ムードあふれるモダンな空間で匠の技が生きた本格寿司を味わう

04/20/2017
スポットライト

2011年09月掲載

▲イクラやカニ、ヒラメなどが豪華なにぎりミックスは8貫で＄16。好みに応じてネタの変更も可能なので、事前に相談を

▲孝文さん（写真・右）のほか、家族や親戚も寿司職人というハワイ出身日系3世のデビッドさん（同左）も寿司カウンターに立つ

日本食激戦区、ウォーリンフォードで8月15日にグランド・オープニングを迎えたのが、日本人の職人による寿司が堪能できる店、Shima（島）。同じ建物内でハワイ料理を提供するハワイアン・ブリーズとは姉妹店で、店名はハワイ諸島、日本列島をイメージして付けたのだそう。
寿司をにぎってくれるのは、神戸の割烹＆寿司店を皮切りに日本で13年修業した後、カリフォルニアなどアメリカで長く経験を積み、半年前にシアトルへやって来た孝文さん。「食材や環境は日本と違っても、自分が日本でやってきたことを仕事でしっかり表現したい」と、あくまで伝統の味にこだわる。小さめのシャリの上に大きめのネタがしっかりと被さり、見た目の美しさ、口に入れた瞬間の味わい、共に申し分なし。気になる価格も、寿司ディナーが味噌汁付きで＄16～、
おまかせが＄25～、刺身は単品で＄8.50～と比較的リーズナブル。
早くも口コミやオンラインで評判となっており、リピーターがいるくらいなのだとか。妻の裕美さんも接客に当たる一方で、野菜の甘酢漬けなどを手作りし、お通しとしてサービスしている。小皿料理や定食、ドリンク類がたくさんあり、夜遅くまでくつろげそう。日本から取り寄せた食器類、地元ガラス・アーティストがデザインしたカウンター回り、色が変化するLED照明など、小物やインテリアにも心を配る同店は、大画面フラットTVを備え、スポーツ観戦もOK。温かなもてなしと共に、秋の夜長をのんびりと過ごしてみては。


▲舟盛りにされた、おまかせの刺身の例。口の中でとろける甘エビやウニなど内容はもちろん、飾り包丁などの入ったつまがさらに豪華さを演出する	▲同店オリジナルの「東京ロール」（＄11）。中にはスノークラブとスパイシーツナ、揚げたソフトシェルクラブが巻かれ、上にはマグロのたたきとアボカド、マサゴが