?)このディナー、毎年アメリカの料理本をめくっては、何か目新しいメニューはないかと物色。見つけたのが、パンプキン・スープ。カレー粉が効いているのがちょっとオリエンタルっぽくて美味しい! 缶詰を使うのでとっても簡単です。お試しを。

パンプキンスープのレシピ

■ 材料
  • 玉ねぎみじん切り 1/2カップ
  • バター 大さじ2
  • 小麦粉 大さじ2
  • カレー粉 小さじ3/4
  • ベジタブルブロス缶詰3カップ
  • ソリッドパック・パンプキン(パイに使う缶詰15oz)1缶
  • エバミルク(コンデンスと違って甘くない方12oz)1缶
  • はちみつ 大さじ1
  • 塩、コショウ、ナツメグ 適量
  • ■ 作り方
    1. マッシュルームはスライスしておく。
    2. 大きめの鍋にバターを入れ火にかけ、マッシュルームと玉ねぎを柔らかくなるまで炒める。
    3. そこに小麦粉とカレー粉を振りいれ、よく混ぜたら、少しずつ野菜スープを注いでいく。
    4. 沸騰してきたら、パンプキンとエバミルク、はちみつを加え、塩・コショウ・ナツメグで味を整える。

    これだけです!ハートに型抜きしたトーストやレッドペッパーでも飾ってやろうかとたくらむ私。生クリームをハート型に流し込むというのもおしゃれかな?友達が教えてくれた超美味しいピーカン・パイのレシピもあるんだけど、それはまたいつかね。

     

    逸子モーガン:
    アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!