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陰庭の万能選手・ホスタ

生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて » 

(2026年6月)

6月、とても良い季節になってきました。日が長くなり、庭にいても暑いなという日が出てきましたね。

陰気な庭は嫌だけど、日照りの強い夏には、木陰がある庭はほっとしますね。湿気のないノースウエストの夏は、木陰に入るとヒンヤリ涼しいです。

日陰の庭でカラフルなお花を育てるのはなかなか難しいものですが、葉色のバリエーションが豊かなホスタを植えると華やかにできます。たくさんの品種改良がなされていて、斑入り、青緑、黄色など美しい色の葉に目を奪われます。

ホスタは、多年草で日陰でよく育ち、とても育てやすい植物です。雨の当たりにくい、乾燥した土でも良く育ち、毎年スタイリッシュな葉を出してくれます。寄せ植えの鉢などにもよく使われて、ビルの多い都会の環境にもよく合います。

ホスタはもともと日本自生種で、江戸時代にヨーロッパへと紹介され、そちらで品種改良が始められたと言われています。1960年代からアメリカでブームになって、個人の庭に植えられるようになりました。葉を楽しむことが多く、薄紫の花はうっすらいい匂いがします。

冬は葉が全部枯れて根だけが地中で生き残り、5月頃から再び芽を地中から出すというサイクルで成長していきます。大きくなったホスタは、冬の間に掘り起こして株分けすると、どんどん増やしていくことができますし、お友達やご近所で分け合いっこしてもいいですね。


El Nino Hosta
▲白い模様が印象的なEl Nino Hostaの葉。薄紫色の花が咲きます。
Sum and Substance Hosta
▲Sum and Substance Hostaは葉が2フィートくらいまで大きくなります。


Great Expectations Hosta
▲Great Expectations Hostaは大葉で白い花を咲かせます。
Halcyon Hosta
▲青緑の葉のHalcyon Hosta。光によって色の見え方が変わります。


Fire Island Hosta。
▲Fire Island Hosta。蛍光ペンのような黄色の葉が暗い陰庭に光を灯してくれます。
ホスタの花
▲大半のホスタの花は、薄い紫色から白に変わり、ふんわりといい匂いがします。



ホスタ(学名Hosta、日本語名ギボウシ)
ノースウエストの気候に合い、日陰の乾いた場所でもよく育ちます。水やりもほとんど要らず。一番の難点はナメクジに葉をかじられてしまうこと。ナメクジ用のSlug Baitをまくといいでしょう。

●文・小杉晶子

サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。

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