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ノースウエストの植物を知ろう〜ルピナス〜

生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて » 

(2026年5月)

5月に入り、シャクナゲ、フジ、ハナミズキと次々と花を咲かせ、一番色鮮やかになるノースウエストの新緑の季節ですね。先日、ふと、名前は知っているけど行ったことのない近所の公園へ足を運んでみたところ、なんと!ルピナス(英語ではLupine)のお花畑を見つけました。この公園は、昔ゴルフコースだったのを、今は市が自然の森に戻そうとしている場所(Restoration)で、おそらく人工的に植えたのだと思います。
 
ルピナスは、北米西海岸のブリティッシュコロンビアから北カリフォルニアに自生するワイルドフラワーです。新緑の時期にフジのような花を咲かせ、種からも簡単に庭で育てられます。ルピナスはマメ科で根っこに根粒菌があります。根粒菌は土中の窒素を取り入れて窒素をアンモニアへと変換し植物に栄養分を与えて共生しています。なので、マメ科の植物は痩せた土地でもよく育つわけです。栽培が簡単なことから、小さい公園や痩せた土の花壇によく植えられています。昔、日本でレンゲ畑がたくさん見られましたよね。レンゲもマメ科で、農閑期に種をまいて、次の年の土の改良に役立てていました。マメ科の植物や野菜を植えた後の土で植物や野菜を育てるとよく育つと言われています。
 
園芸品種も出ており、ピンク、白や黄色など鮮やかな色が楽しめます。自生していたり、公園に植えられていたりしますので、探してみてはいかがでしょうか。


ルピナス
▲西海岸自生種のルピナス。ほとんどが青紫色です。
ルピナス
▲こぼれ種でよく育ちます。


黄色やピンクのルピナス
▲ガーデンセンターで売られているルピナスは黄色やピンクなどいろんな色があります。
ルピナスの根
▲マメ科の根っこには、このようにつぶつぶした根粒菌が付いていて、土の窒素をアンモニアに変換します。


夏のマウントレーニアでさくルビナス
▲夏のマウントレーニアで皆さんが目にする多くはブロードリーフ・ルピナス(学名Lupinus latifolius)。さらに標高の高い所で咲くのはパシフィック・ルピナス(学名:Lupinus lepidus)です。



ルピナス(学名:Lupinus Polyphyllus)は日当たりの良い所か半日陰でよく育ちます。土はほとんど選ばす育ち、水やりもほとんどいりません。アブラムシが付きやすいので要注意。

●文・小杉晶子

サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。

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