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あっという間にホリデーシーズン

ほうれん草ディップ

日本だと12月が「先生も走る師走」ってことになるんだけど、アメリカはハロウィーンが終わったとたんに、せわしないホリデーシーズンが来た! って感じやね~。日本人にとってサンクスギビングはあまりピンと来ない! とはいえ、アメリカ人を配偶者に持つ私みたい人達には、やっぱ一大イベントかも。ほかのお宅は知らないのでなんとも言えないけど、モーガン家は両親の家がメインのターキーを焼いて、6人いる子供達はそれぞれポットラックで1~2品を持ち寄るのが恒例行事だったの。

でも、お義母さんが亡くなって初めてのサンクスギビングは、初めてみんなを家に招待することになり、旦那が丸ごとターキーを焼くと言い出したので、まかせることにしたんだったわ~。

朝起きてみると、裸のターキーが台所のシンクいっぱいに、お風呂に入っているかのようにドップリ浸かっているではないの! 少しずつ水を流しているから、湯船の中でええあんばいのターキーがぽよんぽよんと揺れている! 旦那に問いただすと、ターキーの解凍には冷蔵庫で3、4日かかるんだけど、出すのが遅くて解凍できてなかったんだって。焦って、朝から「ターキー・ホットライン」に電話して教えてもらったんだと。ターキーの会社にこんなサービスがあるとは知らなんだ! それからしばらくして、体中をしっかり拭いてもらったターキー様は、無事オーブンに入ったんだけど、今度は背中の骨の回りが生焼けで、あわててもう一度オーブンに戻したりで、みんなが集まるまでえらい騒ぎをしたわ~。次の年は朝の7時からオーブンに入れたもんだから、みんなが来るまで、冷めないように乾かないように、これまた大騒ぎ!

やっとうまく焼けるようになったけど、ターキーの方は特別美味しいってレシピがあるわけではないので(がっかりした?)、付け合わせの方を紹介しましょう。アメリカ人に絶賛だったスタッフド・マッシュルームと、お義母さんから教わったスキャロップ・ポテト。失敗がない超簡単レシピです!

スタッフド・マッシュルームのレシピ

■ 材料
  • マッシュルーム 大きさを揃えて大体24個くらい
  • 日本のマヨネーズ 1/2カップ
  • パルメザンチーズ 1/2カップ(おろしたてを使うとさらに美味!)
  • ニンニク 1片 プレスまたはすり下ろし
  • パセリのみじん切り 大1強

■ 作り方
  1. オーブンを400~425度に温めておく。
  2. マッシュルームの軸を取り除く。
  3. 小さなボウルにマヨネーズ以下の材料を混ぜ合わせ、マッシュルームのカップに詰める。
  4. 詰めた方を上にして耐熱容器にマッシュルームを並べ、オーブンで約10分焼き、その後2分ほどブロイルして焦げ目を付ける。

フィリングにエビやマッシュルームの軸を刻んだものや、カニ缶の身を少し足すと豪華になるけど、これだけでも十分美味しい!

スキャロップ・ポテト(9×13インチのストーンまたは耐熱皿)のレシピ

■ 材料
  • ジャガイモ 8~10個
  • チェダーチーズ スライスして1層ごとに2~3枚(ブロックの方が風味がいい)
  • バター 1層ごとに大1
  • 牛乳 適量(約1カップ)生クリームを加えても可
  • 塩・コショウ(適量)

■ 作り方
  1. オーブンを350度に温めておく。
  2. ジャガイモの皮をむいて、芽を取り、5ミリにスライスする。
  3. ストーンまたは耐熱皿の底にジャガイモを薄く並べ、スライスしたチーズとバターを散らす。
  4. 塩・コショウ(好みでニンニクを加えてもおいしい!)をして、2・3の手順を3回繰り返す。
  5. 牛乳をストーンならジャガイモの半分まで、耐熱皿なら3分の2まで注ぎ、オーブンで1時間焼く。

 

逸子モーガン:
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!