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アメリカでの車利用心得
アメリカでのクルマ利用心得
クルマの日常点検 | 定期メンテナンス・スケジュール | 走行時の注意点 | 事故に遭ったらどうする Q&A
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アメリカ車生活

定期メンテナンス・スケジュール
日本と違い、車検制度のないアメリカ。乗りっ放しで事故につながっても、
すべては自己責任。そうならないために、走行距離に応じた定期点検は怠りなく。
普段からケチらずにメカニックによるメンテナンスを定期的に受けることが、
結果的には安くつくものだ。




毎3,000マイル

エンジン・オイル
オイルが漏れたりなくなったりすると、エンジンの金属部分に異常摩擦が起こり、破損する。オイル交換の作業は、フィルターやドレン・ボルトが緩む心配があるので、プロに任せるのが安心。最近の新車や走行距離6万マイル程度までの中古車は1,000マイルで1回、以降7,500マイルおきでOK。メーカーや車種、走行距離、コンディションによってオイルの種類は異なるので、メカニックに聞くか取扱説明書で必ず確認を。

バッテリー液
バッテリーの充電に使われる。バッテリーは希硫酸と鉛の化学反応で電気エネルギーを蓄えるので、この希硫酸の濃度を一定に保つために、定期的にピュア・ウォーター(蒸留水)で薄める必要がある。水道水はカルキが入っているので使えない。これがなくなると充電できず、バッテリーを傷め、エンジンが掛からなくなる。

毎3万マイル

トランスミッション・オイル(ATフルード)
漏れない限りなくならないが、このオイルが劣化すると、スリップしやすくなり、下手をするとトランスミッションが破損する恐れもある。メーカーや車種によって適切なオイルは異なるため、取扱説明書で必ず確認を。間違った種類を使用したために不具合を起こしても保証は利かない。

ブレーキ・オイル
坂などでペダル・ブレーキを多用すると、何かふにゃふにゃに感じる。それは、まさにオイルが劣化している現れ。高熱でオイルが沸騰し、気泡が入ってスポンジ状になるためだ。このオイルがなくなってしまうと、ペダルを踏んでも床まで抜けるほど、スコンスコンになって抵抗がなくなる。

ブレーキ
通常、ブレーキ・パッド及びシューと接触するブレーキ・ローターやブレーキ・ドラムは金属製のため、摩擦で減ったり、熱でゆがんだりする。そのまま放っておくと、最悪の場合、亀裂が生じてブレーキがロックしてスピン、または壁などに突っ込む危険性がある。磨耗したら研磨するか、交換しよう。

パワーステアリング・オイル
パワーステアリングとは、ハンドル操作の力を補助するための装置。オイルは漏れない限りなくならないが、劣化すると、パワーステアリングのうちのポンプとラック&ピニオンのどちらかが壊れる可能性がある。

クーラント
水冷エンジンを冷却するラジエーターと呼ばれる装置には、クーラントと呼ばれる不凍液が入っている。スキー場はもちろんだが、ここノースウエストでは氷点下になる日も少なくないので、冷却水を凍らせないためには不可欠。凍ってしまうとエンジンが壊れる恐れがある。さび止めとしての役割も。別名アンチフリーズとも言う。

エア・クリーナー
エンジンは、空気とガソリンが14:1の割合が燃焼効率が一番良く、コンピューターによって混合比が制御されている。その空気をエンジンに入れる前にフィルタリングするのがエア・クリーナー。これのクリーニングや交換を怠り目詰まりを起こすと、エンジンの不調を招くうえ、粉塵やゴミが入ることによる不要な摩擦でエンジンが壊れる危険性もある。

毎6万マイル

ディファレンシャル・オイル
ディファレンシャルとは、内輪差を解消するためのギア。オイルは漏れない限りなくならないが、熱により劣化する。タイヤの回転を支えるディファレンシャルには常に負荷が掛かっており、古いオイルのまま走行すると壊れる危険性が高い。

毎6万〜12万マイル

タイミング・ベルト
OHCエンジンは上部(カム・シャフト)、下部(クランンク・シャフト)に分かれていて、下部が2回転するのに対し、上部は1回転する。この動きの差を同期させる役割を担うのが、タイミング・ベルト。主にゴム製なので、劣化する消耗品だ。切れたり欠けたりすると、エンジンが掛からなくなるだけでなく、壊れてしまう可能性も。

その他

■上記以外のエンジン系 
■アクセル系
■タイヤや各種ホース、ワイパー・ブレードなどのゴム製品
■タイヤのホイール(アライメント)
■灯火装置やスパーク・プラグ(エンジンを回す発火装置)など電装系
■サスペンション(足周り)
■排気管
など

林竜介 教えてくれたのは
リンズワークス 林 竜介さん
87年に東京で中古車輸入販売修理会社、リンズワークスを設立。00年にシアトルに移住してからは修理や整備点検が業務の中心で、顧客のほぼ全員が日本人。出張サービスや無料の故障・修理相談のほか、車輌の委託販売、買い取り、一時預かりなどもしている。
■LINZworks
306 S. Michigan St., Seattle, WA(工場・ガレージ)
TEL:206-999-4752 営業時間:10:00 a.m. 〜(予約制)
休み:日曜 ウェブサイト:www.linzworks.com
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