上質にこだわり続ける「カフェ・アパッショナート」

15年前にシアトルで第1号店を開店して以来、国内外で飛躍的な発展を遂げているコーヒー・ショップ「カフェ・アパッショナート」。日本でも千葉や大阪などを中心に、現在までに10店舗近いカフェをオープンさせている。
人気の秘密はコーヒー豆に。3,000メートル以上の場所でしか実を付けない、トップ・グレードのアラビカ豆のみを使用。100パーセント純粋でオーガニックな豆だからこそ、ほかとは比べようのない格別な味わいになる。
エリオット・ベイ沿いにあるフェリー・ターミナル店は、1年ほど前にカート販売からスタートし、現在はショップ形式に。ロースティング・プラントをイメージしたという内装は、アーチを描いた天井と木製のはりがおしゃれ。壁にはデザインとして、コーヒー豆の袋が埋め込まれている。10年後も今と変わらない状態でゲストを迎えられるようにしたかったと語るオーナーのフィルさんの希望もあり、シックで趣が感じられる内装だ。

ドリップ・コーヒーやラテなどの定番に加え、ぜひ試して欲しいドリンクがアイス・キャップ（＄2.85～）。モカ、キャラメル、トフィー、コーヒーのフレーバーから選べるこの商品は、好みのシロップと氷を混ぜてミキサーで細かく砕き、その上にホイップ・クリームをトッピングしたもの。スムーズな喉ごしが、おいしさをより引き立てる1品だ。
自慢のコーヒー・ドリンク以外に、12～15種類のペーストリーやアイスクリーム、そして朝食時にはサンドイッチも用意。オーガニックの原料を使用したペーストリーは、フィルさんが厳選。シアトルにある数カ所のベーカリーから、毎日できたてが届けられる。オススメは、大きくて食べ応えのあるチョコチップとオートミールのクッキー（各＄2）。しっとりした食感が癖になりそう。
暑いシアトルの夏にピッタリなのがアイスクリーム。クリームから手作りされたアイスクリームは、ちょうど良い甘さが特徴。注目の味はエスプレッソ・チップ（＄2.95）。店で使用するコーヒー豆を100パーセント使用したほろ苦いコーヒー味と、大きく刻まれたチョコ・チップが、口の中でとろけて絶妙なコンビネーション！

店内では、マグカップやショット・グラスなどの小物も販売されている。その中で一際目立っているのが、「Just Give Me My Coffee And No One Gets Hurt」などの文字が入ったユニークなＴシャツ。大学に通うフィルさんの娘がデザインを担当したものだ（＄13.95）。遊び心を常に忘れず持ち続ける、フィルさん自身のビジネスに対する姿勢も伺える商品だ。