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「たま〜に行くけれど、行きつけのお店以外はあまり知らない」というのが、シアトルのインターナショナル・ディストリクトやポートランドのチャイナタウンではないだろうか?そこで『ゆうマガ』編集部があなたに代わって徹底取材。2月にはチャイニーズ・ニュー・イヤー(旧正月)関連のイベントも行われるので(詳しくはイベント・ページ参照)中国の正月ムードを楽しみながら、散策に出掛けよう!
取材・文・撮影 / 鈴木正美、加藤若葉、阿部太郎(シアトル)、西脇千賀子(ポートランド)

シアトル | ポートランド | 飲茶
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▲バーンサイド通りとNW 4th Ave.の角にそびえ立つ中華門。門の北側には、世界が大きな一家族であることを表す「四海一家」の文字が刻まれている©POVA/David Falconer


▲旧正月には中国式獅子舞が闊歩する

北はフランダース通りから南はバーンサイド通りまで、東西で言うとNW 2nd Ave.から4th Ave.までの8ブロックがポートランドのチャイナタウン。確かにこぢんまりしているが、歴史に裏打ちされるかのごとく、一歩足を踏み込めばそこには本格飲茶店あり、中華粥屋あり、漢方店に並んでチャイニーズ・ポップの雑誌が並ぶ本屋さんも。コンパクトなチャイナタウンだからこそ、この際全店制覇してみては? チャイナ・タウンMAP >>
中国国外に類を見ない蘇州式庭園は必見!
クラシカル・チャイニーズ・ガーデン(蘭蘇園)
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▲「ムーンゲート」と呼ばれる門。手前は足の裏のツボを刺激する石畳になっているので、中国人に混じって裸足で歩いてみよう。写真2点とも©Allan Mondell and the Portland Classical Chinese Garden 2002

チャイニーズ・ガーデンと聞くと、赤・緑・金の煌びやかな、いわゆる宮廷庭園をイメージしがちだが、2000年9月にオープンしたこの蘭蘇園は、中国江蘇州にある庭園都市、蘇州の庭園スタイルを踏襲。もともと文化人や官僚のプライベート庭園として設計されたので派手さを抑え、自然を尊重。心穏やかに四季折々の花や樹木を楽しめるよう配慮されている。中でも庭園全体が眺められるティー・ハウスは必訪。チャイニーズ・ニューイヤーには中国式獅子舞など、大人も子供も楽しめる催しが目白押しだから、ぜひチェックしよう。


▲園内の池に浮かぶ鎖月亭は特に人気のパビリオン

■Classical Chinese Garden
NW 3rd Ave. & NW Everett St., Portland, OR
1503-228-8131
開園時間:10:00 a.m.〜 5:00 p.m.(4月1日〜10月31日は9:00 a.m.〜 6:00 p.m.)
休み:なし
入園料:一般$7、学生$6、5歳以下は無料
ウェブサイト:www.portlandchinesegarden.org





これぞ行列のできる店。本格派中華粥・麺店
グッド・テイスト・レストラン
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海鮮料理ならココ!と地元中国人も太鼓判
ゴールデン・ホース・シーフード・レストラン
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▲手前はMasman Curry とTofu Curryのコンボ(サラダ付き$5.49)、奥が「Japanese Yellow Curry(ボウル$3.49)」

入り口に下げられたロースト・ダック、狭い店内で黙々と麺をすする中国人客、そして無愛想なウエイトレスと、その様子はまさに香港の街角店。ランチ時は行列ができ、自慢のロースト・ダックは午後には売り切れ御免。粥類$3.75〜、麺類$4.74〜とお得なプライスも嬉しい。一番人気は「Roasted Duck Wonton Noodle Soup($5.75)」。ピータ
ン入りの粥($3.75)もお勧めだ


▲味・ボリューム共に大満足の「Roasted Duck Wonton Noodle Soup」

■Good Taste Restaurant
18 NW 4th Ave., Portland, OR
1503-223-3838
営業時間:10:00 a.m.〜8:00 p.m. 休み:なし



▲大テーブルを囲む中国人の大家族で常に賑わっている店内
飲茶店の「フォン・チョン・ティー・ハウス」と人気を2分する海鮮料理専門店。本場仕込みのその味は、地元の中国人も大絶賛。イチオシの「Crab with Ginger & Green Onion (時価)」はカニが丸ごとドン! そのほか「Honey Glazed Walnut Shrimp ($10.95)」、「Clam with Black Bean Sauce 」など、どれもかなりのボリュームなので、大勢で出掛けたい。


▲「クラシカル・チャイニーズ・ガーデン」のディレクター、リーさんも絶賛の店

■Golden Horse Seafood Restaurant
238 NW 4th Ave., Portland, OR
1503-228-1688
営業時間:11:00 a.m.〜11:00 p.m.
(金・土曜〜12:00 a.m.) 
休み:なし




ベジタリアンに人気のミートレス中華料理店
ベジタリアン・ハウス
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おもちゃ箱をひっくり返したような雑貨店
グレート・エラ
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▲清潔感溢れる店内。本物顔負けのチキンやビーフ、シュリンプなどのフェイク・ミートも購入できる



肉、魚介類、さらに卵もダメとなると選択肢は極力限定されるが、ここでは大豆ベースのフェイク・ミートを使用し、しかもエッグ・フリー。さらにMSGも無使用だから、健康オタクのベジタリアンも安心。50品以上あるメニューはどれも美味。特に「Veggie Sesame Chicken ($10.75)」と「Five-flavor Veggie Fish($14.75)」が人気で、$5.95で食べ放題のウィーク・デー・ランチ・ブッフェも見逃せない!



▲4th Ave.とBurnside St.にある華門をくぐってすぐ右側


■Vegetarian House
22 NW 4th Ave., Portland, OR
1503-274-0160
営業時間:11:00 a.m.〜9:00 p.m.
※ランチ・ブッフェは月〜金曜の11:00 a.m.〜2:30 p.m.
休み:なし




▲所狭しと並べられた商品の数々

大きなショーウインドーに所狭しと飾られた中国陶器や仏像、怪しげな雑貨の数々が興味をそそる。商品は$1の雑貨から$5,000の高級品までさまざま。$25〜$30でオーダーメイドできる天然石のハンコも人気だ。
創業30年で今は2代目のオーナー、ホンさんが店を切り盛り。おしゃべり好きなので、商品のことはもちろんチャイナタウンの歴史など何でも聞いちゃおう。


▲「大時代」と書かれた赤い看板が目印

■Great Era
239 NW 3rd Ave., Portland, OR
1503- 222-3636
営業時間:11:00 a.m.〜5:00 p.m.
休み:日曜





 


暗黒の時代を垣間見る変わりダネ・ツアー
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▲某雑誌の「西海岸で最も呪われた場所」の第2位にランクされたこともある“由緒正しい”暗黒のトンネル。はしごを使って内部に潜入する

チャイナタウン近辺は1850年代から1941年まで「ノース・エンド」と呼ばれ、迫害された中国人などのアジア人や浮浪者が住むゲットーだったのをご存じだろうか? そしてこの近辺の酒場の地下にはなんと、一大人身売買組織が存在したという。1階の酒場の床に落とし穴を仕掛け、泥酔した客を地下トンネルに押し込めるという仕組み。捕らわれた客は奴隷同様、上海など東洋航路の船員として働かされたのだそう。そんな暗黒の歴史を垣間見るツアーが「上海トンネル・ツアー」。当時そのままに掘り起こされたトンネルに潜入し、落とし穴や脱走防止のために客から取り上げた靴の山などを見ることができる。

■Shanghai Tunnel Tour
出発場所:Hobo's Restaurant /
120 NW 3rd Ave., Portland, OR
ツアー時間:金・土曜の6:30 p.m.〜&8:00 p.m.〜、所要時間90分、要予約。15人以上の予約があればほかの日のアレンジも可能
ツアー料 金:一般$12、12歳以下 $7
問い合わせ:1503-622-4798
ウェブサイト:www.shanghaitunnels.info