作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
最終回 さわやかヨーグルト・ケーキ
 
レンコン  

ひとり暮らしが長かった私は、嫁ぐ前に実家で暮らした半年間しか、母からちゃんと料理を習う機会がありませんでした。とても遅い、そして短い花嫁修行でしたが、母と一緒にキッチンに立ったあの時間は、本当に思い出深いものとなりました。その時作成したレシピノートのいちばん最初に書き記したのが、母がかれこれ25年以上作り続けているこのデザートです。母は“ケーキ”と呼んでいますが、正確には“ゼリー”です(笑)。でも確かに普通のゼリーにはない、チーズ・ケーキのようなもちっとした食感とコクがあり、夫にも好評です。大きなケーキ型などで作り、旬のフルーツを添えれば華やかさも演出でき、パーティーにもぴったりですよ。新しい料理やお菓子作りにも挑戦していきたいですが、昔からなれ親しんだ母の味はほっとすると共に自分の原点を感じさせてくれるものです。そんな風に私達夫婦の「うちの味」も熟成させていけたらなと思っています。2年間、ご愛読ありがとうございました。

 

 
 
材料   作り方
 
24センチのケーキ型(6〜8人分)  

プレーン・ヨーグルト(注意:アメリカのヨーグルトは甘いものが多いので、必ず砂糖の入っていないプレーン・タイプを使用してください)

400ミリリットル
生クリーム 400ミリリットル
レモン汁 大さじ2
牛乳 800ミリリットル
砂糖 160グラム

ゼラチン

大さじ2
大さじ5
 

@ゼラチンに水を入れてふやかしておく。

A鍋に牛乳、砂糖を入れて中火で温め、かき混ぜながら砂糖を溶かす。

B@のゼラチンを電子レンジで10〜15秒ほどチンして、Aの鍋に加えよく混ぜる。

Cゼラチンが完全に溶けたら火を止め、生クリーム、ヨーグルト、レモン汁を加えさらに混ぜる。

Dケーキ型に静かに流し入れ、冷蔵庫で最低6時間は冷やして固める。※余った液は小さいカップなどに入れて別に楽しんでください。

E熱い湯を張った耐熱ボウルの中に、冷えて固まったDを5秒ほど浸ける。側面が溶けてきたら左右にゆっくりとゆすり、型から取り出しやすくする。大きめの皿を型の上に乗せ、手で押さえながらひっくり返す。

F好みでフルーツやジャム(分量外)などをトッピングしてでき上がり。

 

chochoのお気に入り紙カップ

結婚後、料理に一気に目覚めた私ですが、今では使う食材にも気を遣うようになり、新鮮でオーガニックなものを食べるよう心掛けています。3月末〜12月末の毎週土曜に開催されるPSUファーマーズ・マーケット(www.portlandfarmersmarket.org/markets/psu/)は、大好きな買い物スポット。6〜8月に掛けては甘くおいしいベリー類が店先を華やかに彩ります。おいしく新鮮な食材をふんだんに使って料理できるって、とても幸せなことです。



ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。

 

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